映画評777 ~ インデペンデンス・デイ/リサージェンス

今回は「インデペンデンス・デイ/リサージェンス」

映画160710

地球に攻めてきた侵略者と人類の激突を描いたSF大作『インデペンデンス・デイ』の続編。前作での闘いから20年後を舞台に、地球防衛システムを完備した人類が再び侵略者と対峙する。『ホワイトハウス・ダウン』などのローランド・エメリッヒ監督、『ロスト・ハイウェイ』などのビル・プルマン、『ディープ・カバー』などのジェフ・ゴールドブラムと第1作のメンバーが再結集。新たに『ハンガー・ゲーム』シリーズなどのリアム・ヘムズワースらが加わる。壮大な物語と圧倒的な映像技術に息をのむ。

主演は、リアム・ヘムズワース
共演は、ジェフ・ゴールドブラム、ビル・プルマン、マイカ・モンロー、トラヴィス・トープ
その他、ウィリアム・フィクトナー、シャルロット・ゲンズブール、ジャド・ハーシュ、ジェシー・アッシャー、ブレント・スピナー、など


<ストーリー>
エイリアンによる地球侵略に人類が立ち向かい、およそ30億人もの命を失いながらも勝利を収めてから約20年が経過した。人類はさらなる襲来に備えようと、エイリアンが残した宇宙船の技術を転用した地球防衛システムを作り上げる。2016年7月、そんな人類を試すようにアメリカ全土を覆うほどの大きさを誇るエイリアンの宇宙船が出現。彼らは重力を自在に操る圧倒的な科学力で、ニューヨーク、ロンドン、パリといった都市を次々と襲撃する。猛攻撃は止むことなく続き、人類存続の要であった防衛システムも無力化してしまう



いやはや、相変わらずのスケールである。

前作から20年経ったのだそうな。

だから、舞台も20年後の世界だ。

でも、前作は「現代」が舞台だったので、襲ってきたエイリアンに対して、現状の武器で戦っていた。

だから、相当苦労したはずだし、結果的に一か八かの突撃作戦で、アメリカを襲ってきた宇宙船はやっつけたけど、それ以外の国を襲った宇宙船については「以下、省略」という形だったので、「いや、あんなんじゃ、勝てないだろう」と思った記憶がある。

しかし、今回の舞台は2016年と「現代」なのに、描かれている世界は「近未来」である。

だから、扱っている武器・乗り物などは格段に性能がよくなっている。

と言うか、逆に違和感バリバリだ。

いや、何で「近未来」にしたの?

だったら、時代も「2○○○年」とか微妙にボカしておけばよかったのに。

でも、今回はそういう問題ではなく、もっと根本的に「それはあかんだろ」という内容だったと思う。

それは何かと言うと・・・

襲ってきたエイリアンがあんなのでいいのか?

どこの誰だかわからない連中だったからこそ、恐怖も倍増したのだろうけど、今回は敵の正体が明らかになる。

まあ、姿・形があの「エイリアン」みたいになるのは仕方がない(?)にしても、どうして「女王」とかいう存在を作りたがるの?

「女王」をやっつたけたら、後の連中は攻撃をやめたり勝手に引き下がったりするなんて、どうしてそんな安易な設定にしちゃったんだろう。

力の差は歴然だったのだから、女王一人(一匹)いなくなったところで、エイリアン達が負けるとは、とても思えないのに。

しかも、この女王はわざわざ外に出てきちゃう。

何であんなアホみたいにデカい宇宙船を作ったりなんかしたの?(直径4500kmって、デカすぎるだろう)という疑問は置いていて、あんなバカでかい宇宙船なんだから、少々攻められたってたいしたことないだろうに。

それを、わざわざ「罠」なんか仕掛けて、地球人(しかも、そのごくごく一部)を誘い込んで一気に殲滅、みたいなことをしなくたって、普通に攻め続けていれば、簡単に攻め落とせただろうに。

つまり、エイリアンのやりたいことがまったく理解できない。

何が「コアを狙っている」だよ。

コアを破壊すれば、地球の自然・生態系が破壊される、とか何とか説明していたけど、そんな回りくどいことなんかしなくても、力技でやれば済む話。

それでは、さすがに話の筋が通らないと思ったのか、「ヤツらにとって必要」な白い球なんてものを作り出していたけど、所詮はあのエイリアン達に勝てなかった種族のただ一人の生き残り。

こんなのが地球人の手に渡ろうがどうなろうが、現時点での科学の差を見たら、どうでもいい話。

その白い球を狙うために、エイリアンの女王がわき目も振らずに宇宙船から出てきたあげく、しかも「後ろにある触手が弱点」とか言われてるのに、ほとんと無防備でいるものだから、地球軍の集中攻撃に遭ってしまう。

まあ、集中攻撃といっても、出てくるのはほんの数人の勇敢な兵士だけで、大半の軍隊は何もしていないか、もしくはすでにやられている。

ちょっと冷静に考えたら、「今、エイリアンは何をしようとしているの?もしかして、バカなの?」と思ってしまうので、まったく感情移入ができない、というより、映画自体に入っていけない。

しかも、登場人物も、前回登場して活躍した面々が中心で、あの感動的な演説をした元大統領とその娘とか、20年前に大活躍した英雄(ウィル・スミス)の息子とか、死んだはずの博士とか、ごくごく一部に集約されていて、とても「世界が一つになった」という印象はない。

元ハエ男の父親なんて、どうでもいいだろうに。

さらに言うと、その「世界が一つになった」象徴として、総司令官(?)がシナ人って、どういうことだよ。

「オデッセイ」でもそうだったけど、どうしてあの国に気を遣うのか理解できない。

どちらかと言うと、エイリアンと共謀する「悪の権化」みたいな存在なのに、トップだけでなく、その姪っ子も大活躍するなんて、見ていて気持ちいいものではない。

まあ、あれだけ綺麗でアクションのできる女優さんって、今の日本人にはいないだろうから、それはしょうがないとしても、「世界の代表がシナ」という構図だけは見たくない。

あと、細かいことだけど、主人公(リアム・ヘムズワース)とウィル・スミスの息子が、どうして仲が悪くて、そして何で簡単に仲直りしたのかよくわからない。

と言うか、前作から引っ張っているエピソードならともかく、今回いきなり出てきた話だし、話の展開にたいして影響しないのだから、「そんなことどうでもいいじゃん」と思う以外に何もない。

それ以外にも、やたらと恋愛シーンが多くて辟易してしまう。

そんな悠長なことをしている状況じゃないだろうに。

とにかく、全体的に呑気で緊張感がほとんどない。

結局、一番いいところを持っていったのは元大統領、というだけの内容。

これで、また続編を作るつもりだろうか。

こんな展開にするのだったら、もうやめてほしい。


ということで、評価としては「D」にしたいところだけど、まあギリギリ「C」にしておきます。
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