映画評808 ~ ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

今回は「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」

映画170205


ランサム・リグズの小説「ハヤブサが守る家」を実写化したファンタジー。奇妙な子供たちが暮らす屋敷を訪れた少年が、彼らに迫りつつある危険と自身の秘めた宿命を知る。監督は、『アリス・イン・ワンダーランド』などのティム・バートン。『悪党に粛清を』などのエヴァ・グリーン、『エンダーのゲーム』などのエイサ・バターフィールド、『アベンジャーズ』シリーズなどのサミュエル・L・ジャクソンらが顔をそろえる

主演は、エヴァ・グリーン
共演は、エイサ・バターフィールド、クリス・オダウド、アリソン・ジャネイ、ルパート・エヴェレット
その他、テレンス・スタンプ、エラ・パーネル、フィンレー・マクミラン、キム・ディケンズ、ジュディ・デンチ、サミュエル・L・ジャクソンなど


<ストーリー>
少年ジェイクは、現実と幻想が交錯する中で、奇妙な子供たちが暮らす“ミス・ペレグリンの家”を見つけ出す。子供たちが不思議な能力を持ち、ひたすら同じ一日を繰り返す理由を知る一方で、彼らに忍び寄ろうとしている危険に気付くジェイク。さらに、ミス・ペレグリンの家へと導かれた理由と自身の役割を知る。やがて、真実が明らかになるとともに、子供たちに思わぬ変化が起こるが・・・


これまた結構面白かった。

独特の世界を描くティム・バートンの作品で、一部で「結構ダークだよ」という声もあったので、ちょっと不安もあったけど、それほどダークでもなかった。

クレジットでは、主演はエヴァ・グリーンとなっているが、実際の主人公は少年ジェイクであることは間違いない。

この子を始めとして、登場する子供たちはそれぞれ「異能」を持っている、という設定だけど、その「異能」が様々な場面で生かされる、という展開がうまく描けていたと思う。

中盤以降に出てくる化け物たちとのバトルも、それほど過激ではなく、ダーク・ファンタジーらしい軽い仕掛けの応酬となっている。

ただ、それだけに、子供たちの「異能」を含めてちょっと違和感が・・・

まず、最後のラスボス・バロンとの戦いで、なぜバロンはジェイクのそっくりさんに化けたの?

力量としては、圧倒的にバロンの方が上で、わざわざ子供だましをしなくても勝てる状況だったのに。

そもそも、エマとイーノックは、どうして「ジェイク!」などと叫びながら部屋に近づいたのか。

バロンがジェイクとともに部屋にいるのは明白なのだから、わざわざ敵に「今から部屋に入りますよ」などと宣言する必要などなく、奇襲した方が良かったのに。

いくら子供たちがクロスボウ(弓矢)を持っていたとしても、当たる可能性は低かったのにもかかわらず、わざわざ化けたのは、「ジェイクの異能が最後に生かされる」という流れにしたかったのだろうけど、ちょっと無理やりっぽかった。


あと、頭から袋を被った双子の異能が、最後に明かされるのだけど、あんな「武器」があるのなら、もっと早く使っていれば良かったのに。

最後の最後まで取っておく理由など、どこにもないはず。

これも、最後まで取っておいた方が面白い、という理由だけ、のような気がするし。


さらに、沈没船を復活させて航海に出るのだけど、あれはどうなの?

船って、そう簡単に再稼働するものなのか?

沈没したのだから、座礁したとか、とにかく船体には傷とか穴があいているはずだけど、嵐で船が横波を受けて傾いた、というだけなのか?

空気を入れただけでは、簡単に浮き上がったりしないと思うのだけど・・・

また、蒸気で動いていたみたいだけど、単に炉(?)に火をつけただけで船が動いたりするものなのか?


そのあたりの描写がほとんど省かれているので、気が付かなければそれでいい、みたいな展開だった。

まあ、その分テンポが良かった、というのはあるけれど。

ということで、ツッコミどころは結構あったけど、全体的には大きな違和感もなく、楽しめました。

ということで、評価は「B」にします。


余談だけど・・・

ジョニー・デップに替わって、今度はサミュエル・L・ジャクソンが、変なキャラクター作りに励んでいるのだろうか。
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