映画評773 ~ 殿、利息でござる

今回は「殿 利息でござる」

映画160529

『武士の家計簿』の原作者・磯田道史による「無私の日本人」の一編「穀田屋十三郎」を、『予告犯』などの中村義洋監督が映画化。江戸時代中期の仙台藩吉岡宿が舞台の実話で、年貢の取り立てや労役で疲弊した宿場町を救うため、藩に金を貸して毎年の利息を地域の住民に配る「宿場救済計画」に尽力する人々の姿を描く。町の行く末を案じる主人公を、時代劇初主演の阿部サダヲが演じるほか、瑛太、妻夫木聡という実力派が出演している。

主演は、阿部サダヲ
共演は、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、寺脇康文、きたろう
その他、千葉雄大、橋本一郎、中村賢、西村雅彦、中村ゆうじ、上田耕一、羽生結弦、松田龍平、草笛光子、山崎努など


<ストーリー>
江戸中期、財政の逼迫した仙台藩が領民へ重税を課したことで破産や夜逃げが続出し、小さな宿場町・吉岡宿は困窮し切っていた。このままではダメだと考える商人・穀田屋十三郎(阿部サダヲ)と同志たちは、藩に金を貸し付け毎年の利息を住民に配る「宿場救済計画」を考えつく。町の存続を図るため、前代未聞の金貸し事業を成功させるべく、彼らは私財を投げ打ち・・・


いい話だ。

ただ、こんな話だとは思わなかった。

予告編を見る限りでは、阿部サダヲが出ている、ということもあり、てっきりコメディだと思っていた。

確かに、所々笑わせるところはある。

でも、全体的には至極まじめな話で、しかも実話なんだそうな。

それにしては、登場人物がどれも「いい人」すぎる。

「あらすじ」の中にも「財政の逼迫した仙台藩が領民へ重税を課したことで・・」とあるくらいだから、村民の企てを阻止する輩も、結構いたはずだと思うのだけど・・・

それに、こんなにいい人ばかりだったら、そもそもあんなに村が困ることもなかったろうに、という気もする。

というか、「お上に金を貸す」という企て自体が、どうして成功するのかよくわからない。

しかも、あれだけのお金が集まる、ということは、村全体としては結構潤っている、ということにはならないのだろうか。

そういう意味では、何だか「ウソくさい」話ではあるのだが、とにかくいい話なので、悪い気はしない。

まあ、代官までもがいい人だった、というのは、何だか信じられないけど。


あと、出演した役者さんは、皆さん良かったと思う。

阿部サダヲも、妻夫木聡も、竹内結子も、そして普段は「下手くそ!」と思っていた寺脇康之までも、いい味を出していたと思う。

唯一、松田龍平を除いては・・・

何なんだろうねえ、あの演技は。

と言うか、無表情で、淡々としゃべるだけって、まったく演技をしていないのと同じだと思う。

まだ、殿様役で出ていた羽生結弦の方が存在感があったように思う。


ということで、ちょっと出来過ぎ感はあるけど、なかなかいい話だったので、評価は「B」にします。

でも、映画のタイトルは、やっ変えた方がいいと思うぞ。
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