映画評803 ~ この世界の片隅に

本年第一弾は「この世界の片隅に」

映画170103

「長い道」「夕凪の街 桜の国」などで知られる、こうの史代のコミックをアニメ化したドラマ。戦時中の広島県呉市を舞台に、ある一家に嫁いだ少女が戦禍の激しくなる中で懸命に生きていこうとする姿を追い掛ける。監督にテレビアニメ「BLACK LAGOON」シリーズや『マイマイ新子と千年の魔法』などの片渕須直、アニメーション制作にテレビアニメ「坂道のアポロン」や「てーきゅう」シリーズなどのMAPPAが担当。市井の生活を壊していく戦争の恐ろしさを痛感する


<ストーリー>
1944年広島。18歳のすずは、顔も見たことのない若者と結婚し、生まれ育った江波から20キロメートル離れた呉へとやって来る。それまで得意な絵を描いてばかりだった彼女は、一転して一家を支える主婦に。創意工夫を凝らしながら食糧難を乗り越え、毎日の食卓を作り出す。やがて戦争は激しくなり、日本海軍の要となっている呉はアメリカ軍によるすさまじい空襲にさらされ、数多くの軍艦が燃え上がり、町並みも破壊されていく。そんな状況でも懸命に生きていくすずだったが、ついに1945年8月を迎える。


太平洋戦争の前後を描いた作品で、舞台は広島県呉市。

ということは、当然原爆を身近に感じた人たちが描かれている。

アメリカにボコボコにされた上に、原爆を2つも落とされた戦争。

私は、そんな悲惨なこの時期を描いた映画はほとんど見ない。

どうしても悲しくなってしまうからだ。

だから、最初は見るつもりはなかったのだけど、見た人から「そんなに悲惨じゃなかったよ」と言われたし、割と評判も良かったので、見ることにしたのだけど・・・

やっぱり悲惨だ。

主人公は右手を失ってしまうし、母を原爆で失った子供を描写したシーンは、何とも言えず重い。

そんな中でも、明るく生きようとする主人公・すずだけど、街が根こそぎやられているのに、あそこまで明るくなれるものだろうか、と逆に悲しくなってしまう。

でも、当時はそんな感じだったのかなあ、という気もする。

展開としても、「お涙頂戴」的な作りではなく、市民の生活を淡々と描いているというイメージだった。

そういう意味では、「ほのぼの系」と言えるかも知れない。

画も、最初は馴染めなかったが、物語が進むにつれて慣れてくるので、そんなに違和感はない。

主人公の声を担当したのん(能年玲奈)も、泣くシーンなどはちょっと「ん?」と思ったが、全体的にはなかなか良かったと思う。

舞台が広島ということで、もちろん広島弁が出てくるが、まああんなものかな、という程度で、特に違和感はなかった。

「泣いた」とか「感動した」という内容ではないので、評価は難しいけど、特に変なところもなかったので、正月第一弾ということで、ちょっと甘めに「B」にしておきます。


Yahoo!映画評を見ていると、中に「真実を描いていない」とか書くヤツがいて、何事かと読んでみると「加害者なのに被害者面している」とか「ここから真珠湾に攻めていって、それで戦争が始まった」とか書いてあって唖然とした。

じゃあ何か?
アメリカは被害者なのか?

別に「日本が正しかった」などと言うつもりはない。

戦争当事者に「加害者」も「被害者」もない。

当時はそういう状況だっただけで、日本を脅威に感じた欧米諸国が寄ってたかって日本を叩こうとした中での出来事。

シナ・チョウセンみたいに、存在自体が害悪な国が近隣にあったせいで、日本は悲惨な目に逢ってしまったとも言えるわけだけど、いまだに「日本は加害者」などと言っている連中を見ていると反吐が出そうだ。

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