映画評866 ~ 名探偵コナン ゼロの執行人

本日は、恒例の2本立てです。

まずは、「名探偵コナン ゼロの執行人」です。

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原作コミック、テレビアニメ、映画共に高い人気を誇るシリーズの劇場版第22弾。大規模な爆破事件の真相を追う江戸川コナンが、探偵、黒ずくめの組織のメンバー、公安警察という三つの顔を持つ安室透に振り回されながらも、逮捕された毛利小五郎の無実を証明しようと奮闘する。監督は、テレビアニメ「デス・パレード」「BLEACH ブリーチ」などに携わってきた立川譲。コナンの声を担当する高山みなみのほか、山崎和佳奈、小山力也、古谷徹らおなじみの面々がボイスキャストとして名を連ねている。


<ストーリー>
東京サミットが開催される東京湾の新施設、エッジ・オブ・オーシャンで爆破事件が起こる。サミット前に爆破事件が起きたことと、全国の公安警察をコントロールする警察庁の秘密組織“ゼロ”に所属する安室透の不可解な動きに、コナンは違和感を抱く。そして、毛利小五郎が事件の容疑者として逮捕され


このシリーズも、もう第22弾となる。

劇場版は、推理の醍醐味よりも、スケールが重視されているみたいで、毎回毎回スケールはデカいのだけど、展開としては「ん?」というものが多くなっている。

そして、そろそろデカいスケールのネタが尽きかけているのか、今回はとうとう宇宙からの衛星を題材にするようになっている。

ちょうど、「007ジェームズ・ボンド」が、2代目のロジャー・ムーアの代になって、スケールばかりデカくなり、とうとう「ムーンレイカー」でMi6のスパイ(ボンド)が宇宙に飛び出すようになった、それと同じような感じ(?)だろうか。

しかも、最後は衛星「ひまわり」が大気圏に突入した後に、こちらはドローンで対抗するという、よくわからない展開となっている。

さらに、このドローンを操縦しているのが、少年探偵団(?)の子供たち、という信じられない状況が繰り広げられる。

さすがに、これはヒドいシナリオのような気はするのだけど、内容としても、今回「黒の組織」のような明確な悪者は出てこない。

出てくるのは、検察と公安という、どちらも権力・権限を持った者同士で、しかも、どちらも「正義」を看板にしているだけに、なかなか感情移入しにくい。

さらに同じ公安でも「警視庁」と「警察庁」さらに「検察庁」にそれぞれ存在するので、それぞれが何なのかの説明が加わりつつも、かえってわけのわからない状況になっているのも、内容に入っていけない要因だったろうか。

結局のところ、今回の主役は安室という「警察庁の公安」所属の男であり、彼とコナンの騙しあい(?)が映画の肝となっている。

そういう意味で、安室という男が「カッコええ」という内容なので、そこに焦点をあてれば、まずまず面白かったと言えるだろうけど、コナンを中心に見ると、あまり面白いとは言えないと思う。

最初、毛利小五郎が容疑者になった時に、「コナンを主人公として引っ張り出すために、意味なく容疑者にした」と思っていたのだけど、実はちゃんとした理由があった、というところは良かったと思う。

ということで、あまり期待していなかった分、そんなに悪くもなかったので、評価は「B」にします。


あと・・・


いつもの特別アテレコ枠として、博多大吉と上戸彩が出ていたようだけど、途中まったく気が付かなかったので、悪くはなかった、ということでしょうか。

ただ、福山雅治の主題歌は、何かダサかったかな?

映画評865 ~ トレイン・ミッション

今回は「トレイン・ミッション」を見ました。

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『アンノウン』『フライト・ゲーム』『ラン・オールナイト』のジャウマ・コレット=セラ監督とリーアム・ニーソンが再び組んだ緊迫のサスペンス。リストラされた主人公が、通勤電車の中で困難なミッションに挑む。『マイレージ、マイライフ』などのヴェラ・ファーミガ、『ZIPPER/ジッパー エリートが堕ちた罠』などのパトリック・ウィルソン、ドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」などのジョナサン・バンクスらが共演する。

主演は、リーアム・ニーソン
共演は、ヴェラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソン、ジョナサン・バンクス
その他、エリザベス・マクガヴァン、フローレンス・ピュー、サム・ニールなど


<ストーリー>
保険会社に勤めて10年がたつ60歳のマイケル(リーアム・ニーソン)は突然解雇され、今後のローン返済や息子の学費のことが頭をよぎる。いつもの電車で帰宅途中の彼の前に面識のない女性が座り、三つのヒントを頼りに乗客の中から大切な荷物を持った人物を捜し出せば、10万ドルを支払うと持ち掛けてくる・・・


私の好きなアクション俳優・リーアム・ニーソンだけど、もう65歳だそうな。

そんな彼も、元特殊部隊所属というわけではなく、今回はただの元警官。

だから、アクションも今いち、と言うか、結構ボコボコにされる。

しかし、結構ボコボコにされているのに、決して倒れない。

と言うか、あんだけボコボコにされたら、普通ぶっ倒れるだろう。

そんな感じのアクションが途中からずっと続く。

ハラハラ・ドキドキ感もあるのだけど、致命的なのは、「何で、そうなってるの?」という展開がずっと続くことだ。

まず、あの冒頭の女は、いったいどこから主人公マイケルの様子を見ていたの?

一度列車を降りているはずだから、当然本人ではなく、仲間がいるはずなんだけど、あのタイミングのいい電話からすると、すぐそばにいるはず。

だいたい、お金で釣って、家族で脅して、マイケルを無理やり仲間に引き込む(と言うか、ターゲットを殺害させようとする)のだけど、そんなすぐそばに仲間がいるのだったら、どうして彼らにやらせない。

最初の段階で、マイケルが依頼を断ったら、いったいどうするつもりだったんだろう。

と言うか、列車を暴走させて激突させようとするくらいの技術と人手がいるのだったら、最初からそうすればいいのに。

わざわざ第三者にやらせようとする理由がわからない。

とにかくやっていることの意味がまったくわからないので、最後に犯人が判明したところで、何の感慨もない。

と言うか、他にいる犯人(と言うか黒幕)もわかっていないわけだし。

最後の最後に、冒頭の女を見つけるのだけど、その展開も唐突だし、あの女が黒幕とはとても思えないし、結局のところ何がどうしてどうなったのか、よくわからなかった。

だいたい、列車があれだけ暴走・脱線したのに、乗客がほぼ無事って、いくら何でも設定にムリがありすぎ。

予告編を見ても、よくわからなくて、あまり期待していなかったのだけど、それにしても展開が意味不明だったように思う。

とは言え、いちおうハラハラ・ドキドキもしました。

ということで、評価は「C」にします。

映画評864 ~ ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書

今日は「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」を見てきました。

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メリル・ストリープとトム・ハンクスが共演し、スティーヴン・スピルバーグがメガホンを取った社会派ドラマ。実在の人物をモデルに、都合の悪い真実をひた隠しする政府に対して一歩も引かない姿勢で挑んだジャーナリストたちの命懸けの戦いを描写する。『コンテンダー』などのサラ・ポールソンやドラマシリーズ「ベター・コール・ソウル」などのボブ・オデンカークらが出演。脚本を『スポットライト 世紀のスクープ』で第88回アカデミー賞脚本賞を受賞したジョシュ・シンガーらが担当した

主演は、メリル・ストリープ、トム・ハンクス
共演は、サラ・ポールソン、ボブ・オデンカーク、トレイシー・レッツ
その他、ブラッドリー・ウィットフォード、アリソン・ブリー、ブルース・グリーンウッド、マシュー・リスなど


<ストーリー>
ベトナム戦争の最中だった1971年、アメリカでは反戦運動が盛り上がりを見せていた。そんな中、「The New York Times」が政府の極秘文書“ペンタゴン・ペーパーズ”の存在を暴く。ライバル紙である「The Washington Post」のキャサリン(メリル・ストリープ)と部下のベン(トム・ハンクス)らも、報道の自由を求めて立ち上がり・・・


ベトナム戦争で、戦況が不利であるにもかかわらず、それを国民に隠して戦争を長引かせようとした当時の政権に対して、敢然と立ち向かったジャーナリストを描いた作品である。

現在の日本とは真逆の状況と言っていいだろう。

政府の説明を勝手に曲解して、ウソを平気で報道したり、何もないのに「疑わしい」などとフェイクニュースを流し続けている朝日新聞を筆頭としたメディアは、ジャーナリストの風上にもおけない連中だ。

そんなクズ連中は、この映画を見て「すばらしい!」などと言うかも知れないが、ウソつきで恥を知らないメディアに対して、政権政党は防戦一方だし、こんなキチ〇イ・メディアを監視する制度が日本にはない。

いちおう裁判はできるけど、なぜか日本では、メディア側が一般人を訴えているのが、何とも悲しい。

少なくとも、朝日新聞をはじめとした日本の新聞社に「報道の自由」などと主張する権利はない!

ウソをつきすぎ、なのである。


さて、映画の内容である。

スピルバーグ、トム・ハンクス、メリル・ストリープの組み合わせで、面白くないわけはない!

と言いたいところだけど、展開が意外と淡々としていて、ハラハラ・ドキドキ感に少し欠ける。

特にメリル・ストリープ演じるワシントン・ポストの社主が、もっと毅然とした態度を取る堂々とした女性かと思っていたら、思ったより優柔不断で、決断力に乏しい(イメージがある)

だから、クライマックスの直前で、社主が「よし掲載しよう」と決断する場面は、ちょっと弱々しい。

むしろ、トム・ハンクス演じるベンの方が堂々としていて、貫録があった。

あと、極秘情報である「ペンタゴン・ペーパーズ」を入手する時の描写が、淡々としすぎていて、ハラハラ・ドキドキ感がほとんどなかった。

もっと危険な状況であるはずなのに、いとも簡単に盗めすぎだし、盗んだヤツからワシントン・ポストのジャーナリストに渡る時のハラハラ・ドキドキ感も今いち。

ただ、さすがに最後の裁判のところで、判決の直前に、他の新聞社も出版差し止めを恐れずに一斉に掲載したくだりは、ちょっと感動。

あとは、やっぱりトム・ハンクスの存在感が秀逸。

ということで、評価は「B」にします。


朝日新聞など日本のジャーナリストにも見習ってほしい・・・などとは思わない。

連中はジャーナリストにも値しないからだ。

映画評863 ~ ヴァレリアン 千の惑星の救世主

今回は「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」を見ました。

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数々の名作を手掛けてきたリュック・ベッソンが監督と脚本を務め、人気SFコミックを実写化。宇宙の平和を守るエージェントたちが、ある宇宙ステーションの裏でうごめく陰謀に立ち向かう。『ディーン、君がいた瞬間(とき)』などのデイン・デハーン、『スーサイド・スクワッド』などのカーラ・デルヴィーニュ、『クローサー』などのクライヴ・オーウェンらが出演。銀河を股にかける冒険とそれを具現化した映像に期待。

主演は、デイン・デハーン、カーラ・デルヴィーニュ
共演は、クライヴ・オーウェン、リアーナ、イーサン・ホーク、ハービー・ハンコック
その他、クリス・ウー、サム・スプルエル、ジョン・グッドマン、ルトガー・ハゥアー


<ストーリー>
西暦2740年。宇宙の平和を守るため、銀河をパトロールしている連邦捜査官のヴァレリアン(デイン・デハーン)とローレリーヌ(カーラ・デルヴィーニュ)。アルファ宇宙ステーションに降り立った彼らは、長い時間をかけて規模を広げ、多種多彩な種族が共存している“千の惑星の都市”の繁栄を目にする。だがその裏にはある秘密が存在し・・・


何だかよくわからなかった、というのが正直な感想。

アバターとスタートレックを足して「3」で割ったような感じ?

B級SFというのは別にいいのだけど、何をやっているのかよくわからない、というのはちょっとマイナスだろう。

いや、多種多様な種族というのはいいのだけど、大前提として、主人公ヴァレリアンとローレリーヌが連邦捜査官、という設定に入っていけない。

常に同僚であるローレリーヌに言い寄っている軽薄な主人公と、頭も良くてそれなりの武術も身に着けているのだろうけど、何となくガキっぽい同僚の女。

この二人が大活躍するのはいいけど、どう見ても連邦捜査官という大そうな役柄には見えない。

貫録のあるクライヴ・オーウェンが悪役なのもいいけど、何だかSF向きじゃないなあ、という感じだった。

ストーリー展開も、テンポはいいのだけど、とにかく何をやっているのかよくわからなかった。

映像も綺麗だけど、ちょっとケバすぎて、どちらかと言うと見にくかった。

あと、所々に出てくるギャグがあまり笑えない。

「18」と「81」を間違えるなんてボケでは、さすがに笑えない。

とは言え、まあSFですから、あまりイチャモンをつけてもしょうがないので。

ということで、評価は「C」にとどめておきます。

映画評862 ~ トゥームレイダー ファースト・ミッション

今回は「トゥームレイダー ファースト・ミッション」です。

映画180325

世界的に人気のゲームを新たに映画化し、ララ・クロフトを『リリーのすべて』などのアリシア・ヴィキャンデルが演じるアクションアドンチャー。大学に通いながらバイク便のライダーとして働くヒロインが、冒険家の父の死の真相を追う姿を活写する。監督は、『THE WAVE/ザ・ウェイブ』などのローアル・ユートハウグ。ドミニク・ウェストやウォルトン・ゴギンズ、ダニエル・ウーらが共演。アリシアのアクションに期待が高まる。

主演は、アリシア・ヴィキャンデル
共演は、ドミニク・ウェスト、ダニエル・ウー、ウォルトン・ゴギンズ
その他、クリスティン・スコット・トーマス、ハナ・ジョン=カーメン、デレク・ジャコビなど


<ストーリー>
大学生のララ・クロフト(アリシア・ヴィキャンデル)は、バイク便のライダーとして働いているが、生活はいつもギリギリ。冒険家である父親は彼女が子供のときに行方をくらまし、亡くなっていた。その父の最後の目的地が、日本のどこかにあるとされている神話上の島の伝説の墓だった。ララはその島を探すために冒険に乗り出す。


アンジェリーナ・ジョリーが主人公ララ・クロフトを演じた同作のリメイク版である。

結論から言うと、アンジェリーナ・ジョリー版の方が数倍よかった!?

ストーリーや展開は、似たようなものだけど、あちらはテンポが良かったし、何よりもアンジェリーナ・ジョリーが強い!

それに比べて、今回の主人公は結構ボコボコにされるので、見ていてハラハラ・ドキドキする、というよりは、何だか情けない。

冒頭の格闘技のシーン(ボコボコにされるところ)なんて、何のために入れたのかよくわからない。

しかし、一番がっかりしたのは、今回の悪の主役(?)が「卑弥呼」ということで、日本が舞台であるにもかかわらず、まったく日本が出てこないところだ。

どう見たって、最初の舞台は香港か上海あたりだし、出てくる連中もどう見てもシナ人。

いくら「アジア人はみな同じに見える」と言ったって、街並みなんかは全然違うのだから、どうして日本でやらなかったのか理解できない。

これもまた、シナ資本のせい?

だいたい、戦いの場となる絶海の孤島に向かう船の名前が「忍耐力」って、バカにしてるのか?

たぶん、なぜかこの言葉が気に入ったのだろうけど、せめて「忍耐丸」くらいにしろよ。

しかも、絶海の孤島も、どう見てもジャングルだし、卑弥呼が祀られているという建物も、どちらかと言うと東南アジア風だし、その中身はエジプトのビラミッドの中みたいだ。

中に刻まれた文字も、どう見ても漢字には見えないし、いったいここはどこなんだ?という感じ満載の展開だ。

なかなか近づけない孤島のはずなのに、島内では20~30人の囚われの人たちが働かされているが、あんな小さな島なのに食料とか住居とか、いったいどうしてるの?

しかも、主人公のお父さんも含めて7年間もいるわけだしね。

だったら、日本を舞台になんかしないでほしかった。

もしかして「ヒミコ」という言葉の響きが気に入っただけなのか?

内容にしても、「インディ・ジョーンズ」の廉価版みたいな感じで、洞窟の中とか、仕掛けられた数々のワナとか、状況とかもそっくりなんだけど、今いち迫力に欠ける。

これほど面白い材料がいっぱい詰まっているのに、全体的にどうしてこんなに弱々しく感じられるのか不思議なくらい。

やっぱり主人公が弱すぎるから?

強いのに理屈なんかいらないから、主人公はメチャクチャ強い方が面白いはず。

展開も、ちょっといいかげんな感じ。

たとえば崖を渡るのに、行きは長さ5~6mの梯子を使っていたのに、帰りはその梯子がない(と言っても、自分で捨ててるんだけど)からと言って、助走をつけて飛び移っちゃうとか、いったいどういう展開なんだか。

そんなこんなで見ていてハラハラ・ドキドキもあまりなく、本来なら、日本をナメている時点で「D」にしてやろうかと思っていたけど、ファンタジー・アクションだから、あまり文句をつけてもしょうがない。

ということで、評価は「C」にしておきます。

これまた続編があるみたいな思わせぶりな終わり方でした。

あと、どうせなら、昨日見た「リメンバー・ミー」なんかじゃなくて、こちらをMX4Dにすれば良かったのに。

映画評861 ~ リメンバー・ミー

今日は「リメンバー・ミー」を見てきました。

映画180324

1年に1度だけ他界した家族と再会できるとされる祝祭をテーマにした、ディズニー/ピクサーによる長編アニメ。死者の国に足を踏み入れた少年が、笑いと感動の冒険を繰り広げる。監督と製作には、『トイ・ストーリー3』のリー・アンクリッチ監督と、製作を担当したダーラ・K・アンダーソンが再び集結。テーマパークのような死者の国の描写、祖先や家族を尊ぶ物語に引き込まれる。


<ストーリー>
過去の出来事が原因で、家族ともども音楽を禁止されている少年ミゲル。ある日、先祖が家族に会いにくるという死者の日に開催される音楽コンテストに出ることを決める。伝説的ミュージシャンであるデラクルスの霊廟に飾られたギターを手にして出場するが、それを弾いた瞬間にミゲルは死者の国に迷い込んでしまう。元の世界に戻れずに困っていると、ヘクターという謎めいたガイコツが現れ・・・


残念ながら吹替え版しかなかった。

しかも、テーマ曲が割といいという評判だったのだけど、それほどでもなかったし、そもそもミュージカルではないし、メキシコが舞台ということで、音楽的にもあまり感情移入ができなかった。

しかも、MX4Dの回しか時間的にいいのがなかったので、仕方なく見たのだけど、はっきり言うとまったく不要だと思う。

「オデッセイ」以来2回目になるのだが、あの手の映画でさえ「こんなの不要」だと思うのに、こんなハートフルなアニメを、どうしてMX4Dなんかで上映したのか理解できない。

とは言え、内容はなかなか良かった。

いい話だ。

私としては、意外な結末だったので、それはそれで良かったと思う。

ネットでは「まあ、ありきたりの展開」とか「予想通り」とかいう人も結構いて、こういう人たちって、映画を見る時にいろんなことを考えているんだろうな、と思ってしまう。

あのメキシコで「音楽禁止」なんて家族がいると、それだけで仲間はずれにされそうだけど、主人公ミゲルの冒険により、実は「音楽嫌い」ではなかったことも判明する。

ただ、ディズニーのアニメはほとんど「はずれがない」と私も思っているのだけど、昨日テレビでも放映された「トイ・ストーリー3」ほどではなかった。

あちらは、所ジョージとか大田光のような「こんな連中にアテレコをやらせてはいけない」人たちがいたにもかかわらず、内容が秀逸だったのでとても面白かったけど、こちらは藤木直人とか松雪泰子とか、「えっ、そうだったの?」と思えるような違和感のない人たちばかりだったのに、全体的には少し盛り上がりに欠けたかも知れない。

笑える場面もそれほどなく、せっかくの死者の世界なのに、現世とそんなに変わらないような描写なので、そこは少し残念だったかな?

とは言え、まずまず楽しめたので、ちょっと甘めに評価は「B」にします。

もう一回言うけど・・・

MX4Dなんかいらない!!


あと、この作品の前に「アナと雪の女王 家族の思い出」というのが上映されたのだけど、はっきり言って面白くも何ともなかった。

やっばり、あの歌があってこその作品なんだよなあ。

ちょっと期待していただけに残念!

映画評860 ~ さよならの朝に約束の花を飾ろう

今回は「さよならの朝に約束の花を飾ろう」

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『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』シリーズや『心が叫びたがってるんだ。』などの脚本を担当してきた岡田麿里が監督を務めたアニメ。人と人の触れ合いを通じて、出会いと別れのストーリーが展開する。キャラクターデザインと総作画監督にアニメ『花咲くいろは』シリーズなどの石井百合子、美術監督にテレビアニメ「Angel Beats! エンジェル・ビーツ」などの東地和生、美術設定とコンセプトデザインにアニメ『翠星のガルガンティア』シリーズなどの岡田有章が結集


<ストーリー>
10代半ばで外見の成長がストップし、数百年生きることができるイオルフの民。彼らは人里離れた土地で、日々の出来事をヒビオルという布に織り込む生活を送っていた。だが、イオルフの少女マキアは平穏で仲間に恵まれた生活の中で、いいようのない孤独を感じる。ある日、イオルフの長寿の血を求めるメザーテ軍が侵攻してくる。命からがら森の中へと逃げ込んだマキアは、親を失った赤ん坊を見つける。


これは面白かった。

というか、悲しい話である。

しかし、こんなファンタジーとは思わなかった。

原作があるのかどうか知らないし、ストーリーも事前に下調べすることもせず、ただ何となく画が綺麗だったので、「もしかして、青春もの?」と思ってみた作品だ。

だから、「10代半ばで外見の成長がストップし、数百年生きることができるイオルフの民」などという設定も、この感想を書く時に初めて知った。

つまり、赤ん坊の時に出会い、「母」として育てたにもかかわらず、青年を過ぎる頃から見掛けは完全に同年代となり、ついに「息子」の方が年老いてしまう、という話である。

その間に、いろんな出来事があるが、それぞれの登場人物の名前がややこしい(男か女かもわかりにくい)ので、なかなか筋を追うのが難しい。

敵方のメザーテ軍の司令官(?)とうが、少し重要な役どころなんだろうけど、名前が何だったのかすぐ忘れてしまうので、会話の中だと誰が誰だかわからない。

とは言え、主人公であるマキアと、彼女に育てられたアリエルの二人は、しっかりと頭の中に覚え込んでいたので、何とかついていけた!?

ただ、前半ついていくのに大変で、途中寝てしまいそうだった。

また、主人公をはじめとして、女性たちが全般的にかわいくない。

鼻がない(華がない、ではない)、というのか、正面から見た時にほとんど鼻が描かれていないので、かなりのっぺらぼうな感じで、あまり感情移入できなかった。

しかし、最後のシーンはさすがにちょっとうるっとくる。

ということで、前提的な評価としては「B」にしておきます。

映画評859 ~ グレーテスト・ショーマン

今回は「グレーテスト・ショーマン」です。

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19世紀に活躍した伝説のエンターテイナー、P・T・バーナムを『X-MEN』シリーズや『レ・ミゼラブル』などのヒュー・ジャックマンが演じるミュージカル。空想家の主人公が卓越したアイデアと野心で世界中を熱狂させるさまと、ロマンチックな愛の物語が描かれる。監督はマイケル・グレイシー。ミシェル・ウィリアムズやザック・エフロンらが共演。『ラ・ラ・ランド』で第89回アカデミー賞歌曲賞を受賞した、ベンジ・パセックとジャスティン・ポールが音楽を担当している

主演は、ヒュー・ジャックマン
共演は、ザック・エフロン、ミシェル・ウィリアムズ、レベッカ・ファーガソン、ゼンデイア
その他、キアラ・セトル、エリス・ルービン、ポール・スパークス、サム・ハンフリー、ナターシャ・リュー・ボルディッゾなど


<ストーリー>
P・T・バーナム(ヒュー・ジャックマン)は妻(ミシェル・ウィリアムズ)と娘たちを幸せにすることを願い、これまでにないゴージャスなショーを作ろうと考える。イギリスから奇跡の声を持つオペラ歌手ジェニー・リンド(レベッカ・ファーガソン)を連れてアメリカに戻った彼は、各地でショーを開催し、大成功を収めるが・・・


これは良かった。

あまりミュージカルは見に行かないのだけど、何となく良さそうだったので見に行ったわけで、これが正解。

感動的な楽曲のオンパレードで、100分ちょっとという長さもちょうどよく、見ていて飽きなかった。

中でもメインのテーマ曲である「This Is Me」は良かった!

もちろん、ストーリーの流れの中で流れている曲だから、良くて当然なのかも知れないが、映画から帰ってきて、すぐにYou-tubeで見返したくらい気に入りました!?

さて、楽曲は最高だったけど、ストーリーはいたって平凡だった。

貧乏人の倅が、金持ちの娘をあっという間に妻にし、こつこつ働くのかと思いきや、いきなり興業デビューし、一気に大成功。

しかし、共演歌手との確執(?)からすぐに没落し、再度立て直すも、ケンカによる放火ですべてを失う・・・しかし、これまたすぐに立て直す。

この間、妻には逃げられるが、これまたすぐによりを取り戻す。

この間の紆余曲折の描写はほぼなく、結果だけ。

他にもヒゲ面の女性や小人・巨人、入れ墨だらけの男など、登場するユニークなキャラクターたちの人物描写もほとんどない。

だからこそ、余計な描写がない分、楽曲中心となって良かったのだけど、終わってみれば、楽曲とその時のシーンしか頭には残っていない。

ネットでは、そのあたりのところを結構厳しく批判する人もいるのだけど、気持ちはよくわかる。

しかし、結論から言うと、楽曲だけでも十分感動できました。

ということで、ホントは「S」にしたかったくらいだけど、展開に少し不満があるので、評価は「A」にしました。


主演のヒュー・ジャックマンは、「レ・ミゼラブル」以来だけど、ホントに歌がうまいと思う。

単独で「Never Enough」を歌ったレベッカ・ファーガソンも最高!・・・と思っていたら、こちらは歌っていたのはローレン・オルレッドという人だった。

でも、いい歌でした。

https://madamefigaro.jp/culture/series/music-sketch/180220-greatest-showman.html

映画評858 ~ HANA-BI (テレビ)

今回は、先に急死した大杉漣を偲んで放映された「HANA-BI」です。

映画180225

ベネチア国際映画祭でグランプリに輝いた北野武監督第7作。追われる身の刑事とその妻の逃亡劇を、これまでの乾いた視点から一転、叙情的な描写で挑む。バイオレンス・シーンの後の静寂など、“静と動”の見事な対比を通し、監督の死生観を浮き彫りにした手腕はさすが。また月夜に照らされた雪の青白さや、駅構内の緑がかった色彩など、凝った映像美も見どころ。ビートたけし、岸本加世子、大杉漣、寺島進共演。

主演は、北野たけし
共演は、岸本加代子、大杉漣、寺島進、白竜、薬師寺保栄、逸見太郎
その他、矢島健一、芦川誠、大家由祐子、柳ユウレイ、玉袋筋太郎、つまみ枝豆、渡辺哲、津田寛治など


<ストーリー>
人生を走り続けてきた刑事・大西。彼が不治の病の妻を見舞う中、同僚の友人が犯人逮捕の際に大西の身代わりとなって撃たれてしまう。妻や子に逃げられ、半身不随で仕事も解雇された友人に言葉もない大西。さまざまな人への“想い”に駆られた彼は、銀行強盗を決意するが・・・


1997年作品だから、もう20年以上前の作品だ。

それだけに、登場人物が主演の北野たけしを始めとしてみんな若い。

しかし、それ以上に気になったのが、登場人物の大半が「ド下手くそ」だったこと。

特に、割とセリフのある役者の方が「こいつ、もしかして素人か?」と思えるほどの下手さだった。

逆に北野たけしを始めとして、主要人物は軒並みセリフが少ない、

一番上手いと思われる岸本加代子が一番セリフ少ないと思えるほど、とにかくあまりしゃべらない。

その岸本加代子も、不治の病のはずなのに、妙に元気で、ただ無口(というか過去に何かあった?)の女性にしか見えなかったのは残念。

つまり、ド下手くそが多い中で、大杉漣や寺島進も、どちらかと言うと下手な方なんだけど、彼らが存在感のある役者さんのように見えるのだから、まるでこの二人のために作ったような映画だ。

もともと存在感のある白竜もほとんどしゃべらない。

では内容の方はどうか、と言うと、何だか全体にヌルい。

特に、あの銀行強盗のシーンなんて、窓口で拳銃を出しただけで、女子行員が勝手に袋にお金を詰めて出てくるなんて、「んなアホな!」という感じしかしなかった。

主人公がヤクザや警察に追われている身、という雰囲気もほとんど出ていない。

しかも、それぞれのカットが結構長いので、何だかムダが多いような気がする。

そして、時々監督北野たけしの大好きな暴力描写があるのだけど、唐突感があり、しかもあまり迫力がない。

しかも、時々笑いを混ぜようとしているのか、しょうもないシーンが随所に出てくる。

つまみ枝豆なんて、セリフ自体面白くも何ともないし、何のために出てきたのかさっぱりわからない。

ラストも、本来なら感動する場面なんだろうけど、あまりにもミエミエすぎて、いつそのシーンになるのかちょっとイライラするだけの展開だった。

全体的に画はきれいだったけど、ただそれだけ。

これがベネチア国際映画祭でグランプリに輝いたというのだけど、どこがどう評価されたのかわからない。

せっかくの日曜日のお昼が何だかムダになったような気分でした。

ということで、評価は「C」にします。

まあ「D」にするほどのものでもない、という程度ですけど・・・


おまけで・・・

最後に出てきた女の子は、どこかで見たような気がして、後で調べたら北野たけしの娘だった。

当時は、松田井子の名前で出ていたらしい。

映画評857 ~ SHOGO HAMADA ON THE ROAD2015-2016 旅するソングライター "Journey of a Songwriter

今回は「SHOGO HAMADA ON THE ROAD2015-2016 旅するソングライター "Journey of a Songwriter」です。

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1970年代から絶大な人気を保ち続けているシンガー・ソングライター、浜田省吾のライブドキュメンタリー。2015年のホールツアーON THE ROAD 2015 “Journey of a Songwriter”とその翌年に行われたアリーナツアーON THE ROAD 2016 “Journey of a Songwriter” since 1976の模様を映し出す。白熱したステージングと新たに加わった映像の融合が、新たな音楽空間を作り出す。


<内容>
1976年にアルバム「生まれたところを遠く離れて」でソロデビューし、「路地裏の少年」「風を感じて」「悲しみは雪のように」などのヒット曲、「J.BOY」「FATHER'S SON」をはじめとするアルバムを発表してきたシンガー・ソングライターの浜田省吾。彼は2015年にホールツアー、2016年にはおよそ25万人を動員することになるアリーナツアーを敢行する。立て続けに名曲や人気曲が披露される両ツアーのステージの模様が、イメージ映像と共に展開する。


これは良かった。

コンサートの映像をただひたすら流し続ける、という企画もので、所々昔の映像とかも流れるが、本人のMCなどは一切ない。

映画というよりは、完全な解説のないドキュメント番組だ。

とにかく、浜田省吾カッコええ~!という映画である。

80年代からファンになったものの、コンサートは見たことがなく、もともとテレビなどにはほとんど出ない人なので、歌っているのを見るのは、実は初めてだ。

もう60歳を超えているというのに、声はまったくと言っていいほど変わっていない。

ただ、初めの4~5曲は聞いたことがない最近の曲(?)だったので、最初は「失敗したか?」と思っていたのだけど、「ラストショー」あたりからテンションが上がってきた。

知らない曲でも、ほとんどの曲にハマショー・サウンドの片鱗が見えるので、とても聞きやすい。

全体的にメッセージ性の強い歌が多いけど、楽曲・アレンジがとてもいいので、聞いていて思わず感動してしまった。

とにかくあっという間の2時間でした。

コンサートを見にいっている人には、白髪の混じったおっさんが結構いたけど、映画館に来ていた人も、おじさん・おばさんが結構いました。

そして、映画終了後は、何人かが拍手してました。

ということで、久々に「もう一回見てみたい」という映画(映像)だったので、評価は久々ですが「S」にします。


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