映画評698 ~ フライトゲーム

今回は「フライトゲーム」

映画140907

『エスター』などのジャウマ・コレット=セラ監督、主演に『96時間』シリーズなどのリーアム・ニーソンと『アンノウン』のコンビが再度手を組んだサスペンスアクション。ニューヨークからロンドンへ向けて飛び立った旅客機内で起きる連続殺人に立ち向かう機内警備担当の連邦保安官が、その意外な犯人と真相にたどり着くさまが描かれる。『エデンより彼方に』などのジュリアン・ムーアらが共演。謎とスリルが押し寄せる息詰まるタッチはもちろんのこと、爆発する旅客機や機内での銃撃といったアクションも迫力満点。

主演は、リーアム・ニーソン
共演は、ジュリアン・ムーア、ミシェル・ドッカリー、ルピタ・ニョンゴ、スクート・マクネイリー
その他、ネイト・パーカー、ジェイソン・バトラー・ハーナー、アンソン・マウント、コリー・ストール、オマー・メトワリー、ライナス・ローチなど


<ストーリー>
ニューヨークより146人の乗客乗員が搭乗した、ロンドンへと向かう旅客機。その警備を任されている連邦保安官ビル・マークス(リーアム・ニーソン)のもとに、1億5,000万ドルを指定口座に入金しなければ20分おきに機内の人間を1人ずつ殺害するという異様な犯行予告メールが届く。限定されたネットワークからメールが送信されたことから同僚が犯人ではないかと思いつつ、犯人の特定に奔走するビル。そしてメールの内容通りに、機内で1人ずつ人が命を落とす。やがて、地上から犯人が指定した口座はビルのものであることが判明する



事前に想像している内容とは全然違った。

主演のリーアム・ニーソンがもっとカッコよく派手に活躍する物語だと思っていたのだが・・・

意外にも主人公はいろいろと問題を抱えた人物で、実はハイジャック犯の汚名も着せられてしまう。

乗客からの協力も得られず、孤立しながらも最後は・・・みたいな感じの話だ。


それにしても・・・

主人公は、何で犯人がわかったの?

その直前のやり取りは描かれているけれど、見ていてさっぱりわからず、その後も一切の説明はなし。


だいたい、犯人たち(実は二人です)は、どうして主人公の一挙一動まで把握できたの?

だいたいのことは予想がつくにしても、最初の殺人については、おそらく「たまたま時間通りに行われただけ」であって、場合によっては主人公がどうなったかわからない。

もし、あの場面で主人公が○○○でなかったとしたら、その後の展開はまったく変わってくるし、犯人の要求は満たされなくなってしまう。

犯人たちが殺人を行うその方法にしても、何をどうしたのかわからないし、ただ一人ずつ確実に殺人が行われる。

このあたりは、見ている分にはハラハラ・ドキドキの展開ではあるのだけど、ちょっと都合が良すぎて、違和感が少しある。


そもそも、犯人の動機は中途半端だし、犯行後の脱出方法なんて、いいかげんの極み。

だって、飛行機を爆破させて、自分たちはパラシュートで脱出するというのだから。

爆破された飛行機からパラシュートで降りてくるヤツがいたら、そいつらが犯人に決まっているだろうに。

「この国(アメリカ)の安全ってウソっぱちだ」と主張するのはいいけど、それに対してこんな行動を取るなんて、頭がイカれているとしか思えない。


あと、全体の描き方もちょっと不自然だ。

全体的にハラハラ・ドキドキ感はあるのだけど、主人公が「職務に忠実な航空保安官」から一転して「自暴自棄に陥ったハイジャック犯」になり、それがあっという間にヒーローになってしまう。

この映画の原題が「Non Stop」だから、スピード感があるのはいいけれど、コロコロ変わりすぎ。

皆がハイジャック犯だと思ったら、主人公の言うことなんかもう聞かないだろうし、あそこで乗客の一人(実は犯人の一人)がそれを止めたのも逆に不自然だ。


そんなこんなで、いろいろとわけのわからない部分もあり、その「謎解き」がまったくないので、何だか腑に落ちない点はあるのだけど、ハラハラ・ドキドキ感はずっと持続しているし、映画としてはまずまず面白かったです。

まあ、主演のリーアム・ニーソンが好きだから見たわけだけど、「96時間」みたいにもっと派手に活躍してほしかったです。

ということで、評価は「C」にします。


さて・・・

実は、一連の「謎解き」をしてくれている親切なブログもある。

<ネタバレ注意>
http://ironboy1203.com/2014/0831/003212/

もともと内容を知っている人なのか、あるいは映画の中でここまで読み取った人なのかどうかはわからないけど、これって普通見ていてわからないと思うぞ。

逆に、これを知ってしまうと、ブログ主自身も言っているように「2番目と3番目の殺人は不自然」というのがますます浮き彫りになってしまい、いいかげんな作りであることがバレてしまうのだけど、評価の参考にはしませんでした。


だいたい、操縦室のすぐ後ろに一般乗客用のトイレなんか設置するか?

CAのいるところをいちいち横切るわけだし、いくらでも操縦室に近づけるわけだから、安全管理がムチャクチャになるだろうに。

ブログにも書いてあるように、そもそもが「オチ」から先に決めて、あとから適当に肉付けしているのだとしたら、かなりいいかげんな作品だ。
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