映画評615 ~ ストロベリーナイト

今回は「ストロベリーナイト」

映画130127

竹内結子がノンキャリアから警視庁捜査一課の刑事にのし上がったヒロインを熱演したテレビドラマ「ストロベリーナイト」の映画版。誉田哲也原作の人気ミステリー小説「インビジブルレイン」を基に、ある連続殺人事件に絡んだ思いがけない出来事のてん末を描き出す。主人公の腕利き女性刑事と道ならぬ恋に落ちる暴力団幹部を大沢たかおが好演。彼らの禁断の恋の行方はもとより、複雑に交錯してもつれ合う事件の真相に衝撃が走る。

主演は、竹内結子
共演は、西島秀俊、大沢たかお、小出恵介、宇梶剛士、丸山隆平、渡辺いっけい、遠藤憲一
その他、高嶋政宏、生瀬勝久、今井雅之、柴俊夫、鶴見辰吾、石橋蓮司、田中哲司、三浦友和、武田鉄矢、津川雅彦など

とにかく豪華だ。

<ストーリー>
警視庁捜査一課の刑事として活躍する玲子(竹内結子)が率いる姫川班は、管轄内で起きた4人の殺人事件を担当することになる。警察が合同特別捜査本部を設けて捜査に臨む中、犯人を名指しした匿名情報が寄せられるが、上層部からはすべてを黙殺しろとの命令が下る。玲子は単独で捜査を続け、その過程でマキタ(大沢たかお)と出会う。


ドラマの方は見たことがない。

ただ、この手の映画は好きなので、見ることにした。

そして、竹内結子は相変わらず綺麗で存在感があった。

以前は好きな女優のトップだったのだが、少し前に「病気で死ぬ役」を演じた時(http://habute.blog74.fc2.com/blog-entry-507.html)に、意外な下手さにがっかりして、ちょっとランクが下がってしまった。
でも、好きな女優さんであることには違いない。

しかし、やはり彼女は刑事向きではないと思う。

しかも、彼女の忌まわしい過去、というのが、残念ながら彼女からはあまり感じられない。
つまり、正義感に溢れる刑事までならいいのだけど、恨みとか執念とか、そういう強い信念・気持ちを表に出せる女優さんではないと思うからだ。


さて、ストーリーである。

話の筋としてはまあまあだと思う。

しかし、暴力団同士の抗争か、と思われていた事件が、実はその根は別のところにあった、という設定はいいのだけど、展開がやや安易だ。

なぜ姫川班の刑事たちが、「これは単なる暴力団同士の抗争による連続殺人事件ではない」と思ったのか。
そのあたりの根拠が薄弱な感じで、「ただ、何となく」というようにしか見えない。

それに、竹内結子演じる姫川刑事が、一人で事務所にいる時に、偶然にも「犯人は柳井健斗だ」という匿名の密告電話を受けるのは、あまりにもご都合主義すぎる。

だいたい、あの電話はいったい誰が掛けたんだ?
思い当たる人物が浮かんでこないのだけど・・・

でもまあ、そうでもしないと物語が進まないので、それは我慢するとし、そこから派生して、姫川が単独行動を取るのまではいいのだけど、その過程で暴力団の幹部と接触するのはダメだろう。

しかも、姫川は相手が誰だか知らない、というのはどうなんだろう。

一課と丸暴が反発し合っていて、お互いの情報を出さない、というのは、割と現実にもあるのかも知れないが、いくらそうであっても、暴力団同士の争いだと思われている、その当事者である暴力団の一つの、しかも幹部の顔も名前も知らない、とは刑事として失格だと思う。

しかも、捜査会議の席上(?)で、その名前まで出ているというのに。

いくら大沢たかお演じる暴力団幹部・牧田とのやり取りが、物語の展開上重要である、と言っても、ラブシーンとかは不要だろう。
というか、すでに一部の人間には二人の密会がバレているのだから、こんなの一発アウトじゃないの?

さらに、上司の命令に背いたということで、捜査から外されたはずなのに、どうしてその後も活動を続けているの?

もう警察の規則とかルールとかモラルなんて、まったく無視しているとしか言いようがない。

あと、暴力団同士の抗争か?と思われている割には、その暴力団員たちが、ほとんど出てこない。
つまり、ほとんど活動(相手を探して報復するとか)していないわけで、こんなのは丸暴でなくたって、ちょっと調べればわかるだろう。

しかも、最終的に犯人は・・・

「2時間ドラマの犯人」などで、最後の最後で、それまでほとんど出ていなかったヤツが「実は昔、これこれで・・・」みたいな強引な理屈で殺人を行った犯人だった、という感じで終わるのがあるけど、あんな感じ。

あいつが犯人だとしたら、いったい丸暴は何をしていたの?ということにならないか。

暴力団の次期組長と見られていた人物があっさりと殺された場面も、夜中とは言え、街中で拳銃をぶっ放しておいて、誰にも見られていない、というのもどうなんだろう。
だいたい、手下の者もつけずに夜中に一人でふらふらと歩いているものなのか。


などなど、事件解決の進行には違和感がバリバリだったので、最後の三浦友和のカッコいい姿も、事件後の部下との別れも、感動が半減してしまった感じ。

あれだけ役者さんを揃えておいて、このシナリオはちょっと残念でした。


とは言え、竹内結子を久々に見て少し満足したので、評価はかなり甘めに「B」とします。
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