映画評725 ~ 「名探偵コナン 業火の向日葵」

今回は「名探偵コナン 業火の向日葵」

映画150418-1

テレビアニメとコミックの両方で、ファンの心をわしづかみにしてきた青山剛昌の原作を基にした『名探偵コナン』シリーズの劇場版第19弾。巨匠ゴッホの名画「ひまわり」にまつわる謎をめぐり、コナンと仲間たちが怪盗キッドと激しい攻防を繰り広げる様子が展開する。『名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)』でも手を組んだ、静野孔文監督と脚本の櫻井武晴が再び集結。シリーズ初となるアートミステリーの行方に引き込まれる。


<ストーリー>
金持ちたちが一堂に会したニューヨークのオークションで、鈴木次郎吉は以前日本で焼失したといわれているゴッホの傑作「ひまわり」を落札する。彼が3億ドルという大枚を支払ってその作品を手に入れたのは、世界中に分散してしまったゴッホの7枚のひまわりをそろえ、日本で展覧会を開くためだった。江戸川コナンたちもその大ニュースに注目していたが・・・


最近のコナンは、いつも言っているようだけど、とにかくスケールだけはデカいのに、推理の部分がスカスカで、流れだけで見ていると「すげ~」と思うかも知れないけど、見終わってみたら「いったい、何だったんだろう」と思うことが多い。

特に怪盗キッドが出てくると、その傾向は強い。

キッド自身が、とにかく神出鬼没で、どんな所にも現れるし、そして誰にも化けることができる。

この時点で、推理なんかほとんど意味がないし、結果的に「推理劇」としてのコナンの面白さは半減してしまう。

もちろん、キッドのファンであれば、キッドの出る回が楽しみなんだろうけど、そうでない私のような場合は、初めから期待はしていない。

ということを前提にしても・・・

今回も、ちょっとムチャクチャな感じだった。

何せ、犯人の動機や行動がよくわからない。

終盤の謎解きの場面でちょっと説明があったような気がするけど、自分としてはまったく納得できていない。

しかも、犯人は序盤で何となくわかってしまう。

なぜなら、登場人物の中で、一人だけ違和感のある人間がいたからだ。

違和感の中身は、行動でもセリフでもなく、その声。

いかにも、「たぶんタレントか(声優ではない)芸能人・俳優(まあ、はっきり言うと女優だけど)だろうな」と思えるような、下手くそなアテレコだったので、すぐに「こいつ怪しい!」と思ったわけだ。

劇中では誰だかはわからなかったけど、エンドロールで見ると、榮倉奈々だった。

案の定、こいつが犯人だったのはいいのとしても、その動機もわからなかったけど、その行動についての説明もない。

ただ、いきなり「アンタが犯人だ」と言い、そのままクライマックスに突入していった感じだった。

そのクライマックスも、いかに「ゴッホの絵」を守るか、ではなく、いかにキッドとコナンが脱出するか、というものだ。

でも、その最後のシーンにしたって、普通ならコナンは間違いなく死んでいる。

生きて生還できたのは、奇跡というよりは・・・何て言っていいのかわからない。

その他で言えば・・・

ゴッホの展示会が開催された会場のセキュリティがグタグタ。

いったいどこが「完璧」なのか、さっぱりわからない。

犯人が入れたのは、もともとスタッフなのだから当たり前だとしても、キッドが侵入できたのは、なぜ?

天文学的確率だという抽選に当たったとは思えないし、そもそもどこの誰が当たったかはわからない。

だとすると、まったくの外部から侵入したということになるのだけど、予定外の人物が侵入したことにまったく反応しないシステムって、欠陥品だろう。

しかも、火災が発生したというのに、「火事だ!」と叫ぶ声にも「まさか!」と言うだけで、システムは何の反応もしていない。

あんなシステムでは、どこからでも、誰にでも侵入されてしまうぞ。

実際、キッドには脱出の準備までされているし、セキュリティはスカスカだ。

そんな中での見せ場なんて、もはや脱出劇しかない。

その脱出劇も、見ていてハラハラ・ドキドキ感がほとんどなく、見ていて何だかよくわからない。

予想通り、キッドが出てくる回は私的にはダメだ。


ということで、ある程度予測していたということもあるので、ここまでボロくそに貶したとしても、評価は「C」にしておきます。

本来なら感動にもっていけるはずの、犯行の動機にもつながる昔のエピソードなんて、ほとんど覚えていません!?
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No title

>犯人が入れたのは、もともとスタッフなのだから当たり前だとしても、キッドが侵入できたのは、なぜ?

博士のチケットを使ったんでしょう?
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