映画評662 ~ エンダーのゲーム

今回は「エンダーのゲーム」

映画140118

1985年に出版された、オースン・スコット・カードによるSF小説の名作を実写化。昆虫型生命体と人類の戦争を終息させる能力と宿命を背負った少年の成長と苦悩が描かれる。監督は、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』などのギャヴィン・フッド。『ヒューゴの不思議な発明』で注目を浴びたエイサ・バターフィールドが主人公のエンダーを好演、名優ハリソン・フォードやベン・キングズレーなどの実力派が脇を固める。宇宙船の艦隊が銀河を行く戦闘シーンなどのVFXビジュアルも必見。

主演は、エイサ・バターフィールド
共演は、ハリソン・フォード、ベン・キングズレー、ヴィオラ・デイヴィス、ヘイリー・スタインフェルド
その他、アビゲイル・ブレスリン、アラミス・ナイト、スラーザ・パーサ、モイセス・アリアス、カイリン・ランボ、ノンソー・アノジーなど


<ストーリー>
強大な軍事力を持つ昆虫型生命体、フォーミックとの宇宙戦争を続けている人類。その第2次侵攻に備えるべく、世界中から優れた少年兵士たちが防衛軍ベースキャンプのバトルスクールへと集められ、宇宙で戦う技術と知識をたたき込まれていた。そんな中、戦いを終わらせる特殊な能力を秘めているとして少年エンダー(エイサ・バターフィールド)もベースキャンプに送られる。生命を持つ者同士が戦争で殺し合うことに強い疑問を抱きながらも戦士の才覚を発揮し、少年戦士の指揮官となるエンダーだった


最新の映像システムであるDOLBY ATOMOSが導入された映画館での鑑賞だったので、通常のスクリーンの倍くらいの大きさだったし、音はあっちからもこっちからも聞こえてきて、迫力は結構あった。

無重力の中での訓練というシーンも、「ゼロ・グラビティ」同様、リアルな感じが出ていて、映像としてはかなり良かったと思う。

主演のエイサ・バターフィールドも、いい面構えをしていると思う。

ガキなのに大人の風格も出せる、いい役者さんになると思うが。


ただ、物語の方が・・・

なぜ子供たちばかりなのか、というのは、まあ我慢できる。

「ゲームがうまいから」とかいうわけのわからない理由なのもしょうがない。

「覚えるのが速く」「柔軟性がある」というのはいいけど、そこに「経験」というものがまったく欠落しているのも、この手の映画を見て時には、ある意味我慢しなければならない。

また、訓練だと思っていたら実は実戦だった、という展開もいいと思う。

その割には、敵を撃滅した後のリアクションは、あまりにも淡々としすぎのような気もするけど。


しかし、根本的な問題として・・・

昆虫型生命体の方が地球を攻めてきたわけである。

そして、地球人はこれを迎え撃って、何とか撃退した。

だから、地球としては、次の攻撃に備えていろいろと訓練するのは当たり前のことだ。

なのに、何なんだあのラストは。

主人公の考えていることが、まったく理解できない。

「あの生命体は何かを言いたかったに違いない」だって?

バカも休み休み言え。

自分たちの方から攻めておいて、要は「話し合おう」ってことか?

主人公の方も「話せばわるか」というつもり?

お前は福島瑞穂か!

これまでに、いったいどれだけの人間が殺された、というのか。

そして、その大元つまりボスが、最後に出てきた女王だ。

自分の死期が近くて、次の女王を育てなければならないから、それで「話し合おう」と言っているわけだろ?

まるで、昆虫型生命体はチ○○だな。

そんな恥も外聞もない連中のお願い(?)に主人公が応じてしまったために、たぶん新しい星で大繁殖した生命体軍団に地球は滅ぼされるぞ。

ホント、何という安易な発想だろう。

私の大嫌いな展開だ。

地球の方が先に攻めたというのなら、それはしょうがない(「宇宙戦艦ヤマト2199」がそういう設定にして、エラく腹がたった)けど、少なくともそういう設定にはなっていないはず。

原作があるらしく、それはどんなものかは知らないけれど、何か変な平和主義かなんか訴えている人が書いたのか?


ということで、本当なら「D」にしたいところだけど、映像は良かったので、ギリギリ「C」にしておきます。

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