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映画評855 ~ 祈りの幕が下りる時

今回は「祈りの幕が下りる時」

映画180203

類い稀な推理力で難事件を解決に導く刑事を主人公にした、東野圭吾の人気ミステリー小説を映像化した『新参者』シリーズの完結編。謎に包まれた殺人事件の捜査線上にある女性演出家が浮上したことで、主人公・加賀の母が失踪した理由や父との不和、加賀自身の過去が明かされる。主演の阿部寛をはじめ溝端淳平、田中麗奈、山崎努らレギュラー陣が続投し、新キャストとして松嶋菜々子、伊藤蘭、小日向文世らが参加。テレビドラマ「半沢直樹」などの演出を務めた福澤克雄がメガホンを取る

主演は、阿部寛
共演は、松嶋菜々子、溝端淳平、田中麗奈、キムラ緑子、烏丸せつこ
その他、春風亭昇太、音尾琢真、飯能まりえ、桜田ひより、及川光博、伊藤蘭、小日向文世、山崎努など


<ストーリー>
滋賀県に住む女性が東京都葛飾区で殺され、松宮(溝端淳平)ら警視庁捜査一課の刑事たちが担当するが、捜査は難航する。やがて捜査線上に女性演出家・浅居博美(松嶋菜々子)の存在が浮かび上がり、近くで発見された焼死体との関連を疑う松宮は、その遺品に日本橋を囲む12の橋の名が記されていることを発見する。そのことを知った加賀恭一郎(阿部寛)は心を乱し・・・


これは面白かった。

原作はもちろん、このシリーズ自体を知らない上に、主演の阿部寛や、刑事役で春風亭昇太が出ている時点で、ちょっとおちゃらけムードが漂っていたので、見るかどうか迷っていた。

特に、昇太の演技は、予告編で見る限り「下手くそ」と言うよりは「ふざけてんのか?」と思ったので、余計に躊躇した。

しかし、ネットでの評価が結構高かったので、気になって見ることにした。

で、結果オーライ、最後は思わず涙ぐんで(?)しまいました。

ストーリーは、一言で言えば「砂の器」みたいな感じだけど、あちらと違って、こちらは究極の「親子愛」を描いている。

まったく関係ないと思われていた人間関係が、実は繋がっていたという展開なんだけど、あまり書くとネタばれになってしまうのでそこは触れない。

ただ、東野圭吾の作品によく出てくるのかどうかはわからないけど、以前見た「真夏の方程式」にも描かれていたように、愛する人を守るためなら、人を殺しても大丈夫、みたいな内容なのはちょっと気になる。

それに、あんなに簡単に人が殺せるのだろうか、という違和感が随所にあり、あえてそこは描いていないのだろうけど、男が女を殺すのはまだいいとしても、男が男を殺す、あるいは女が男を殺す、しかも「絞殺」するというのは、そう簡単にはいかないと思う。

それと、カレンダーの欄外に書かれていた日本橋近辺の橋の名前が、「逢引の場所を示すもの」ということになっていたが、普通書く時は、具体的に「○○日」というところに書くだろうに、「いつになるかわからないけど、今月は○○橋で会おう」という約束の仕方ってしないと思うのだけど・・・

ここは、「謎解き」としてちょっとわざとらしかった。

とは言え、全体の流れがそういうことも気にならないほど、というのか、こういう表現がいいのかどうかはわからないが、「いい話」だと思う。

それも、演じた役者の存在が大きかったと思う。

主演は阿部寛だけど、相変わらず滑舌が悪いので、ちょっと聞き取りづらい。

予告編でもやっていた、松嶋菜々子に対する「やっぱ、超キレイだな」というセリフは、4~5回聞かないと、何を言っているのか理解できなかった。

その松嶋菜々子は、所々にわざとらしい演技が見え隠れしていたけど、全体的にはまずまず。

そして、今回の主役は、何と言っても小日向文世だろう。

松嶋菜々子の子供時代の描写で、ヤクザにボコボコに殴られているのが、よ~く見ると小日向さんだったので、「あら、とうとうこんな役までやらされるようになったの?」と思っていたのが、どうしてどうして、その後の展開には欠かせない重要なシーンでした。

特に、小日向さんと、松嶋菜々子の子供時代を演じた子役(特に桜田ひよりちゃん)とのやり取りは、感動的でした。

最初、阿部寛の母親役の伊藤蘭がお世話になっていた小料理屋の女将が烏丸せつこだったのには、ちょっと驚いた。
もうあんなおばちゃんになっていたとは。

ということで、涙もろくなっているとは言え、ちょっとうるっときたこともあり、ここは素直に「A」にします。
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