映画評544 ~ とある飛行士への追憶

今回は「とある飛飛行士への追憶」

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迫力ある空戦と身分違いの恋によるエピソードが口コミで話題を呼び、ラジオドラマ化や漫画化もされた犬村小六の長編小説をアニメ映画化。アニメーション制作を、日本が世界に誇るマッドハウスが担当。


<ストーリー>
中央海という海を挟み、神聖レヴァーム皇国と帝政天ツ上の両国は、常に激しい戦闘を展開していた。そんな中、レヴァーム皇国の飛空士シャルルは、次期皇妃ファナを水上偵察機に乗せ、婚約者のカルロ皇子のもとへ送り届けるという極秘にして重大な任務を任される


いい話だ。

なかなか良かった・・・と思う。
ネットでの評判は、あまり良くないようだったけど・・・

ストーリーにメリハリがあまりない、というのか、単調な展開というのはあるかも知れない。
確かに、身分の低い傭兵と一国の王女(次期皇妃)との物語はベタではある。
たいしたヒネリはないし、途中も派手な戦闘がほとんどない。

でも、それでも「王道」通りというのか、特に間違えてはいないと思う。

時代設定は不明で、架空の世界での出来事である。

「アマツカミ」と言っていたので、何だか日本風だなと思っていたら、後で見たら、実際に「天ツ上」だったので驚いた。

その天ツ上とレヴァームとの力関係がよくわからない。
最初、レヴァームが天ツ上を圧倒しているかのような描写があったけど、ファナの自宅が簡単に襲われるくらいだから、かなり拮抗していると考えた方が無難。

だとすると、わざわざファナをカルロの元へ護送する理由がよくわからない。
ファナが狙われているとは言え、そんな危険を冒すくらいなら、守りを固めた方がいいだろうに。
それとも、カルロ側の軍隊が強力なのであれば、援軍くらい寄越せよ、とも思う。

あと、シャルルが単独でファナを護送するという任務は、当然極秘なはずなのに、彼の仲間どころか、他の人間までも全員が知っている様子だった。
しかも、仲間たちと盛大に壮行会みたいなことまでやっていたし。
もし内通者がいたら、どうするつもりなんだろうか。
あまりにも無防備すぎる。

実際、情報は漏れていて、それは味方の不用意な電信からだった、ということにはなっているが、いずれにしても呑気すぎる。

無事ファナを送り届けるまでは、何度か敵方の攻撃を受けたくらいで、クライマックスであるはずの「シンデン」との一騎打ちも、意外とあっさりと終わってしまう。

このあたりを、ファン(通?)の人たちは気に入らないのかも知れない。

しかし、「王道」である。
最後の、ファナとシャルルの別れは感動できる。

いくらベタでも、あの展開がいくら予想できても、いいと思ったものはいい。

ということで、少し不満はあるものの、全体的には面白く見ることができたので、評価は「B」にします。

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