映画評633 ~ 「グランド・マスター」

本日2本目は「グランド・マスター」

映画130601-2

『ブエノスアイレス』『マイ・ブルーベリー・ナイツ』などの鬼才ウォン・カーウァイが、およそ6年ぶりの監督作として放つ美しくも切ないアクション・ドラマ。中国拳法の中でも有名な詠春拳の達人にして、ブルース・リーの師匠としても知られる実在の武術家イップ・マンが織り成す激闘の数々を活写する。イップ・マンにふんする『レッドクリフ』シリーズのトニー・レオンを筆頭に、チャン・ツィイー、チェン・チェンといった中国圏の実力派スターが結集。ウォン・カーウァイ監督ならではの映像美がさく裂する格闘描写にも目を見張る。

主演は、トニー・レオン
共演は、チャン・ツィイー、チャン・チェン、マックス・チャン、ワン・シンチアン
その他、ソン・ヘギョ、チャオ・ベンシャン、シャオ・シェンヤン、ユエン・ユーピン、カン・リーなど


<ストーリー>
20世紀初めの中国。北の八掛拳の宗師・宝森は、流派統一を任せられる継承者として、弟子の馬三と南の詠春拳の宗師・葉問(トニー・レオン)のどちらから選ぼうとする。六十四手の達人にしての宝森の娘でもある宮若梅(チャン・ツィイー)も候補者として手を挙げる中、馬三が宝森の命を奪うという謀反を企てる。それを機に、宝森の敵(かたき)を討つ復讐と後継者の座を奪い合うすさまじい戦いの火ぶたが切って落とされる。


これは眠たかった。

最初から最後までダラダラとした展開で、思っていた展開でもなく、期待していたアクションもほとんどなかった。

実在するブルース・リーの師匠を描いたものらしいけど、まったくと言っていいほど盛り上がりがなく、よくこんな形にしたなあ、と変に感心してしまうほど。

だいたい、トニー・レオンとチャン・ツィイーは、「宿命の対決」をするわけでもなく、「運命の戦い」をするわけでもない。

中盤でちょろっと「お手合わせ」するだけだし、主人公はトニー・レオンのはずなのに、むしろチャン・ツィイーの方が戦う場面が多い。

序盤の「マスターの跡目」を争う戦いも、アクション満載のバトルがあるわけでもなく、何と「思想」の戦いだって。
わけがわからん!

途中から、主人公が誰だかわからなくなってしまいそうになる始末。


そもそも、トニー・レオンのカンフーは、あまり見られるものではない。

一応の型は取っているものの、ジェット・リーなどと比べると、下手なのが歴然。
まったく強そうに見えないわけだ。

だから、アクションの場面が少なかったのか?とさえ思ったほど。

また、途中で「カミソリ」なる、ちょっと曰くありげな男が出てくるのだけど、この男も結局何のために出てきたのかよくわからない。

やたらと強いのだけど、主人公との接点はなく、チャン・ツィイーとも、列車の中でちょっとしたイベントで出会うだけ。

むしろ、強さで言えば、この男の方が目立っている。


とにかく、ダラダラと物語は進んだ上に、最後はまさかの「実は好きでした」って、何だよ。

それでなくても、主人公とチャン・ツィイーって、いったい何なんだよ、と思っていたのに、この結末には笑うしかなかった。

ということで、あまりにもツマらなかったので、評価は「D」にします。


ついでに・・・

第二次大戦前後の話なので、当然のことながら日本軍のことが出てくるけれど、たいした描写もないのに「日本軍のために、ズタズタにされてしまった」的な描き方をするのはやめてほしい。

シナが混乱したのは、欧米に対してだらしなさすぎたのと、内戦が大きな原因であって、日本のせいではないはず。

ここをプロパガンダ的に描かれていたら、評価は「E」にしてました。

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