映画評684 ~ 万能鑑定士Q/モナ・リザの瞳

今回は「万能鑑定士Q ~モナ・リザの瞳~」

映画140601

綾瀬はるかと松坂桃李が共演を果たし、松岡圭祐原作のベストセラーミステリー「万能鑑定士Q」シリーズを映画化した本格ミステリー。「万能鑑定士Qの事件簿IX」を基に、天才的な鑑定眼を持つヒロインが世界的傑作絵画モナ・リザに隠された謎に迫る姿を描く。『ノルウェイの森』『ミツコ感覚』などの初音映莉子や、『くじけないで』などの橋本じゅんらが共演。邦画初となるルーヴル美術館での撮影映像はもとより、衝撃の展開に圧倒される

主演は、綾瀬はるか
共演は、松坂桃李、初音映莉子、ピエール・ドゥラドンシャン、橋本じゅん
その他、村形蝉之介、児嶋一哉、角替和枝、村上弘明など


<ストーリー>
名画モナ・リザの40年ぶりとなる再来日が決定し、万能鑑定士Qの店主莉子(綾瀬はるか)が臨時学芸員に抜てきされる。莉子は、彼女の密着取材を続行中の雑誌記者悠斗(松坂桃李)と共にパリへと赴き、ルーヴル美術館で実施された採用テストに無事パスする。莉子は同様にテストに受かった美沙(初音映莉子)と一緒に特別講義に出席するが



天才的な鑑定眼はいいとしても、「モナ・リザに隠された謎」って、あまりにもベタすぎて、レオナルド・ダ・ヴィンチって、作品にいちいち謎を残してんのか?と思ってしまうほど興味がわかなかったのだけど・・・

それにしても、スケール感をうたっている割には、たいした盛り上がりもハラハラ・ドキドキもなく、ベタな展開で、クライマックスも「?」な感じ。

結果から言うと・・・予想通り!?


だいたい・・・

モナ・リザ(絵画全般に言えるのだろうけど)って、ぱっと見ただけで鑑定できるのか?

何なんだ?あの鑑定訓練は。

じっと見ていたら「直感で当てろ!」と言われるって、絵画をバカにしてないか?

真贋などは専門家が時間をかけてやっとわかる、というものだと思うのだけど、あまりにも発想が安易だと思う。

それに、訓練をするのに実物なんか普通使うか?
世界遺産だぞ。

そこで「何か変だな」とか気がつかないか?

さらに、主人公の鑑定眼をダメにするためのトリックもいいかげん。

あんなもので、急に頭痛がしたり、その後一切の鑑定ができなくなるって、どれだけものすごい心理トリックなんだか。

しかも、その後原因がわかった後に、急に回復するって、いったいどんな症状(?)なんだか。

トリックを見破った小笠原も、どうしてあの「やり方」がわかったの?

訓練中は、主人公とは会えなかったはずだし、遠くから双眼鏡で見ただけで、あそこまで細かいやり取りがわかるはずがないと思うのだが・・・


あと・・・

犯人たちの行動も何だかいいかげん。

美術館に忍び込む方法も、警備員に同時に電話をかけて注意を逸らせるって、電話しながらモニターの画面を見るかも知れない、ということは考えなかったのか?

それに、たった二人で警備しているわけでもなかろうに。

それを抜きにしても、あの美術館のセキュリティは緩すぎる。

「配管(電気?)の点検です」という電話で簡単に中に入れるって、頭悪すぎるだろう。

それに、モナ・リザを盗んだ犯人の一人が堂々と美術館の中を歩いているのも変だけど、そこに突如主人公が現れるのも違和感がある。

もちろん、美術館の関係者が許可したのだろうが、そんなことをする前に犯人を探せよ、という感じ。

で、一人で犯人たちを追っていた新聞記者小笠原も、どうして警察や美術館の人たちに連絡しなかったの?

そして、連絡をしたのが拉致されている途中、ってバカなの?

拉致されたのは高層ビルのエレベーターの中、ということが判明したのだけど、ということは、小笠原はエレベーターに犯人たちと一緒に乗っていたということ?

それって、拉致されてエレベーターに乗せられたんじゃないの?

だとしたら、そんな時に電話されてしまうって、犯人たちはいったい何をしていたの?

さらに・・・

犯人たちは、小笠原を置いてモナ・リザを燃やそうとするのだけど、小笠原は椅子に縛り付けられていたとはいえ、椅子は固定されているわけではなく、足もフリー。

あんなんじゃあ、どこにでも移動できるだろうに。

それがモタモタしていて、しかも何かに引っ掛かって動けないって、見ていてハラハラするどころか「はあ?」と思うだけ。

しかも、燃やしたのがホテルの階上なんだけど、あのホテルには火災報知機はないの?

とにかく、見ていて「いったい何がやりたいの?」と思うことばっかり。


クライマックスの場面も、犯人はほとんどバレているわけだし、運び出すものが何であれ、すぐに足がついて捕まってしまうだろうに、犯人は何であんなに余裕をかましているの?

そして、ラスト。

盗まれたモナ・リザをずらっと並べて、ざっと見ただけで「これが本物です」って・・・

もうアホくさくって、見ていられなかった。


ということで、思った以上にしょうもなかったけど、そんなにイライラする展開でもなかったので(?)、ここはぎりぎり「C」にしておきます。


出演者で言えば・・・

主演の綾瀬はるかは、かわいかったし、思ったよりしっかりした演技だったとは思う。

だけど、相方の松坂桃李は、必要な登場人物なの?

真贋訓練のトリックを見破ったのだけが出番で、後は単なるストーカーだ。

久々の村上弘明も、以前は死んだような目が気になってしょうがなかったのだけど、今回はそんなこともなかったし、まあまあ。

あと、榮倉奈々が出ていたようだけど、主な登場人物に出てくないのはなぜ?

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