映画評710 ~ パワーゲーム

今日は「パワーゲーム」

映画141116

ハリソン・フォードとゲイリー・オールドマンが共演を果たし、ジョゼフ・フィンダーのベストセラー小説「侵入社員」を映画化したサスペンス。巨大企業のトップとして君臨し互いに激しい開発競争を繰り広げる首脳陣の攻防が展開していく。ライバル社にスパイとして潜入する若手社員を『ハンガー・ゲーム』シリーズなどのリアム・ヘムズワースが熱演。男たちの野望と狂おしいまでの栄光への執着に戦慄する。

主演は、リアム・ヘムズワース
共演は、ハリソン・フォード、ゲイリー・オールドマン、アンバー・ハード、リチャード・ドレイファス、ルーカス・ティル
その他、エンベス・デイヴィッツ、ジュリアン・マクマホン、ジョシュ・ホロウェイ、アンジェラ・サラフィンなど


<ストーリー>
躍進中のIT企業ワイアット社に勤務するアダム(リアム・ヘムズワース)は、成功のチャンスをつかもうと必死だった。ある日、彼はCEOニック(ゲイリー・オールドマン)の前で新ソフトのプレゼンをするものの失敗し、トップにたてついたせいで本人とチーム全員が解雇されてしまう。やけくそのアダムは仲間と一緒に会社の金で高級クラブに繰り出すが・・・


IT企業同士の激しい争いに巻き込まれた若者の奮闘・苦悩そして栄光・・・

そんな映画だと思っていた。

そして主人公は、自信過剰で大口ばかり叩くが頭の軽いバカな青年。

ここまでは予想通りだった。

しかし、大元であるIT企業同士の争いというのが、何だか変。

どう見たって、企業の争いではなく、マフィア同士の争いみたいだ。

もちろん、企業だから汚いこともするだろうけど、社長のボディガード(?)は、ただの殺し屋だし、単なる脅しではなく、本当に殺しもやってのける。

しかも、一人だけじゃなく、少なくとも3人が殺されている。

状況はまったく同じで、いずれもワイアットを辞めてアイコンに転職した若者たち。

いくら何でも、こんなすぐバレるようなことを何度も繰り返したりしないだろう。


これは、ゲイリー・オールドマン側(ワイアット)だけでなく、ハリソン・フォード側(アイコン)も同じ。

似たようなことをやっている。

つまり、二人とも悪役なわけだ。

大物悪役対アホな青年。

この図式がわかっただけで、ちょっと興ざめ。

そして、双方に出てくる女性たちも設定がよくわからない。

まず、ヒロインでもあるハリソン・フォード側の女性エマは、いつも社長のそばいるような優秀な女性には見えないし、何よりも尻軽すぎる。

どうせ描くのなら、単なるヒラ社員としてでも良かっただろうに。

そして、もう一人ゲイリー・オールドマン側の女性であるジュディス。

こちらは、完全な悪役なんだけど、ちょっと間が抜けている。

実はこの女性、ワイアット側でありながら、社長を裏切ってアイコンにいろいろと情報を横流ししている。

それが、主人公アダムによって暴露されるのだけど、その方法というのが、携帯にメール(通話?)記録がすべて残っていたから、というもの。

はあ?
この女、バカなの?

という感じだ。

履歴くらい消しておけよ!

しかも、その携帯をテーブルの上にさらしておくなんて、不用意すぎるだろう。

と言うか、終盤になって急に内部に密通者がいたなんて設定、ちょっと卑怯というより、唐突すぎる。

窮地に陥った主人公が大逆転をするために、無理やり作ったとしか思えない設定だ。

さらに言うと、最後の大逆転。

いくら何でも出来すぎだろう。

見ていて、爽やかさがまったく感じられず、元々主人公に感情移入がほとんどできていないだけに、後味が悪い。

ハッピーエンドにもかかわらず・・・だ。


いずれにしても、たとえ悪役であっても、感情移入できる登場人物が一人もいないようでは、映画として面白くない。

時間が約90分と短かっただけに、唖然とする時間はあまりなかったけど、もう少し作り込んでも良かったんじゃないか、という気がする。

ということで、評価は「C」にします。


それにしても・・・

ハリソン・フォードは年を取ったよなあ。

一気に老けた感じ。

ゲイリー・オールドマンの方が、まだいい年の取り方をしている感じがした。

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