映画評652 ~ かぐや姫

今回は「かぐや姫」

映画131123

数々の傑作を生み出してきたスタジオジブリの巨匠、高畑勲監督が手掛けた劇場アニメ。日本で最も古い物語といわれる「竹取物語」を題材に、かぐや姫はどうして地球に生まれやがて月へ帰っていったのか、知られざるかぐや姫の心情と謎めいた運命の物語を水彩画のようなタッチで描く。声優陣には、ヒロインかぐや姫にテレビドラマ「とめはねっ! 鈴里高校書道部」などの朝倉あき、その幼なじみを高良健吾が務めるほか、地井武男、宮本信子など多彩な面々がそろう。

声は、主人公・かぐや姫に朝倉あき
その他、高良健吾、地井武男、宮本信子、高畑淳子、田畑智子、立川志の輔、上川隆也、伊集院光、宇崎竜童、中村七之助、橋爪功、朝丘雪路、仲代達矢など


<ストーリー>
今は昔、竹取の翁が見つけた光り輝く竹の中からかわいらしい女の子が現れ、翁は媼と共に大切に育てることに。女の子は瞬く間に美しい娘に成長しかぐや姫と名付けられ、うわさを聞き付けた男たちが求婚してくるようになる。彼らに無理難題を突き付け次々と振ったかぐや姫は、やがて月を見ては物思いにふけるようになり・・・


ご存知ジブリによる、ご存知「かぐや姫」である。

はっきり言って、あまり期待はしていなかった。

何で今さら「かぐや姫」?という気もしていたからだ。

しかも、冒頭に出てくるかぐや姫の赤ん坊時代が、あまりかわいくない。

翁役の故・地井武男の声も、何だか聞き取りにくい。

しかし、慣れてくると共に、話もいい感じで進んでいく。

何より、主人公であるかぐや姫の声を担当している朝倉あきがいい。

どう表現していいのか難しいが、声優としての素質はかなりあると思う。

それ以外の声が俳優・女優ばかりで、ともすると本人の顔が思い浮かんでしまって、あまり良くないのだが、意外にも違和感はあまりなかった。

その中でも、声はすぐにわかったものの、意外とハマっていたのが伊集院光。

この人は、コメディアニメには向いているかも知れない。


さて、物語である。

予告編に出てくる、かぐや姫が屋敷から飛び出して着ている着物を脱ぎ捨てながら疾走するシーンは、終盤に出てくるのかと思っていたが、意外にも中盤(しかも早め)に出てくる。

割とインパクトのあるシーンなので、こんなに早く出てくると、この先どうなるんだろう、と思っていたのだが、クライマックスに向けて特に心配する必要はなかった。

最後、かぐや姫が月に帰るシーンも、かぐや姫が育ててくれた翁と媼に走り寄って泣きだすシーンでは、思わずウルっときてしまった。


しかし、その前に出てくるかぐや姫と捨丸とのシーンは、はっきり言って不要だと思う。

ここだけは、どうしてあんなシーンを入れたのか理解できない。

だって、捨丸にはすでに妻も子供もいるというのに、あんなシーンを入れたところで、何の感動にもつながらないと思う。

せめて、捨丸は独り者という設定にしないと、あのシーンは成り立たないだろう。

捨丸との色恋沙汰そもそもが余計な設定だとは思うのだけど・・・

もしこのまま終わってしまったら、間違いなく「D」にしていた。


あと、「なぜ月から?」という根本的な問題については、きちっと説明をつけているとは思えなかった。

もちろん、昔と違って「月には何かがいる」などというおとぎ話が通用するわけがないのだが、苦労しただろうな、と思いつつも・・・

でもまあ、しょうがないか。


いずれにしても、全体としては結構よくできていると思ったし、良かったです。

ということで、評価は「B」します。


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