映画評675 ~ GANTZ

今回は「GANTZ」(テレビ版)

映画140404

欧米でも高い人気を誇る奥浩哉の人気コミックを、前・後編の2部作で映像化したSFアクション超大作。『硫黄島からの手紙』の二宮和也、『ノルウェイの森』の松山ケンイチが初共演に臨み、謎の球体「GANTZ」に召喚され、異形の「星人」と呼ばれる敵との戦いを強いられた、若者の苦悩と究極の選択を体現する。監督は、『砂時計』の佐藤信介。生と死がテーマの深遠なドラマや、肉体を駆使した活劇の数々に圧倒される。

主演は、二宮和也、松山ケンイチ
共演は、吉高由里子、本郷泰多、夏菜、綾野剛、水沢奈子
その他、千阪健介、白石隼也、伊藤歩、田口トモロヲ、山田孝之、戸田菜穂など

<ストーリー>
まったく就職が決まらない大学生の玄野(二宮和也)と、彼の幼なじみで正義感の強い性格の加藤(松山ケンイチ)は、電車にひかれて命を落としてしまう。しかし、黒い謎の球体「GANTZ」が彼らを呼び出し、「星人」と呼ばれる異形の敵との戦いを強いる。加藤は争いを避けるが、玄野はサバイバルに身を投じることを決意する。


2010年の作品である。

内容はともかく、主演の二宮和也と松山ケンイチにまったく食指が動かなかったことが第一の原因で、映画館では見なかったものだ。

ところが、実際には・・・

二宮と松山の演技はともかく、内容のくだらなさに唖然としてしまった。

何だろう、この緊張感のなさ。
ハラハラ・ドキドキ感がまったくなく、ただただグタグタ感のみだった。

松山ケンイチの下手くそ演技がまったく気にならなかったほどだ。


まず、冒頭であんぐり。

地下鉄で線路に落ちた酔っ払いのおっさんを助けようとした加藤(松山ケンイチ)が、助け上げた後、線路からホームへ上がることができない。

力を使い果たしてしまったのかも知れないが、あの場面ではもはやホーム下の空間に逃げ込むしかない。

ところが、そこでなぜか、それまで傍観していた玄野(二宮)が、加藤に手を差し伸べる。

ものすごく違和感があるシーンだ。

線路に落ちたおっさんを助け上げた連中(何人もいた)が、同時に加藤を助け上げればいいだけなのに。

そして次のシーンで、加藤が玄野を引きずり落とす(?)みたいな格好で、玄野も一緒に線路に落ち、そして電車に轢かれる。

この時点で、思わず「くだらね~」と叫んだしまったほど。


その後の展開も、意味不明なものばかり。

死んだ人間が集められて、いろいろとミッションを与えられるという設定はいいのだけど、なぜその人たちが呼び集められたのかがわからない。

死んだ人全員であるわけがないのだから、何らかの理由があるのに違いないのだが、そうすると前半に出てきたおばあちゃんとガキの二人が呼ばれた理由は何なんだろう。

しかも、ミッション(変な星人とのバトル)では、参加しているのかどうなのかわからないような描写で、いつの間にか死んでいたような感じ。

あの二人は、いったい何のために出てきたの?


さらに、肝心のバトルに緊張感はないし、迫力もリズムもクソもない。

敵(星人?)は、常に襲ってくるわけではなく、仲間が苦しんでいるのを助けようとしている間は、ちゃんと待ってくれているし、そうかと思うと、わけもなくものすごいスピードで移動するし、何だかさっぱりわからない。

これほどまでにぼ~っと見ていたバトルも、おそらく初めて!?

だいたい、戦う連中(元死人?)は、ちゃんと武器を持っているのに、それをなぜか使おうとせず、ほとんど撃たない。

難しい武器でもなさそうなのに、ただ逃げ回っているだけ。

使えるのが一回だけ、という設定でもなさそうなのに、どうして撃たないのだろう、と見ていてイライラするばかり。

しかも、いざ撃ったところで、何がどうなったのか、当たったのか当たらなかったのかもわからないので、敵が大爆発する場合があれば、何にも起きない場合もある。


さらに、何なんだ?あの星人たちって。

「ねぎ星人」までは、「実は宇宙人」っていう設定も理解できないことはないが、その後出てくるのは、動く人形とか、動く仏像とか、もう宇宙は関係なくなったみたい。

笑わせるつもりなら、きちんとそういう流れにしろよ。


とにかく最初から最後まで、面白いと思ったシーンは皆無。

最後の方に、思わせぶりに山田孝之が出てくるけど、もうこの時点では「おっ、何か新しい展開があるのか」という期待感さえ湧いてこない。

劇場版の上映時間は130分とあったので、テレビ版ではかなりカットしているのだろうけど、その中に重要な部分があったとしたら、かなりのアホだし、ある意味2時間枠に収めたのは正解かも知れないが・・・


来週、続編(完結編)を放映するらしい。

見ようかどうしようか、かなり迷っている。

死んだ連中が復活するわ、次のターゲットが実は・・・というのも、ちょっと気にはなるけど、さらにがっかりしそうだし。

いずれにしても、本作品に関しての評価は・・・もちろん「D」です。

やっぱり映画館で見なくて良かった!
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