映画評552 ~ インモータルズ

今回は「インモータルズ」

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ギリシア神話の世界を舞台に、世界支配をたくらむ暴虐な男の蛮行を阻止すべく立ち上がった勇者の活躍を描くアクション・アドベンチャー。『ザ・セル』『落下の王国』のターセム・シンが監督を務め、光の神であるオリンポスの神々と闇の神タイタン族の戦いが壮大なスケールで展開する

主演は、ヘンリー・カヴィル
共演は、ミッキー・ローク、ジョン・ハート、スティーヴン・ドーフ、フリーダ・ピント
その他、イザベル・ルーカス、ケラン・ラッツ、ダニエル・シャーマン、ジョセフ・モーガン、ルーク・エヴァンスなど


<ストーリー>
神話の時代のギリシア、全能神ゼウス(ルーク・エヴァンス)は人類の平和と繁栄を願い地上の営みを見守ってきた。そんな彼の前に、ギリシアを滅ぼし世界支配をたくらむ邪悪な王ハイペリオン(ミッキー・ローク)が現れる。彼のたくらみを阻止するためゼウスに選ばれた人間の勇者テセウス(ヘンリー・カヴィル)が立ち上がり、やがて世界を揺るがす戦いへと発展していく。


ギリシア神話を舞台にしている割には、原型をほとんど留めていない、という以前に、はっきり言うとムチャクチャにした内容だ。
まるで、現在瀕死状態のギリシアを揶揄しているような作品だった。

タイトルの「インモータル」は、「不滅のもの」という意味だけど、実は神様たちも結構死ぬ。
というか、殺される。
まさか、アテナやポセイドンまで殺されるとは思わなかった。

冒頭で、「神は本来不滅だけど、実は殺し合いができることがわかった」みたいな変な解説が流れるのだが、この段階ですでに「???」となってしまう。

主人公であるテセウスや、映画の中では完全な悪役であるハイペリオンなども、本来のギリシア神話とは違う役割を演じているのだそうな。

だから、ギリシア神話を舞台にしている、という前提で見ると、随分違和感があるけれど、「そんなのはまったく関係ない」という前提なら・・・

・・・やっぱり変な感じ?

善と悪の戦い、という意味では、適度にハラハラ・ドキドキもするし、なかなかの展開だとは思うのだけど、如何せん、そこに神様なんかを登場させるから、何だか変てこりんな感じになってしまう。
だって、「全能の神」のはずなのに、ゼウスはとても人間的だし、そもそも「全能」ではない。

まあ、全体的には2007年公開の「300(スリー・ハンドレッド)」みたいな感じだ。
特に、ギリシア軍とハイペリオン軍との戦いは、まさにそれ。
聞けば、スタッフは「300」と同じだそうな。

しかし、画面のエグさはこちらの方が上だけど、迫力の点ではちょっと劣る。

そして、クライマックス。

ハイペリオンとの戦いに勝ったテセウスも、最後は天に召される。
つまり、神様になったわけだ。
ところが、最後の場面で、テセウスの子どもが父親の像に触れた時に、天でテセウスたち神様連中が、お互いに殺し合いをしているシーンを感じ取る。

結局、人間だけでなく、神様たちまでもが、あちこちで殺し合いをしている、ということになるわけだ。
何なんだろう、この設定は。

だから、見終わった後は、何だか腑に落ちないという印象しか残らない。
アテナやポセイドンまでもが死んでしまったものだから、続編なんかできっこないだろうし、この映画でいったい何を描きたかったのか、よくわからない。

ということで、評価は「C」にします。

ネットでの評判があまり良くなかったので、気にはなっていたのだけど、「なるほどね!」という感じだ。


出演者で言えば、悪役のミッキー・ロークに存在感があったくらいで、後は普通。
主人公のヘンリー・カヴィルも、今ひとつか。
アテナ役の女性がちょっと綺麗だったけど、無残にも殺されちゃったし・・・

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