映画評741 ~ キングスマン
今回は「キングスマン」
『英国王のスピーチ』などのオスカー俳優コリン・ファースを主演に迎え、『キック・アス』などのマシュー・ヴォーン監督がメガホンを取って放つ痛快スパイアクション。世界を股に掛けて秘密裏に活躍するスパイ機関所属の主人公が、最強の敵相手に奮闘する姿が描かれる。『サイダーハウス・ルール』などのマイケル・ケインや、『パルプ・フィクション』などのサミュエル・L・ジャクソンらが共演。エレガントな小道具やウイットに富んだ会話はもとより、切れ味のいい怒とうのアクションに見ほれる。
主演は、コリン・ファース
共演は、マイケル・ケイン、タロン・エガートン、サミュエル・L・ジャクソン
その他、マーク・ストロング、ソフィア・ブテラ、ソフィー・クックソン、ハンナ・ハルストルム、マーク・ハミルなど
<ストーリー>
ロンドンにある高級スーツ店「キングスマン」は、実はいかなる国の干渉も受けない屈指のエリートスパイ集団だった。ブリティッシュスーツを小粋に着こなす紳士ハリー(コリン・ファース)もその一人で、日々極秘任務の遂行に務めていた。そんなある日、仲間が何者かに暗殺され、彼は街で不良少年エグジー(タロン・エガートン)をスカウトする
これはまたブッ飛んだ映画だった。
予告編で見る限り、英国紳士の代表みたいなコリン・ファースが主演だし、ちょっとスマートなスパイ映画だと思っていたけど、どうしてどうしてまったく違った。
ハチャメチャというか、はっきり言えばムチャクチャだった。
でも、なかなか面白かった。
R15指定ということで、ちょっとグロいシーンが出てくるのかな?程度だったけど、あそこまでやるとは思わなかった。
何せ、主人公であるハリーが、教会でそこにいる人たちを全員殺しちゃうんだから。
殺し方も、スマートとかいうものは一切なく、銃で撃ち殺すわ、斧でぶった切るわ、ナイフを突き刺すわ、もう何でもあり。
そして、最後まで活躍すると思われた主人公も、実は教会を出たところで悪役に撃ち殺されてしまう。
「ええっ?」という場面だけど、殺した悪役を演じるのは、サミュエル・L・ジャクソン。
とにかくいろんな映画に出まくっていて、日本で言えば香川照之みたいな存在だ。
アベンジャーズでは善の黒幕だけど、今回はちょっと頭のイカれた悪役だ。
そして、ここから後は若い男の子(タロン・エガートン)が主役に取って代わる。
スピードワゴンの井戸田みたいな顔立ちのちょっとワルっぽい子だけど、いつの間に身につけたのか、ものすごい身体能力でもって、悪役の野望をぶち壊す。
もう一人ヒロインとして登場するソフィー・クックソンとの訓練の様子は、何だかよくわからなかったけど、ここでの訓練が後に生きた、という展開にはなっている。
さて、物語のハチャメチャ度は、ここからさらに加速する。
一見、ただのハード・アクションだけど、悪役のアジトでの壮絶な撃ち合いは、まだまだかわいい方で、最後の方では、サミュエル・L・ジャクソンの悪事に加担した連中(というか、自分たちだけ生き残ろうとした連中?)の頭が、何と全部吹き飛んでしまう!
いや、比喩で言ってるんじゃなくて、ホントにぶっ飛ぶ。
というか、爆発してしまうのだけど、そのあたりの描写は、けっしてグロではなくて、むしろ花火みたいにしてあって、エルガーの「威風堂々」の曲に乗って、実にきれいに打ち上げられていた!?
味方だと思っていた連中にも、結構裏切り者がいるのだけど、いつもは悪役であることが多いマーク・ストロングが、実は最後まで準主人公である若い男の子をサポートする頼もしい存在となっている。
まあ、物語がトンでもないものなので、あまり詳しく書いても意味がないのでやめておくけど、とにかく想像とはまったく違う内容でビックリした反面、意外と楽しめたのも事実。
ということで、評価は「B」にします。
スマートなスパイ映画を期待している人は、そうはならないので、そのつもりで見た方がいいと思います。
ところで・・・
途中に出ていた教授を演じていたのが、スターウォーズ以降泣かず飛ばずだったルークことマーク・ハミルだとは、エンドロールが出てくるまで気が付かなかった。
『英国王のスピーチ』などのオスカー俳優コリン・ファースを主演に迎え、『キック・アス』などのマシュー・ヴォーン監督がメガホンを取って放つ痛快スパイアクション。世界を股に掛けて秘密裏に活躍するスパイ機関所属の主人公が、最強の敵相手に奮闘する姿が描かれる。『サイダーハウス・ルール』などのマイケル・ケインや、『パルプ・フィクション』などのサミュエル・L・ジャクソンらが共演。エレガントな小道具やウイットに富んだ会話はもとより、切れ味のいい怒とうのアクションに見ほれる。
主演は、コリン・ファース
共演は、マイケル・ケイン、タロン・エガートン、サミュエル・L・ジャクソン
その他、マーク・ストロング、ソフィア・ブテラ、ソフィー・クックソン、ハンナ・ハルストルム、マーク・ハミルなど
<ストーリー>
ロンドンにある高級スーツ店「キングスマン」は、実はいかなる国の干渉も受けない屈指のエリートスパイ集団だった。ブリティッシュスーツを小粋に着こなす紳士ハリー(コリン・ファース)もその一人で、日々極秘任務の遂行に務めていた。そんなある日、仲間が何者かに暗殺され、彼は街で不良少年エグジー(タロン・エガートン)をスカウトする
これはまたブッ飛んだ映画だった。
予告編で見る限り、英国紳士の代表みたいなコリン・ファースが主演だし、ちょっとスマートなスパイ映画だと思っていたけど、どうしてどうしてまったく違った。
ハチャメチャというか、はっきり言えばムチャクチャだった。
でも、なかなか面白かった。
R15指定ということで、ちょっとグロいシーンが出てくるのかな?程度だったけど、あそこまでやるとは思わなかった。
何せ、主人公であるハリーが、教会でそこにいる人たちを全員殺しちゃうんだから。
殺し方も、スマートとかいうものは一切なく、銃で撃ち殺すわ、斧でぶった切るわ、ナイフを突き刺すわ、もう何でもあり。
そして、最後まで活躍すると思われた主人公も、実は教会を出たところで悪役に撃ち殺されてしまう。
「ええっ?」という場面だけど、殺した悪役を演じるのは、サミュエル・L・ジャクソン。
とにかくいろんな映画に出まくっていて、日本で言えば香川照之みたいな存在だ。
アベンジャーズでは善の黒幕だけど、今回はちょっと頭のイカれた悪役だ。
そして、ここから後は若い男の子(タロン・エガートン)が主役に取って代わる。
スピードワゴンの井戸田みたいな顔立ちのちょっとワルっぽい子だけど、いつの間に身につけたのか、ものすごい身体能力でもって、悪役の野望をぶち壊す。
もう一人ヒロインとして登場するソフィー・クックソンとの訓練の様子は、何だかよくわからなかったけど、ここでの訓練が後に生きた、という展開にはなっている。
さて、物語のハチャメチャ度は、ここからさらに加速する。
一見、ただのハード・アクションだけど、悪役のアジトでの壮絶な撃ち合いは、まだまだかわいい方で、最後の方では、サミュエル・L・ジャクソンの悪事に加担した連中(というか、自分たちだけ生き残ろうとした連中?)の頭が、何と全部吹き飛んでしまう!
いや、比喩で言ってるんじゃなくて、ホントにぶっ飛ぶ。
というか、爆発してしまうのだけど、そのあたりの描写は、けっしてグロではなくて、むしろ花火みたいにしてあって、エルガーの「威風堂々」の曲に乗って、実にきれいに打ち上げられていた!?
味方だと思っていた連中にも、結構裏切り者がいるのだけど、いつもは悪役であることが多いマーク・ストロングが、実は最後まで準主人公である若い男の子をサポートする頼もしい存在となっている。
まあ、物語がトンでもないものなので、あまり詳しく書いても意味がないのでやめておくけど、とにかく想像とはまったく違う内容でビックリした反面、意外と楽しめたのも事実。
ということで、評価は「B」にします。
スマートなスパイ映画を期待している人は、そうはならないので、そのつもりで見た方がいいと思います。
ところで・・・
途中に出ていた教授を演じていたのが、スターウォーズ以降泣かず飛ばずだったルークことマーク・ハミルだとは、エンドロールが出てくるまで気が付かなかった。
スポンサーサイト