映画評551 ~ フェア・ゲーム

今回は「フェア・ゲーム」

映画111106

イラクに大量破壊兵器が存在しないことを公表したために、アメリカ政府の厳しい報復に遭った元CIAの女性エージェントの実話「プレイム事件」を映画化したクライム・サスペンス。真の正義を貫いた夫婦のきずなと衝撃の真実がリアルに描かれる。

主演は、ナオミ・ワッツ
共演は、ショーン・ペン、サム・シェパード、デヴィッド・アンドリュース、ブルック・スミス
その他、ノア・エメリッヒ、ブルース・マッギル、マイケル・ケリー、アダム・ルフェーブルなど


<ストーリー>
CIAのヴァレリー・プレイム(ナオミ・ワッツ)と元ニジェール大使で夫のジョー・ウィルソン(ショーン・ペン)は、イラクに核開発計画がないことを政府に報告する。しかし2003年、ブッシュ政権がイラクに宣戦布告。ジョーがニューヨークタイムズ紙にイラクにおける調査報告を寄稿したことから、報復としてヴァレリーが諜報員であることがアメリカ中に公表されてしまう。


これは結構重かった。
でも、なかなか良かった。

実話なんだそうな。
最後、エンドロールとともに、実際に委員会で証言するヴァレリー・プレイムの姿が映し出され、ウィルソン一家のその後について説明があった。

正しいことを言っているとはいえ、国の決断に反することは是か非か、という問題の投げかけみたいなものとなっている。

もちろん、すでに知られているように、アメリカが「イラクには大量破壊兵器がある」という理由で戦争を仕掛けたことは間違いだった。
しかも、CIAに限らず、政府の一部はこのことを知っていたにもかかわらず、平和を口実に、自分たちの利益のため(?)に一国をボコボコにする。

そんなことは、本来許されることではない。
しかし、ここで真実を表に出すことは、アメリカの立場を危うくする。
となれば、総力を挙げてこれを潰そうとするのも、よくわかる。

これに反旗を翻したのが、元大使のジョー。
つまり、この映画では、真の勇者は主人公ヴァレリーではなく、その夫である元大使のジョーだと思う。
もちろん、主人公のように、自分の立場をわきまえて沈黙を守り、同時に家族をも守ろうとする態度もすばらしい。
しかし、夫・ジョーの告発がなければ、この問題は表には出てこなかったはず。

そういう二人を演じたナオミ・ワッツとショーン・ペンは、それぞれに存在感があった。

ナオミ・ワッツの方は、実物よりも綺麗(?)だったので、余計に印象に残ったのだけど、しいて言えば、追いつめられた時の態度は、ちょっと女性らしさが表に出すぎたような気がする。

一方のショーン・ペンは、地味な感じながら、いい演技をしていたと思う。

実話なのでストーリーや展開に文句をつけるところはない。

ということで、とてもよくできていたと思うので、評価は「A」にします。
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