映画評84 ~ 亡国のイージス (05.7.30)

今回は「亡国のイージス」

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主演は、真田広之
共演は、寺尾聰、佐藤浩市、中井貴一、勝地涼、吉田栄作、谷原章介、豊原功輔
その他、光石研、岸部一徳、原田美枝子、原田芳雄など

<ストーリー>
国家に反旗をひるがえしたイージス艦副長・宮津二佐は、全ミサイルの照準を東京首都圏内にあわせる。国家への復讐に燃える宮津から艦を取り戻すために、先任伍長・仙石は、過酷な闘いに挑むが・・・


すでに、いろいろなところで話題になっているので、今さらストーリーについては言う必要はないだろうが、とにかく重い。

映画としてのストーリーがどうの、展開がどうのと言うよりは、以前観た韓国映画の傑作「シュリ」と同様、北朝鮮の工作員が絡んでくると、実際にありそうな話だけに、単純に楽しんではいられない、という気がする。

特に、中井貴一演じる工作員ヨンファの「よく見ろ、日本人。これが戦争だ」というセリフ。
これがすべて、という気もするが、ほかにも「さすがは日本人、従順だ」とか、ボロクソに言われている。
どれも、完全に日本人はナメられている、という現状を表している言葉だ。

ただ、北朝鮮や韓国の人間なら、この手のセリフも政治家や在日の大学教授などか実際に言っているし、特に気にはならない。

やはり気になるのは、実際に有事の状態に陥った時に、今回寺尾聡が演じた宮津副長のような、バカな日本人が必ず出てくるのではないか、ということだ。

つまり、本気で「日本なんてつぶれてしまえ」と思っている頭のイカれた連中だ。

それがどういう意味を持つかも知らないで、簡単に工作員にダマされてしまうようなヤワな日本人が、万が一の時にうじゃうじゃ出てくるのではないだろう、という気がしてならない。
この映画の中でも、宮津副長に加担したバカな幹部候補生などは、その最たるものだろう。

しかも、ここぞという時に、銃も撃てない。
自分がバカであったことに気づいた宮津副長も、宮津に従っていた吉田栄作演じる部下も、そのために、ヨンファを撃つことができずに、逆に撃たれてしまった。

主人公の真田広之演じる仙石先任伍長も言っていたが、「撃つ前に考えろ」という言葉は、まさに今の日本人を象徴している。
そんな悠長なことを言っている間に、どんどんやられていくというのに。

もっとも、後で謎の人物(?)である如月行が相手を撃ちそこなった時には「考える前に考えろ」とも言っていたが・・・

いずれにしても、映画としての出来がどうであったか、ということよりも、この映画は多くの日本人が観るべき映画だと思う。
そして、観終わった後、どういう感想をいだくか。
それによって日本の将来が決まる、と言っても過言ではない、と思えるくらい問題提起のための映画だと思う。

そういう意味での評価として「A」をつけた。
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