映画評627 ~ 名探偵コナン 絶海の探偵

今回は「名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)」

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優れた分析力と探偵道具で謎を解き明かす少年探偵の活躍を描き、国民的アニメとなったシリーズの劇場版第17弾。国家を揺るがす機密情報をめぐり、コナンたち少年探偵団とイージス艦内に潜伏した某国のスパイ「X」が、スリル満点の攻防を繰り広げる。青山剛昌の原作を基にメガホンを取るのは、シリーズ前作『名探偵コナン 11人目のストライカー』も手掛けた静野孔文。海上自衛隊の協力を得て制作された、イージス艦での緊迫感あふれるバトルなどから目が離せない。


<ストーリー>
海上自衛隊によるイージス艦の体験航海を楽しむため、京都の舞鶴港沖にやってきたコナンたち少年探偵団一同。しかし突然、けたたましい音が鳴り響き、左腕を失った自衛隊員の遺体が見つかる。捜査に乗り出したコナンは、イージス艦にある国のスパイ「X」が紛れ込んでいることを突き止めるも、スパイの魔の手はコナンたちにも忍び寄っていた。


最近、特にスケールだけは大きくなったものの、肝心の推理の部分が疎かになっているコナン。

今回は、日本の防衛に関する大きな問題をコナンが解決する、というテーマだけはデカい、という内容。

だけど、冒頭から違和感バリバリ。

イージス艦という、機密満載の船で体験航海をさせる、という設定はいいのだけど、非常事態が発生したにもかかわらず、乗務員は目の前の処理に気を取られてばかりで、一般民がそばで見ているのを放ったらかし。

まずはその場から離れさせるのが普通じゃないの?

こんな対応では、有事の際の対応が不安でしょうがない。

それと、事件が起こったのは、若狭湾ということで福井県だ。

にもかかわらず、何で警視庁が出しゃばってくるの?

十津川警部シリーズみたいに、作者がわかってやっているのも許せないけど、もしかして警視庁は、全国の警察を束ねている警察の本社みたいなものだと思ってるの?

しかし、それは警察庁であって、警視庁はいわば東京都警だ。

しかも、警視庁の警部が京都府警や大阪府警にまで指示(?)を出している。


さらに、服部平次を初めとする面々は、大阪から福井まで行って、また大阪に戻るって、行動が早すぎ!
車であんなに簡単に移動できるわけないだろう。

阿笠博士なんて、東京から福井まで行ってるわけだろ?

いくら物語の中だからといって、一応推理モノなんだから、時間の流れって、もっと大切にしてほしいと思う。

さらに、いくら毛利小五郎が有名な探偵であるとは言え、ただの私立探偵だ。

こんな人間を機密の塊であるイージス艦内の事件に軽々しく参加させるなんて・・・

って、ここまで言うと、コナンの出番なんてなくなってしまうので、ここは我慢した。


とは言え、とにかく違和感があることには変わりない。


あと、この犯人は艦内を自由に行動しすぎ。

ということは、イージス艦のセキュリティって、ゆるすぎ。

特に、艦長なんて、自分がいない時って、部屋はどうしてるの?
艦長室って、そんなに簡単に近づけるものなの?

それに、犯人は子供を脅して連れまわっていたのだけど、その子の父親っていったい何者?
なぜ脅すことができたの?
事件にはまったく関係ないようだったのだけど。

そのあたりの説明は一切なかったような気が・・・


そして、ラスト。

蘭の救出劇って、必要か?

展開の途中での救出劇なら、ハラハラ・ドキドキするかも知れないけど、事件が解決した後の話。

「蘭はいったいどうなる?」という展開ではないので、まったくと言っていいほどハラハラ・ドキドキしない。
するわけがない!

しかも、あそこまで引っ張る理由はないだろう。

つまり、最後の最後になって「あっ、そう言えば蘭は・・・」みたいな流れになっているのだけど、あんなに時間がたっていたら、あの荒波の中では生きていられないだろうに。

最初に、毛利小五郎の変な名刺が出てきていたけど、それを伏線にして最後で回収するというやり方はいいのだけど、ちょっとあり得なくないか?


ということで、最初に違和感があったせいで、途中の展開にも気持ちが入っていけなかったので、評価は「C」にします。

あまり期待していなかったので、「D」にするほどではなかったけど、やっぱり最近のコナンは変だ。

でも、ネットでの評価は高いんだよなあ。

いったい、どこが面白かったんだろうか。

もしかして、警視庁が出しゃばってきたことに、何の違和感も感じなかった、ってこと?


おまけで・・・

今回の主要人物の一人である藤井七海の吹替えを柴咲コウがやっていたらしいけど・・・

まったく違和感はありませんでした。
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