映画評556 ~ サラの鍵

今年最初の映画は「サラの鍵」

映画120102

ナチス占領下のパリで行われたユダヤ人迫害、ヴェルディヴ事件を題材に、過去と現代を交錯させながらユダヤ人一家に起こった悲劇を描く感動的な社会派ドラマ。世界中で300万部を売り上げたタチアナ・ド・ロネの原作を基に、『マルセイユ・ヴァイス』のジル・パケ=ブランネール監督が映画化したもの

主演は、クリスティン・スコット・トーマス
共演は、メリュジーヌ・マヤンス、ニエル・アレストリュブ、エイダン・クイン
その他、フレデリック・ピエロ、ミシェル・デュショーソワ、ドミニク・フロ、ナターシャ・マスケヴィッチ

<ストーリー>
1942年、ナチス占領下のパリ。ユダヤ人一斉検挙によってヴェルディヴに連れてこられた人々の中に、少女サラはいた。それから60年後。パリに暮らすアメリカ人ジャーナリストのジュリア(クリスティン・スコット・トーマス)は、アウシュヴィッツに送られた家族を取材するうちに、かつて自分のアパートで起こった悲劇を知ることとなる。


実在の事件を基にしたドキュメンタリー風映画だけど、今年第一弾にしては、ちょっと重すぎたか。

フランスによるユダヤ人迫害の際に、一度は捕まりながらも、何とか脱出し、その後数奇な運命をたどった少女サラの行方を追う形で話は進む。
主人公であるジャーナリストのジュリアが、サラの秘密を知ってから、その足跡を追ううちに、サラの家族にたどり着く過程を、過去と現在の映像を織りまぜながら描いている。

途中、「この女(主人公)は、いったい何がしたいの?」と思わせるような行動をするのだけど、それも最後にはうまくまとめていたと思う。

実話に基づいているらしいので、内容・展開については、特に文句をつける、というか違和感はなかった。

ただ、いくらドイツに負けたからと言って、当時(第二次世界大戦中)のペタン率いるヴィシー政権が、そこまでしてユダヤ人を迫害した理由は、残念ながら理解できない。
ただただ「ヒドい!」と言うしかない。

ナポレオンとか一時的にヒーローが現れるものの、昔から戦争に弱い、と言うか、すぐ降参しては、また戦争を始めるというイメージのあるフランス。
特に第二次大戦では、ドイツにすぐ降参した後は、傀儡政権になって、ドイツの支配下でこんな迫害を行っていたものの、連合軍に助けてもらって、最終的には戦勝国ヅラしているのは気に入らないが、ドイツみたいに「すべてはナチスのせい」と言って責任転嫁したのとは違って、いちおう「あの時はゴメンなさい」と言ったところは、ある意味「したたかさ」を感じる。

そんなことを少し感じながら見ていたのだが、映画としてはなかなかだったと思う。

新年第一弾ということもあり、評価としては、ちょっと甘めに「A」にします。


役者さんは、誰も知らなかったのだが、それぞれいい演技をしていたと思う。

特に主人公の女性が、あまり綺麗ではなかった(?)のが、逆に映画に入り込めることになったのかも?

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