映画評666 ~ ツナグ (テレビ)

今回は、「ツナグ」(テレビ版)

映画140221

第32回吉川英治文学新人賞に輝く、辻村深月の小説を実写化したファンタジー・ドラマ。死んだ者と生きる者の再会を仲介する使者“ツナグ”の見習いを努める高校生が、さまざまな依頼者の姿を目の当たりにして成長する姿を追う。『王様とボク』などの松坂桃李が主人公の歩美を好演、ツナグの師匠でもある彼の祖母を『わが母の記』の樹木希林が演じ、温かな掛け合いを見せてくれる。人と人のつながり、家族の絆、生死を深く見つめた物語もさることながら、佐藤隆太、桐谷美玲、八千草薫、仲代達矢といった豪華共演陣の顔ぶれも見ものだ。

主演は、松坂桃李
共演は、樹木希林、佐藤隆太、桐谷美玲、橋本愛、大野いと
その他、遠藤憲一、別所哲也、本上まなみ、浅田美代子、八千草薫、仲代達矢など

<ストーリー>
生きている者が、もう一度だけ会いたいと強く願う、すでに亡くなってしまった者。その再会の機会を設けることができる、“ツナグ”と呼ばれる使者の見習いをする高校生・歩美(松坂桃李)。ガンで逝去した母(八千草薫)と会いたいという高慢な中年男・畠田(遠藤憲一)、けんかをしたまま事故死した親友・御園(大野いと)に尋ねたいことがある女子高生・嵐(橋本愛)など、さまざまな依頼人の願いをかなえる歩美。だが、死んだ者と生きる者が再び出会ってはいけないのではないか、それで両者は救われるのだろうかと考え・・・



2012年公開の作品だが、別に「見逃した」わけではない。

最初から見るつもりはなかった。

ストーリーはともかく、出演者で食指が動く人がいなかったことがすべてだ。

松坂桃李は、どんなあんちゃんか知らなかったし、「豪華共演陣」と言いながら、私的にはたいしたメンバーではなかったからだ。

ストーリーとしても、いわゆる「黄泉がえり」は、竹内結子の4部作(「星の願いを」「黄泉がえり」「天国の本屋~恋火」「今、会いにゆきます」)で十分堪能したし!?

それが、どういうわけか、たまたまテレビで前の番組を見終わった後、そのままつけっ放しにしていたところ、ちょっと見てみたら、何だか面白そうだったので、その先が妙に気になってしまい、結局最後まで見てしまった。


で・・・

結構面白かった。

ちょっと泣きそうになったし。

映画では、3つの出会いのパターン(遠藤憲一と八千草薫、橋本愛と大野いと、佐藤隆太と桐谷美玲)があるのだけど、それらのシーンが入れ替わり立ち替わりとなっているので、ちょっとわかりにくくなるところがある。

ところが、それもうまくまとめられていて、違和感はあまりなかった。

そして、一番の興味どころである、主人公歩美とその両親は会うことができるのか、という部分もうまく落としていたと思う。

何せ、「会うのは、一人だけだろ?だとしたら、父親と母親、どっちに会うんだろう」とか思っていただけに、あの「オチ」は良かったと思う。


もちろん、ツッコミどころはある。

佐藤隆太は、雨が降っているのに、なんで公園で一人たたずんでるんだ?屋根か庇のあるところで悩めよ、とかそういう細かいところではない。

一番気になったのは、「ツナグ」という職業(?)が、すでに一般的になっている(女子高生の間で噂になっていた)というのは、どうなんだろう、ということだ。

たまたま身近にいる人間がその人だった、というだけの展開にはゼッタイならないと思うわけだ。

遠藤憲一演じるおっさんのように「ホントか?お前ら、オレを騙すつもりじゃねえだろうな」と思う人もいる一方で、必ず悪用しようとする連中が出てくるはずだからだ。

つまり、出てくる登場人物はすべて「いい人」なので、見ていて少し緊張感がない。

もちろん、そうしないとストーリーそのものが成り立たないので仕方がないのだろうけど、もっとハラハラ・ドキドキがあってもいいような気はした。


出演者で言えば・・・

松坂桃李は、表情に乏しいような気はしたけど、いい声をしているし、意外にも良かったと思う。

橋本愛と大野いとは、やっぱまだ若い。

結構な見せどころがあるのに、私としては今いちだった。


ということで、久しぶりの映画館での鑑賞以外の映画評になるけど、評価は「A」にします。

こういうのは、やっぱり映画館で見れば良かった!
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