映画評596 ~ 踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望

今回は「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」

映画120929


テレビドラマ、映画共に絶大な人気を誇り、映画版では数々の記録を打ち立てた『踊る大捜査線』シリーズの劇場版第4弾にして最終作。警察が押収した拳銃が絡む殺人事件を皮切りに、第2の殺人、そしてユースケ・サンタマリア演じる真下湾岸署署長の子どもの誘拐事件が発生し、織田裕二ふんする青島ら湾岸署のメンバーが捜査に奔走する。織田、深津絵里などのレギュラー陣、前作から加わった小栗旬のほか、犯人役でSMAPの香取慎吾が出演。青島たちにいかなる試練が待ち受けるのか、15年の歴史に幕を下ろすにふさわしい派手な展開に期待

主演は、織田裕二
共演は、柳葉敏郎、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、伊藤淳史、内田有紀
その他、小泉孝太郎、北村総一郎、小野武彦、斉藤暁、大杉漣、水野美紀、真矢みき、小栗旬など


<ストーリー>
国際環境エネルギーサミット会場で誘拐事件が起こり、その後被害者が殺された状態で発見される。殺害に使われたのは、警察が押収した拳銃だった。捜査を担当することになった湾岸署だったが、青島(織田裕二)ら捜査員には情報がまったく開示されない方針が決定。そんな中、第2の殺人が起き、続く第3の事件では真下(ユースケ・サンタマリア)の息子が誘拐されてしまう。


ご存知「踊る大捜査線」映画版シリーズの最終作である。

実は、もっと早くに見る予定だったのだが、たまたま一日2本見ようと思っていて、チケットまで取っていたにもかかわらず、その直前に見た映画が「最強のふたり」だったことから・・・

「この後『踊る・・・』を見て大丈夫だろうか」という気持ちになり、とてもそんな気になれなかったので、急きょキャンセルをして、ここまで延び延びになってしまったわけだ。


さて、作品の方は、最終作ということで、これまでの作品に出ていた真矢みきなどのほか、なぜか消えていた水野美紀まで出てくる。

総出演とまではいかないけど、最後を飾るに相応しい作品・・・

・・・になるはずだった!?


それが序盤から木端微塵となる。

まず、画面に出てくる字幕のせいで興ざめ。

セリフだけならいいのだけど、「拍手の音」とか「○○のため息」とかいちいち表示されると、はっきり言って、気が散ってしょうがない。

別に聴覚障害者は映画を見なくてもいい、と言っているのではない。
それ用とそうでない版と分ければいいだけ。

さらに、前半のやり取りはヒドかった。

あちこちに小ネタを散りばめているのだけど、ほとんど笑えない上に、これから何が起こるのか、というドキドキ感さえない。

何だよ、水・お茶とビールを間違えて手配するって。

いくらシナ人でも、その区別くらいわかるだろう。
あそこまで日本語がうまいのだから。

こういう「ほら、笑えるシーンだよ。どうだい面白いだろう」的な仕込みって、失笑どころか、ただ唖然とするだけ。

この時点で「今回はDか?」と思ったほど。


しかし、その後青島とすみれのやり取りとか、最後犯人に迫るまでの展開あたりでやや盛り返し、「もしかして、ラストは感動するかも?」とまで挽回していた。

にもかかわらず、終盤で原作レ○プが得意の香取慎吾がセリフを言ったところで「うわっ、下手くそ!」と思い、その直後の大逆転シーンには「はあ?」

いや、バスで来るのはいいんだけど、運転手とか他の乗客とかどうしたの?

それに、「場所を教えたから」って、バナナってだけで、よくわかったよなあ。

「所轄だから、何でも知っている」みたいなことを言っていた割には、真下所長の子供を誘拐した犯人の取るだろう逃走経路を予測する時に、道路事情なんかあまり知らなかったし。
「この道路では、銀座方面には行けません!」とか、そんなの現在地を聞いただけですぐにわかれよ。

と思っていたのに、何で「バナナが関係する倉庫」だけで、すぐにわかったの?


このあたりのいいかげんな展開は、過去3回にも当てはまるものだし、今回特にヒドかったわけではない。
むしろ、前作の方がヒドかった。

だけど、せっかく盛り上がったところなのに、どうしてあんなクライマックスにしたのだろう。

何だかとても残念な気がする。


せっかく、ストーリーの面白さと合わせて、警察庁・警視庁内部の真実(?)みたいなものを白日のもとに晒したところが新鮮な感じがしたので、劇場版の第一作を見て「これは面白い」とテレビ版を全作見直したくらいだったのに。

「これで終わるなよ」という気さえしたほどだ。


ということで、ちょっと迷ったけど、「何だかなあ」感が全開だったので、評価は「C」にします。


登場人物で言えば・・・

香取と伊藤淳史はもういいとしても、皆見慣れているせいか、特に目立って下手な役者はいなかったような気が・・・

中でも、小泉孝太郎に貫禄が出てきていて、セリフ回しもなんだか上手くなった感じ。

あと、柳葉敏郎の官僚よりは、小栗旬の方がそれらしさが漂っている。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

アクセス数
プロフィール

はぶて虫

Author:はぶて虫
はぶて日記(映画版)へようこそ!

検索フォーム
最新記事
最新コメント
リンク
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
903位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
401位
アクセスランキングを見る>>
月別アーカイブ
最新トラックバック
カテゴリ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR