映画評682 ~ ネイチャー

今回は「ネイチャー」

映画140503

『アース』などを製作したBBC EARTHが、水をテーマに大自然を特殊なカメラで撮影したドキュメンタリー。573日の撮影期間を要し、謎めいた森、燃え盛る地下世界、異国の砂、灼熱の平原、魅惑の海中都市、凍てつく山脈、荒れ狂う激流の七つのカテゴリーの自然で構成。『ウォーキング with ダイナソー』のニール・ナイチンゲイルと共にパトリック・モスが共同でメガホンを取る。ジンバブエ共和国のビクトリアの滝の縁からの眼下に落ちていく水、数千羽のフラミンゴの色が変化する過程など、迫力あるビジュアルでいまだ見たことのない大自然が眼前に広がる。


<内容>
多くの人々が雨に濡れないように身を潜める中、雨は自然の神秘と奇跡の象徴だと愉悦を覚える少女。そこへ地球の旅への案内人が出現。世界最大の落差と称されるジンバブエの滝、大群のフラミンゴの色が瞬く間に変化する様子など、七つの大自然の王国を最新鋭のカメラが捉える。


この手の映画・映像は大好きだ。

テレビなどでも自然モノ・動物モノはたいてい見ている。

それが、今回3D映像で見られるというのだから、壮大なスケールを想定して大いに期待していた。

しかし・・・


何だか釈然としない。

朝一の回を見たとは言え、途中で少し寝てしまうそうになったのは、イージーリスニングの音楽のせいだけではないと思う。

確かに迫力のある映像も数々あった。

「こんな映像、どうやって撮ったの?」というところがたくさんあり(エンドロールの後に、別のドキュメンタリーとして短く紹介されてはいたのだけど・・・)初めて見る映像もあった。

しかし、ほとんどは知っているものばかりで、被写体との距離や映す角度が違うという程度のものだった。

もちろん、フラミンゴの飛び立つシーンなどは壮大そのもので、「すげえ!」というのが正直な感想。

でも、何だか物足りない。

もっと「ものすごいシーン」を期待していたのに。

予告編でも流されていたビクトリアの滝から落下する映像も、期待していたシーンの一つだけど、あれ以上のものは何もなかった。

何が物足りないのか思い返してみると・・・

まず、それぞれのシーンが、どこのものなのかよくわからなかった。

「たぶんアフリカだろう」とは思うものの、そのアフリカのどの国のどのへんなのか、ナレーションにはほとんどなかったような気がする。

そのナレーションも、何だか中途半端だった。

マウンテンゴリラの生活について「の~んびりとした」というようなことを言っていたが、ジャングルの中は危険がいっぱいで、そんなのんびりした生活があるとはとても思えない。

実際、「危険が迫っても群れのボスがいますから」みたいなことも言っていたし。

一方で、ゲラダヒヒについては「単調な日々の繰り返し」というようなことを言っていた。

動物の世界で「食べる、寝る、子供を作る・育てる」以外で、いったい何があるというのか。

大半の動物は「単調な日々」を過ごしているはずだ。

中には起きている間の大半を食事に費やしている動物も数多くいる。

たまに「これって、もしかして遊んでいるのか?」という動物もいるが、それはそういう動物がほとんどいないという証明でもあるわけだし。

ついでに言うと、ナレーターの滝川クリステルも、あまりナレーションは向いていないと思う。

決して下手くそではないのだけど、話し方がワンテンポ遅い、というのか、スムーズなナレーションには聞こえないので、聞いていてちょっと違和感がある。

東京五輪でのスピーチがウケたからと言って、彼女の話し方は決して聞きやすいとは思えない。


ということで、期待が大きすぎた半面、がっかり度が結構あったので、評価はちょっと厳しく「C」にします。

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