映画評699 ~ るろうに剣心 伝説の最期編

今回は「るろうに剣心 伝説の最期編」

映画140914


和月伸宏原作のコミックを基に『プラチナデータ』などの大友啓史監督と佐藤健主演で映画化したアクション大作の完結編。激動の幕末にその名をとどろかす伝説の人斬り・緋村剣心が大切な人と国を守るべく、日本征服をもくろむ志々雄真実一派との壮絶な死闘に挑む。主演の佐藤のほか、武井咲、伊勢谷友介、福山雅治、江口洋介、藤原竜也といった豪華キャストが共演。クライマックスを飾るにふさわしい未曽有のバトルに胸が高鳴る。

主演は、佐藤健
共演は、武井咲、伊勢谷友介、青木崇高、蒼井優、江口洋介、藤原竜也
その他、神木隆之介、土屋太鳳、田中泯、小澤征悦、高橋メアリージュン、福山雅治など


<ストーリー>
かつて人斬り抜刀斎と呼ばれた伝説の人斬り、緋村剣心(佐藤健)。刀を置き、平穏な生活を送る剣心は、ある日、剣心から影の人斬り役を引き継いだ志々雄真実(藤原竜也)が京都でその名をとどろかせていることを知る。政府が派遣した討伐隊は志々雄を前に成すすべがなく、最後の望みとして剣心に白羽の矢が立つ。志々雄の野心を阻止すべく、剣心は京都へ向かう。そして・・・



いやあ、スゴかった。

久々に「待ち遠しいなあ」と思っていた映画だけに、ほぼ期待通りと言えるかも知れない。

アクションも迫力があり、テンポも良くて、2時間ちょっとの大作ながら、飽きることなく見ることができた。

何より、主演の佐藤健がいい。

表情の変化がきちんと演じ分けられていて、普段の温厚な顔と恐ろしい形相の使い分けがうまかったと思う。

あと、藤原竜也も良かった。

普段は割と大袈裟な演技をするイメージがあるのだけど、この役(志々雄真実)ではちょっと抑えた演技で、存在感は十分だった。


ただ・・・

志々雄って、強すぎるだろう。

せっかく剣心が、奥義を取得したというのに、それで志々雄を倒すのかというと、そうではない。

途中で「志々雄は汗をかくことができない。だから戦っても15分しかもたない」ということがわかる場面があるので、「ああ、最後はそれだろうな」とは思っていたが・・・

それにしても、4対1になるとは思わなかった。

主人公に対して志々雄たちが4人かがりで攻めるのではなく、その逆。

志々雄に対して、剣心の他に佐之助(青木崇高)と斎藤一(江口洋介)と、さらにはどこからどうやって船に乗り込んできたのか、蒼紫(伊勢谷友介)まで戦いに加わる。

それでも、志々雄の方が圧倒的に強い。

殺陣を見る限り、とてもじゃないが「強い!」という印象はない。

おそらく全身大やけどの影響で、痛みを感じなくなった、という設定だろうか、いくら殴られてもぶたれてもビクともしない。

だけど、いくら痛みを感じなくても、衝撃はあるはず。

4人から同時に体当たりをされても、それを簡単に跳ね返すシーンなどは、ちょっと違和感があった。

そこまで強い、という立ち回りではなかったからだ。


それ以外にも、「ん?」と思うところ、「何あれ?」と思うところが随所にあった。


まず、前半に出てくる師匠(福山雅治)とのシーンは長すぎるだろう。

その後のシーンで、重要なエピソードとかあっちこっち端折っているみたいなので、余計にムダな感じがする。

しかも、肝心の「恩義を会得する」場面がよくわからなくて、ただ師匠が剣心をボコボコにするのを描いているだけみたいな感じだった。

そもそも、師匠を演じた福山雅治。

いい男だ。
ホント、いい男だと思う。

だけど、隠居して焼き物に精を出しているおじさんにはとても見えない。

要は、苦労が顔に出ていないのだ。

いや、本人がまったく苦労をしていない、という意味ではない。
そういう顔なんだからしょうがないと思う。

つまり、端正すぎて、とても師匠には見えなかったのだ。


佐之助の格闘シーンも、前作「京都大火編」でもそうであったけど、長すぎる。

殺陣ではなく、単なるケンカ(殴り合い)だから、見ていて画面が汚い感じがする。

どうせなら、どこにいたのかほとんどわからない「十本刀」の他のメンバーとの闘いを描いた方が良かったのではなかろうか。

不要と言えば、剣心(抜刀斎)の斬首(もどき)のシーンは、まったくの不要だと思う。

見届けにきた志々雄一派の佐渡島が、その場でやられるのならまだしも、結局彼は船が逃げ帰ってしまうし、いったい何のためにあんなシーンを流したのかよくわからない。


ついでに言うと・・・

薫(武井咲)のシーンはほとんど不要。

もともと剣士にはまったく見えない武井咲だから、意識を失ったままの方が映画が盛り上がると思っていただけに、後半になって元気になってくると、あの甲高い声が邪魔になってしょうがない。


そんなこんなで、いろいろとツッコみたいところもあったはずなのだけど、何だか思い出せないので、このへんにしておきます、

しかし、だからと言って映画として面白くなかったわけではない。

とにかく、近年希に見る「待ち遠しい」と思っていた映画だ。

ハリー・ポッターやロード・オブ・ザ・リングでも、ここまでの期待感はなかった。

たぶん、前作から時間がかかりすぎているというのはあると思う。

特にハリー・ポッターなんて、最後の「死の秘宝」は2部作なのに、Part1からPart2まで、8カ月も間がある。

これだと、前作をちょっと忘れてしまうので、今いち期待感がわいてこない。

そういう意味では、前作から1カ月しか経っていない今作は、非常に楽しみだった。


ということも含めて、いろいろあるけど、最終的な評価としては「A」にします。

続編があれば、ゼッタイ見にいきます!

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