映画評603 ~ アルゴ

今回は「アルゴ」

映画121103

『ザ・タウン』などのベン・アフレックが、監督、製作、主演を努めたサスペンス。1979年のテヘランで起きたアメリカ大使館人質事件と、その裏で敢行されたCIAによる救出作戦の行方を追い掛ける。監督として『ザ・タウン』で見せた緩急自在な演出をベンが本作でも繰り出し、謎に包まれていた救出作戦の全ぼうを活写。その一方で、貫録たっぷりに指揮を執るCIAエージェントを熱演する


主演は、ベン・アフレック
共演は、ブライアン・クランストン、アラン・アーキン、ジョン・グッドマン、ヴィクター・ガーバー、テイト・ドノヴァン
その他、クレア・デュヴァル、スクート・マクネイリー、クリストファー・デナム、カイル・チャンドラー、タイタス・ウェリヴァー、シェイル・ヴァンドなど

<ストーリー>
1979年11月4日、テヘラン。イラン革命が激しさを募らせ、その果てにアメリカ大使館を過激派グループが占拠し、52人もの人質を取るという事件が起きる。パニックの中、アメリカ人6名が大使館から逃げ出してカナダ大使の自宅に潜伏。救出作戦のエキスパートとして名をはせるCIAエージェントのトニー・メンデス(ベン・アフレック)は、6名が過激派たちに発見され、殺害されるのも時間の問題だと判断。彼らを混乱するテヘランから救出する作戦を立案する。しかし、それは前代未聞で大胆不敵、そして無数の危険が伴うものだった・・・


実話にもとづいた話なんだそうな。

もちろん、最後の緊迫したシーンとか、細かい部分で脚色したところはあるようだけど、基本的にはほぼ事実らしい。

http://ameblo.jp/cinemanavi21/entry-11391247515.html

それを踏まえると、映画の面白さよりも、そんな計画を実行したアメリカに対するビックリの方が大きい。


映画の方は、全体としてはまずまず面白かった。

ただ、ハラハラ・ドキドキ感はちょっと薄かった気がする。

ベン・アフレック演じる主人公が、あまりにも落ち着きすぎているのは、実際にそれくらいでないと、人質たちもついて来ないだろうから、まだ仕方がないけど、肝心の人質たちに焦燥感があまり感じられなかったのが、気になった。

何十日も隠匿生活をしているのだから、かなりヤツれただろうに、まったくと言っていいほどそういう感じには見えなかった。

いちおう反発したり、泣きだしそうになったりはしているのだけど、実際の状況を考えたら、いつ見つかって殺されるかも知れないのだから、相当大変だったはず。

そのあたりがあまり感じられなかったのは、ちょっとマイナスだと思う。


とは言え、随所にいい場面はあった。

人質の命よりも国益の方が大事ということで、計画が突如中止になってしまったので、主人公にその旨を伝えたものの、意を決した主人公から計画を強行するという電話を受けた途端、そのフォローに走り回った彼の上司。

これは、なかなかカッコいい場面だったと思う。

そして最後。

人質たちを乗せた飛行機がイラン領内を出た瞬間、人質たちはお互いに抱き合い、無事を喜び合った。

その時思ったのは、「おいおい、誰か主人公のところへ行けよ!」ということだった。

そうしたら、6人の中で一番主人公に反発し、最後まで決断できなかった男が、静かに主人公のところへ行って黙って手を出した。
その手を主人公ががっちり握って握手。

ここもいい場面だった。


ということで、少し不満もあるけれど、当然ハッピーエンドだから、いい感じで終わるわけだし、終わった後はすっきりしたので、評価は「B」にします。


あと・・・

この映画では、アメリカが正しいとか、イランがヒドいとかいう一方的な価値観を押し付けていないところも良かった感じ。

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

アクセス数
プロフィール

はぶて虫

Author:はぶて虫
はぶて日記(映画版)へようこそ!

検索フォーム
最新記事
最新コメント
リンク
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
533位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
245位
アクセスランキングを見る>>
月別アーカイブ
最新トラックバック
カテゴリ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR