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映画評940 ~ スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

今日は「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」を見てきました。

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1977年公開の第1作以来、世界の人々を魅了し続けている超大作シリーズの完結編。レイ、カイロ・レン、レイア・オーガナ、ポー・ダメロンをはじめとするキャラクターたちを待つ運命が、壮大なスケールで描かれる。監督と脚本を担当するのは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』などのJ・J・エイブラムス。デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、ビリー・ディー・ウィリアムズらが出演する。

主演:デイジー・リドリー
共演:アダム・ドライバー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー
その他:ビリー・ディー・ウィリアムズ、ルピタ・ニョンゴ、ドーナル・グリーソン、ヨーナス・スオタモ、ケリー・ラッセル、リチャード・E・グラントなど

<ストーリー>
はるか彼方の銀河系で繰り広げられる、スカイウォーカー家を中心とした壮大な<サーガ>の結末は、“光と闇”のフォースをめぐる最終決戦に託された──祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継ぎ、銀河の圧倒的支配者となったカイロ・レン。伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーの想いを引き継ぎ、フォースの力を覚醒させたレイ。そして、R2-D2、C-3PO、BB-8ら忠実なドロイドと共に銀河の自由を求めて戦い続ける英雄レイア将軍、天才パイロットのポー、元ストームトルーパーのフィンら、レジスタンスの同志たち…。さらに、ハン・ソロの永遠の好敵手ランド・カルリジアンもエピソード・シリーズでは「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」以来の再登場。果たして、彼らを待ち受ける運命とは?


42年にわたる壮大な物語が、いよいよ完結する。

とにかくワクワクしながら、その結末を期待しながら見に行った・・・

・・・わけではなく、エピソード7と8を見て「何で、こんなものを作ったの?」としか思わなかったので、気になったのは、ただただ・・・

レイって、いったい何者なの?ということだけだった。

そして、それは判明した。

では、それで良かったのか、と言うと、全体を通してツッコミどころがたくさんあった。

これらを総合して、結論から言うと、「エピソード7~9」は作らない方が良かったかも!?である。

まず、パルパティーンは、どうして生き返ったの?
もしかして、「実は死んでなかった」というわけ?

しかし、終盤で出てきた時、パルパティーンはレイに向かって「ワシはもう死んでいる」と言っていた。

そして、レイに向かって「ワシを殺せ、そうすればお前はシスの支配者だ」と言っていた。

どっちやねん!

しかも、最後にレイがパルパティーンを倒した(殺した)にもかかわらず、レイは暗黒面には落ちていない。

これは、いったいどういうこと?

このあたりは、言っていることがムチャクチャでわけがわからなかった。

さらに、すでにネットでも指摘されていたが、今回のフォースは無敵だ。

チューバッカを連れ去ろうとする宇宙船を止めようとするが、これまでは目の前の人間を静止させたりふっ飛ばしたりするのがせいぜいだったのに、どうしてこんなに急に強大な力を持つようになったの?

これだけではなく、ライトセーバーを何とテレポーテーションしてしまう。

さらにさらに、フォースは人の傷を治してしまうどころか、死んだ人まで生き返らせる。

こんな「何でもあり」の能力がある登場人物には、ほとんど感情移入できない。


あと、この3部作を通じて言えることは、登場人物の存在感が薄い、というか「華」がなさすぎる。

主人公レイはともかく、敵役のカイロ・レン(ベン・ソロ)も立ち位置が不明瞭で、最後のシーンなんて、何だかかわいそう。

結局ヤツは何だったの?という感じだった。

それ以外にも、ポーなんて、ただのハン・ソロの劣化版だし、フィンはそもそも存在が意味不明。

元ストームトルーパーということだけど、前にも書いたようにストームトルーパーはクローンだったはずなのに、ここで急に「みんな、さらわれてきた子供たち」になってしまうから、終盤になって元ストームトルーパーだった連中が、集団で「脱走してきた」とかいう、帝国軍としても、とてもダサい展開になっている。

帝国軍も、こんな連中を旗艦の中枢あたりをウロウロさせるなよ。

また、前作(エピソード8)に出てきてフィンといい感じになりかけていて、思わず「おえ~っ」となった準ヒロイン役扱いのブサイクな女(ローズ)は、今作ではどうなるかと思っていたが、チョイ役(?)で良かった。

このローズ(ブサイク)は、前作もある程度ぽっちゃりしていたが、今作ではさらに一回りデブっていたので、さすがにこんなのをヒロイン扱いするわけにはいかなかったのだろう。


続いてがっかりしたのは、最後の戦闘シーン。

あれだけ強大な戦艦を持ち、それぞれが星一つ丸ごと破壊できるような武器を持っていながら、レジスタンスのザコ軍団に簡単にやられてしまうのは、いったいなぜ?

しかも、旗艦がやられるとすべての戦艦がまともに動けなくなる、という「インデペンデンス・デイ/リサージェンス」みたいな展開は、見ていて興ざめする。

しかも、レジスタンス軍はもともと少数だったのに、なぜか「応援がくるはずだ」みたいな妙な期待を持っていて、押され気味になって危なくなってきたら、突如ものすごい数の応援が出てきて驚いた、

エピソード4~6にも出てきたランドが連れてきたのだけど、こいつらいったいどこから来たの?

圧倒的な数だったし、だったらもっと早く出てこいよ、という感じだった。

そして、最後に帝国軍を壊滅した後の歓喜の抱き合いは、それはもう感動的・・・

・・・でも何でもなく、エピソード6で見たものとまったく同じだった。

ここまでそっくりに作る気が知れない。

あの時は、アナキンが自らの命をかけてパルパティーンを倒したから、それ相応の感動があったが、今回はライトセーバー一つ(実際は2本)だけで勝っちゃうので、感動も何もありゃしない。

ルークやアナキンの努力はいったい何だったのか。

そして、最後。

タイトルにもある「スカイウォーカーの夜明け」って何のことかと思ったら、何のことはない、最後にレイが「私はレイ・スカイウォーカー」と名乗るわけだ。

って、お前はスカイウォーカー家とは何の繋がりもないじゃん。

もうわかる人にはわかることなので、ネタバレするけど、レイは実はパルパティーンの孫だという。

つまり、最後はスカイウォーカー家の血筋が絶えて、代わりにパルパティーンの血が残ることになるのである。

だいたい、レイがパルパティーンの孫だとしたら、レイの両親(のどちらか)はパルパティーンの子供ということになる。

ということは、フォースを持っているということなの?

アナキンの子供たち(ルークとレイア)がそれぞれフォースを持っているように、当然パルパティーンの子供にも何らかの力が宿っているはず。

と言うか、レイのお婆さん(パルパティーンの嫁さん)って、いったい誰なんだ?

唐突に「レイはパルパティーンの孫」という設定を持ち込むものだから、全体のストーリーがムチャクチャになってしまっている。

まるで、「北斗の拳」の「修羅の国」編みたいだ。


他にもいつくかあった(ような気がする)けど、思い出してまで書くのも何なので、このあたりでやめておきます。

でも、これってまだ後があるのかね。

その後の3部作みたいなものができる、という噂もあるけど、もうやめてほしい。

Yahoo!映画のレビューを見ると、平均で4を超えているけど、たぶんエピソード4~6を知らない人は、普通に面白かったと思うのだけど、あの「スター・ウォーズ」をリアルタイムで見て、その締めくくりとして見た人は、ほとんどの人ががっかりしたのではないだろうか。

ハン・ソロやヨーダが出てきた時には、ちょっと感動したけど、全体を覆すほどのインパクトではありませんでした。

ということで、評価ですが、最初はSF映画を代表する傑作「スター・ウォーズ」の完結編として、ちょっとは敬意を表しようと思ったけど、年末の「面白くなかった」編で、もう一度触れてみたいと思ったので、ここは「D」にしておきます。
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