映画評729 ~ 駆込み女と駆出し男

今回は「駆込み女と駆出し男」

映画150524

劇作家・井上ひさしが晩年に11年をかけて執筆した時代小説「東慶寺花だより」を映画化。江戸時代に幕府公認の縁切寺であった東慶寺を舞台に、離縁を求めて寺に駆け込んでくる女たちの聞き取り調査を行う御用宿の居候が、さまざまなトラブルに巻き込まれながら訳あり女たちの再出発を手助けしていくさまを描く。『クライマーズ・ハイ』、『わが母の記』などの原田眞人監督がメガホンを取り、主演は大泉洋。寺に駆け込む女たちを、『SPEC』シリーズなどの戸田恵梨香、実力派の満島ひかりらが演じる

主演は、大泉洋
共演は、戸田恵梨香、満島ひかり、内山理名、陽月華、キムラ緑子
その他、木場勝己、神野美鈴、武田真治、山崎一、麿赤兒、中村嘉葎雄、でんでん、樹木希林、堤真一、山崎努など


<ストーリー>
江戸時代、幕府公認の縁切寺として名高い尼寺の東慶寺には、複雑な事情を抱えた女たちが離縁を求め駆け込んできた。女たちの聞き取り調査を行う御用宿・柏屋に居候する戯作者志望の医者見習い・信次郎(大泉洋)は、さまざまなトラブルに巻き込まれながらも男女のもめ事を解決に向けて導き、訳あり女たちの人生の再出発を後押ししていくが・・・


これは良かった。

ネットでの評判もなかなか良かったので、見ることにしたのだけど、正解でした。

ただ、最初はどういう展開になるのかよくわからなかったし、主演の大泉洋の役どころもよくわからなかった。

ただ、見ていくうちに、それぞれの登場人物がどんな人なのかわかってくると、話に入り込めるようになり、140分という大作(?)ながら、最後まで面白く見ることができた。

全体的に厳しい世界の描写の中で、ところどころに大泉洋を中心とした笑いがあって、それがまた適度に映画の面白さを引き立てていたと思う。


登場人物の中では、松島ひかりが良かった。

実は、ドラマでも映画でも、彼女を見るのは初めてだけど、見た目のか細さとは違って、ずいぶんしっかりとして演技をしていたと思う。

内山理名も、同じ縁切寺に駆け込む女性でも、か弱い女とは違って武芸者という役どころは、結構さまになっていた。

戸田恵梨香は、実はあまり好きではない。

あまり知的な感じがしないし、そんなにかわいいとは思えないからだけど、武田真治演じる夫から「火ぶくれした醜い顔」と言われるほどブ○イクでもないので、役どころにはちょっと違和感があった。

でも、まずまずだったとは思います。

あと、まわりを固める役者陣も割と豪華だ。

それぞれに存在感を示してしたと思うが、その中でも樹木希林と堤真一は、やはりウマいと思う。

逆に、今やベテラン俳優風だけど、でんでんは下手だ。

昔「お笑いスター誕生」にピンで出ていた頃から、同時期にピンでやっていたイッセイ尾形やモロ師岡などと違って、演技が下手だったので、あまり面白くなかった記憶がある。

もちろん、大泉洋はこの手の役柄にはぴったりだ。


などなど一部に不満はあるものの、全体としてはとても良かったと思います。

しいて言えば・・・

内山理名の夫を殺し、彼女を無理やり嫁にした乱暴浪人が、縁切寺に乗り込んできた時、一時は「もう敵討ちのことは忘れました」と言っていた内山が、戸田恵梨香と共に、その乱暴浪人をやっつけるシーンが、なぜか中途半端にカットされていた。

どうして、ああいうカットにしたのか、よくわからない。

すぐその後に、大泉と戸田の旅立ちのシーンが出てきただけに、余計に違和感だけが残った。


ということで、面白かったし、ちょっとうるっとしたところもあるので、評価は「A」にします。
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