映画評623 ~ ジャンゴ 繋がれざる者

今回は「ジャンゴ 繋がれざる者」

映画130303

『イングロリアス・バスターズ』などの異才クエンティン・タランティーノ監督が、前作からおよそ3年ぶりに放つ骨太のアクション大作。19世紀中期のアメリカ南部を舞台に、かつて奴隷だった男の妻奪回のし烈な闘いを描き出す。レオナルド・ディカプリオが本作で初めてとなる悪役に挑むほか、ジェイミー・フォックスやクリストフ・ヴァルツら個性と実力を兼ね備えた俳優たちが豪華共演。緊迫感あふれる人間模様と、驚きのストーリー展開に言葉をなくす

主演は、ジェイミー・フォックス
共演は、クリストフ・ヴァルツ、レオナルド・ディカプリオ、ケリー・ワシントン、サミュエル・L・ジャクソン、ドン・ジョンソン
その他、ジョナ・ヒル、ウォルトン・ゴギンズ、デニス・クリストファー、ローラ・カユーテ、M.C.ゲイニー、クーパー・ハッカビー、ジェームズ・レマー、マイケル・パークス、フランコ・ネロなど


<ストーリー>
1858年、アメリカ南部。奴隷ジャンゴ(ジェイミー・フォックス)は、賞金稼ぎのキング・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)の手によって自由の身となる。やがて2人は協力し、次々とお尋ね者たちを取り押さえることに成功する。その後、奴隷市場で離れ離れとなってしまった妻を捜す目的のあったジャンゴは、農園の領主カルヴィン・キャンディ(レオナルド・ディカプリオ)のところに妻がいることを突き止める。


これは面白かった。

3時間弱という長丁場ではあったけど、最後まで飽きることがなかった。

まず出演者がいい。

主演はジェイミー・フォックスだけど、存在感ならクリストフ・ヴァルツが一番。

たぶん、悪役をやらせたら今もっとも存在感のある役者さんだと思う。
(今回は悪役ではないけど・・・)

だから、主役を引き立たせるために、最後はあんな扱いにしたんだろうな、と言う気がする。

さすがは、アカデミー賞助演男優賞受賞者だ。

そして、サミュエル・L・ジャクソン。

日本で言えば香川照之みたいな感じだけど、それぞれに存在感があるし、今回も「何か目つきの鋭い奴隷がいるな」と思ってたら彼だった。

今回もかなり重要な役柄を演じていて、最後もそれなりの殺され方(?)をしている。

さらに、かつてマカロニ・ウエスタンで一世を風靡したフランコ・ネロ、テレビドラマ「マイアミ・バイス」でお馴染みのドン・ジョンソンなども、それなりの役柄で出ていた。

ついでに、監督のタランティーノまで最後にチョイ役で出演していた。

一方、ディカプリオは、初の悪役ということだけど、この人はヒーローとか悪役とか云々以前に・・・

顔がいまだにガキなので、この手の役は似合わない。

一生懸命にやっているのはわかるけど、存在感で言えば、クリストフ・ヴァルツとの格の違いは歴然だ。


さて、物語の方だけど・・・

南北戦争の直前が舞台ということで、奴隷がたくさん出てくる。

一言で言えば、そのうちの一人による復讐劇、ということになるけど、最後復讐を達成するまでの過程がとてもうまく描けていると思う。

音楽の使い方もうまいと思ったし、所々にユーモアも交えてあって、なかなかいい。

監督のタランティーノは、ちょっと変なおじさんのイメージがあるけど、こういう映画も撮れるから難しい!?


ということで、面白いと思った時は、昨日の「フライト」みたいに、ネタバレしないようにしているので、このへんでやめておきます。

評価は、もちろん「A」にします。

今年初です!


とは言え・・・

サブタイトルの「繋がれざる者」って、いったいどういう意味だ?

繋がれてんの? それとも繋がれてないの?

最近、この手の「○○○れざる者」というタイトルのついたものが多すぎる。

こういう言い方は、意味がわからないので、もうやめてほしい。

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非公開コメント

Aは評価が高すぎます。

ドイツ人の賞金稼ぎが何故黒人に肩入れするのか、理由が語られていないのが違和感があった。三時間の長丁場なら注入して欲しいものです。しかし、タランティーノは頭タランティーノですか?南部では余り黒人差別は北部が酷く無かったと聞いたことがあります。黒人の方が数ご多くいるので暴動を起こされると損害や生命が脅かされるので、比較的緩やかな支配をされていました。一寸調べれば解るのに残念な歴史観。もっと勉強して下さいって感じ。…

No title

>涅槃で待つ!さん

まっ、あくまでも私の評価ですから。

だから低評価をする人もいれば絶賛する人もいる。
人それぞれです。

あと、あのドイツ人も黒人に肩入れした、というのではなく、賞金稼ぎをしているうちに、単に情が移ったのだろう、くらいにしか思いませんでした。

それに、北部の黒人差別はあまり酷くなかった、ということなんて聞いたことがありません。
もちろん個人は別です。

何せ、ネイティブを根こそぎ殺しまくった連中ですからね。

あのリンカーンにしても、奴隷を解放することが目的ではなく、英国が南部に肩入れをするのを防ぐための「手段」として解放しただけ、というのが定説ですし。

という事実を別にしても、単純に面白かった。
ただ、それだけです。

丁寧なコメント有り難う御座います。

しょーもない、コメントにご返信大変有り難う御座います。確かに娯楽としては長丁場ながら楽しめました。あの軽めの二人の交流だけで彼処まで怒りを爆発出来るのかやはり懐疑的になります。『フライト』よりは断然良かったです。
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