映画評653 ~ 清須会議

今回は「清須会議」

映画131124

数々のヒット作を作り出してきた三谷幸喜が、およそ17年ぶりに書き下ろした小説を自ら映画化した群像喜劇。本能寺の変で織田信長が亡くなった後、織田家後継者と領地配分を決めるために、柴田勝家や羽柴秀吉らが一堂に会した清須会議の全容を描く。役所広司演じる勝家と大泉洋ふんする秀吉の主導権争いを軸に、それぞれに思惑を秘めた登場人物たちが駆け引きを繰り広げていく。そのほか佐藤浩市、妻夫木聡、浅野忠信、西田敏行ら豪華キャストが勢ぞろいする。

主演は、役所広司・・・ということになっている。
共演は、大泉洋、小日向文世、佐藤浩市、妻夫木聡、寺島進、でんでん、剛力彩芽
その他、松山ケンイチ、伊勢谷友介、鈴木京香、中谷美紀、中村勘九郎、天海祐希、西田敏行など


<ストーリー>
本能寺の変によって織田信長が亡くなり、筆頭家老の柴田勝家(役所広司)と羽柴秀吉(大泉洋)が後見に名乗りを上げた。勝家は三男の信孝(坂東巳之助)、秀吉は次男の信雄(妻夫木聡)を信長亡き後の後継者として指名し、勝家は信長の妹・お市(鈴木京香)、秀吉は信長の弟・三十郎信包(伊勢谷友介)を味方にする。そして跡継ぎを決めるための清須会議が開催されることになり、両派の複雑な思惑が交錯していく。


実は、三谷幸喜の映画は初めてだ。

「古畑任三郎」は、推理物ということでよく見ていたが、どうも彼の笑いの作りが苦手で、どうにも笑えない部分が多かったからだ。

今回の映画についても、随所に笑わせようとしているシーンがあるのだけど、やはり「?」の部分が多かったような気がする。

特に冒頭の本能寺の変のシーンで、信長が攻めてきた明智方の武士との一戦で、槍が柱に食い込んでしまったのを取ろうとして手を出した時「あつっ」と言った時には、この先どうなるかと思った。


そんなことよりも・・・

この映画は・・・

柴田勝家をバカにしているのか?

いくら清須会議で羽柴秀吉に敗れたとは言え、その人物像が「女(お市)にうつつを抜かしすぎ」というのはどうなんだろう。

確かに、信長の死後お市は柴田勝家と結婚しているが、信長の後継者を決めるという会議で、あそこまであからさまにアホな姿を晒すものだろうか。

そこだけは、どうしても見ていて違和感がある。

個人的には、お市の方を鈴木京香が演じていること自体が気に入らないのだけど・・・

あと、滝川一益は、どうしてあのような描き方をしたの?

もしかして、これもバカにしているの?

笑わそうとしているのかも知れないけど、どうも受け入れられない。


さて、内容である。


実は・・・


あまり言いたくはないのだが・・・


意外と面白かった。

史実かどうかはともかく、内容といい、展開といい、よくできていると思った。

笑いが中途半端だったのが良かったのか、あるいはいつになく(?)真剣に作ったのかはわからないが、途中でダレることもなく、最後まで飽きずに見ることができた。

何よりも、豪華(?)な出演陣が、それぞれの存在感を示すような演技をしていて、そのあたりの構成が、非常によくできていたと思う。

西田敏行や天海祐希がチョイ役だったほどだ。

準主人公の大泉洋は、どちらかと言うとコメディタッチな演技をする人だし、今回もちょっとふざけた秀吉を演じていたが、締めるところは締めていたと思う。

小日向文世は、あまり好きな役者さんではないのだが、いい演技をしていたと思う。

うつけ者の信雄を演じた妻夫木聡も、なかなかだった。

伊勢谷友介も、あまり好きな役者さんではないが、良かった。

ただ、原作殺しと言われている(?)剛力彩芽は、やっぱりダメだろう。

武田信玄の娘で、織田信忠の妻の役

途中で、寧役の中谷美紀とのやり取りのシーンがあったのだが、格の違いは歴然。

よくこんなシーンを作ったな、という感じさえした。

その他では、でんでんと寺島進は、貫禄はあるけど、相変わらず棒読み。


とは言え・・・

まったく予想はしていなかったのだが、ここまでしっかりしているとは思わなかったので、評価は「B」にします。


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