映画評820 ~ グレートウォール

本日は「グレートウォール」を見てきました。

映画170415-2

世界的な建造物である万里の長城を題材にしたアクション。その建造に秘められた目的と戦いを、壮大なスケールで活写する。メガホンを取るのは『上海ルージュ』『HERO』などのチャン・イーモウ。『ボーン』シリーズなどのマット・デイモン、『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』などのウィレム・デフォー、香港のスター、アンディ・ラウらが結集。国際色あふれるキャストが織り成すストーリーに引き込まれる。

主演は、マット・デイモン
共演は、ジン・ティエン、ペドロ・パスカル、アンディ・ラウ、ウィレム・デフォーなど


<ストーリー>
主人公ウィリアム(マット・デイモン)は仲間と共にブラックパウダーを探して中国を訪れるが、中国人兵士に襲われ、逃走を余儀なくされる。
やがて追い詰められたウィリアムたちは投降を決意し、万里の長城へと向かうが、そんなウィリアムたちの前に現れたのは、謎のモンスターだった!
そこで、ウィリアムは中国王朝と力を合わせ、モンスターとの闘いに挑むが・・・


万里の長城を舞台としたアクションものである。

マット・デイモンが主演だけど、ネットでの評判はすこぶる悪い。

確かに、出てくる化け物(モンスター)はわけがわからない。

60年ごとに人間を襲いに来るのだそうな。

お前ら「17年ゼミか!」と言いたくなるような化け物だけど、前の60年間どこで何をしていたのかはわからない。

しかも、知能があるのだそうな。

そういう化け物が集団で襲ってくるので、人間側はいろいろと守りに工夫は凝らしているのだけど、如何せん力の差は歴然。

じゃあ、人間は全滅するのかと言うと、そうではなくて、化け物たちはある程度襲うと、なぜか急に引き上げてしまう。

う~ん、ナゾだ。

あのまま一気に襲えば、1日もかからずに、人間を全滅させられたはず。

じゃあ、ある一定の周期で襲うのか、と言うと、そんな感じでもなく、ある時は、夜中に2匹だけで襲ってきて、人間側のボスである将軍を殺してしまう。

将軍は死に際に「罠にはめられた」と言うのだけど、化け物が何でわざわざあんな面倒くさいことをするのかさっぱりわからない。

そもそも、どうして将軍を誘い出して殺そうとしたの?

敵側のボスだということを、どうして知ったんだろうか。

そんなことより、将軍はどうして自らわざわざ出向いたの?

そんなこと部下にやらせればいいのに。

「頭のいい化け物、罠にはめられた人間」という構図にしたいのだろうけど、化け物はとてもじゃないけど、頭が良さそうじゃない。

だって、彼らはみんな女王の指示に従って行動しているだけだから。

これも、またよくわからない。

しかも、なぜか「女王が死ぬと、群れは全滅してしまう」ということらしい。

まるで「インデペンデンス・デイ リサージェンス」みたいな感じ?

別に何かの機械で動いているわけではないのだから、司令塔がいなくなったら、混乱はするかも知れないけど、そのまま引き上げて、また新しい女王を迎えればいいだけじゃないの?

でも、クライマックスのシーンでは、女王が死んだ途端に、群れの連中はバッタバッタと塔の上から落ちてくる。

この理由(仕組み)がよくわからない。

結局、あまりにも強い相手だから、群れ全体をやっつけることは数からしても無理だし、「女王をやっつけたら、群れはダメになる、ということにしよう」などと安易に考えに違いない。

やっぱり「インデペンデンス・デイ リサージェンス」じゃん。

そんな化け物を相手にマット・デイモンは戦うのだけど、如何せん敵は強すぎるので、最後は女王をやっつけることだけに集中して、まわりの人間たちがそのために犠牲になる、という実に感動的な映画に仕上がっている。

いや、だって実際にそうだし。

でも、また60年たったら、別の女王を中心にして襲ってくるんじゃないの?

別に60年後はもう生きていないから、どうでもいいってことなの?

それとも、大昔から女王はあの一匹しかいなかったの?

でも、それが同じ女王なのかどうか、60年経ったら、世代は少なくとも1つ2つは変わっているわけだし、どうやって彼らに対する情報は継承されていくの?

まあ、考え始めたら、どうしようもなくなってしまうので、この話題はこのへんにしておきます。


いい所を探すとしたら・・・

とにかくスケールはデカくて迫力がある。

この迫力は邦画では出せないと思う。

登場人物で言うと・・・

マット・デイモンは頑張っていたと思います。

ただ、相方の男の役割がよくわからない。

主人公を置いて逃げようとしたり、一緒に戦ったり、結構重要な役どころだと思うのだけど、残念ながら存在感がほとんどない。

一方、存在感は抜群のウィレム・デフォーだけど、今回の使われ方は、あんなのでいいのか?

訳ありな男、みたいな描かれ方だったけど、意外にあっさりと姿を消す。

あれって、もしかしてあの爆発の時に馬賊たちと一緒に亡くなったんじゃないの?

その馬賊たちも、いったい何のために出てきているのかよくわからない。

あんなところを根城にして旅人たちを襲っているのだとしたら、長城の人たちと同様、化け物たちにやられちゃうだろうに。

と言うか、襲われる危険性は長城の人たちの比じゃないだろうに。

アンディ・ラウも、もっと将軍クラスの存在かと思っていたけど、幹部の中では一番下、みたいな扱われ方だったぞ。

ヒロインがあれだけ若いのだから、アンディ・ラウも、もっと重要な役でも良かったんじゃないのか、という気がする。

で、そのヒロイン。

どこかで見たことあるな、と思っていたら、ちょっと前に見た「キングコング」に出ていた、わけのわからない女性でした。

いやホント、急に出てきたけど、たいしたセリフもなく、たいしたこともしないで、最初から最後までただ映っていただけだったし。

まだ28歳だって。

いいのか、こんな若い子が次代の将軍になって。

だったら、アンディ・ラウでしょ。


みたいな感じで、ツッコミどころは満載でしたが、迫力はありましたし、そこそこ面白かったです。

ということで、評価は「B」にします。

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