映画評755 ~ ブリッジ・オブ・スパイ

今回は「ブリッジ・オブ・スパイ」

映画160109

『ターミナル』以来のタッグとなる、スティーヴン・スピルバーグ監督と名優トム・ハンクスによるサスペンス大作。東西冷戦下の1960年に実際に起きた、ソ連によるアメリカ偵察機撃墜事件「U-2撃墜事件」の舞台裏に迫る。『ノーカントリー』で第80回アカデミー賞監督賞を受賞したジョエル&イーサン・コーエンが脚本を担当。一介の弁護士が挑む実現不可能と思われた作戦で、思いがけないアプローチを試みる姿に意表を突かれる。

主演は、トム・ハンクス
共演は、マーク・ライランス、エイミー・ライアン、アラン・アルダ、スコット・シェパード
その他、セバスチャン・コッホ、オースティン・ストウェル、ウィル・ロジャース、ミハイル・ゴアヴォイ、ノア・シュナップ、ピーター・マクロビーなど


<ストーリー>
アメリカとソ連の冷戦のさなか、保険関連の敏腕弁護士ドノヴァン(トム・ハンクス)は、ソ連のスパイであるアベル(マーク・ライランス)の弁護を引き受ける。その後ドノヴァンの弁護により、アベルは死刑を免れ懲役刑となった。5年後、アメリカがソ連に送り込んだ偵察機が撃墜され、乗組員が捕獲される。ジェームズは、CIAから自分が弁護したアベルとアメリカ人乗組員のパワーズ(オースティン・ストウェル)の交換という任務を任され・・・


実話に基づいた話ということで、ちょっと重たいけど、なかなか面白かった。

いまや、かつてのモーガン・フリーマンみたいに、主演のトム・ハンクス主演の映画には、はずれがないと言ってもいいくらいだ。

決してハデな演技ではないし、もちろんアクションはない。

でも、とても存在感のある役者さんだと思う。

もともと保険担当の一介の弁護士であるドノヴァンが、どうして捕虜交換の交渉役になったのか、というところが気になっていたのだけど、ソ連のスパイであるアベルの弁護を引き受けた時に、「いつかアメリカのスパイが捕虜となった時に、その交換条件に使える」と言ったのがきっかけ、という流れはスムーズだった。

そして、当時東西に分かれたばかりの東ドイツに行き、難しい交渉に臨むわけだけど、割と淡々とした流れながら、違和感なく展開していたと思う。

まあ、実話なんだから、当たり前かも知れないけど・・・

ただ、決してハッピーエンドではない。

もちろん、捕虜の交換は成立するわけだが、最後アベルとの別れ際に、ドノヴァンがアベルに「これから、君はどうなるんだ?」と聞いた時、アベルが「それは、車に乗る時にわかる。抱擁するか、単に後部座席に座らされるかだ」と答える。

そして、ラストで、アベルは黙って後部座席に座らされる。

この後、アベルはどうなってしまうのだろう、と思わせるシーンだ。

一方、ソ連の捕虜になっていたアメリカ人飛行士パワーズも、決してハッピーではない。

なぜなら、スパイ偵察をする時に「もし飛行機が撃墜されたら、爆破しろ。そしてお前たちは捕虜になるくらいなら自害しろ」と言われていたにもかかわらず、彼は自害をしなかった(できなかった?)わけだから。

冷戦当時の米ソって、こんなやり取りをお互いにやっていたんだと思うと、ちょっと暗い気分になってしまう。

全体的にハラハラ・ドキドキ感に少し欠ける気はしたけど、2時間半という長編にもかかわらず、最後まで飽きることなく見ることができた。

ということで、とても良かったけど、「感動した!」というほどでもなかったので、評価は「B」にしておきます。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

アクセス数
プロフィール

はぶて虫

Author:はぶて虫
はぶて日記(映画版)へようこそ!

検索フォーム
最新記事
最新コメント
リンク
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
725位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
338位
アクセスランキングを見る>>
月別アーカイブ
最新トラックバック
カテゴリ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR