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映画評858 ~ HANA-BI (テレビ)

今回は、先に急死した大杉漣を偲んで放映された「HANA-BI」です。

映画180225

ベネチア国際映画祭でグランプリに輝いた北野武監督第7作。追われる身の刑事とその妻の逃亡劇を、これまでの乾いた視点から一転、叙情的な描写で挑む。バイオレンス・シーンの後の静寂など、“静と動”の見事な対比を通し、監督の死生観を浮き彫りにした手腕はさすが。また月夜に照らされた雪の青白さや、駅構内の緑がかった色彩など、凝った映像美も見どころ。ビートたけし、岸本加世子、大杉漣、寺島進共演。

主演は、北野たけし
共演は、岸本加代子、大杉漣、寺島進、白竜、薬師寺保栄、逸見太郎
その他、矢島健一、芦川誠、大家由祐子、柳ユウレイ、玉袋筋太郎、つまみ枝豆、渡辺哲、津田寛治など


<ストーリー>
人生を走り続けてきた刑事・大西。彼が不治の病の妻を見舞う中、同僚の友人が犯人逮捕の際に大西の身代わりとなって撃たれてしまう。妻や子に逃げられ、半身不随で仕事も解雇された友人に言葉もない大西。さまざまな人への“想い”に駆られた彼は、銀行強盗を決意するが・・・


1997年作品だから、もう20年以上前の作品だ。

それだけに、登場人物が主演の北野たけしを始めとしてみんな若い。

しかし、それ以上に気になったのが、登場人物の大半が「ド下手くそ」だったこと。

特に、割とセリフのある役者の方が「こいつ、もしかして素人か?」と思えるほどの下手さだった。

逆に北野たけしを始めとして、主要人物は軒並みセリフが少ない、

一番上手いと思われる岸本加代子が一番セリフ少ないと思えるほど、とにかくあまりしゃべらない。

その岸本加代子も、不治の病のはずなのに、妙に元気で、ただ無口(というか過去に何かあった?)の女性にしか見えなかったのは残念。

つまり、ド下手くそが多い中で、大杉漣や寺島進も、どちらかと言うと下手な方なんだけど、彼らが存在感のある役者さんのように見えるのだから、まるでこの二人のために作ったような映画だ。

もともと存在感のある白竜もほとんどしゃべらない。

では内容の方はどうか、と言うと、何だか全体にヌルい。

特に、あの銀行強盗のシーンなんて、窓口で拳銃を出しただけで、女子行員が勝手に袋にお金を詰めて出てくるなんて、「んなアホな!」という感じしかしなかった。

主人公がヤクザや警察に追われている身、という雰囲気もほとんど出ていない。

しかも、それぞれのカットが結構長いので、何だかムダが多いような気がする。

そして、時々監督北野たけしの大好きな暴力描写があるのだけど、唐突感があり、しかもあまり迫力がない。

しかも、時々笑いを混ぜようとしているのか、しょうもないシーンが随所に出てくる。

つまみ枝豆なんて、セリフ自体面白くも何ともないし、何のために出てきたのかさっぱりわからない。

ラストも、本来なら感動する場面なんだろうけど、あまりにもミエミエすぎて、いつそのシーンになるのかちょっとイライラするだけの展開だった。

全体的に画はきれいだったけど、ただそれだけ。

これがベネチア国際映画祭でグランプリに輝いたというのだけど、どこがどう評価されたのかわからない。

せっかくの日曜日のお昼が何だかムダになったような気分でした。

ということで、評価は「C」にします。

まあ「D」にするほどのものでもない、という程度ですけど・・・


おまけで・・・

最後に出てきた女の子は、どこかで見たような気がして、後で調べたら北野たけしの娘だった。

当時は、松田井子の名前で出ていたらしい。

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