映画評832 ~ ジョン・ウィック/チャプター2

今回は「ジョン・ウィック:チャプター2」です。

映画170709

キアヌ・リーヴスふんする元殺し屋の壮絶な復讐劇を描き、銃撃戦とカンフーをミックスしたアクションが話題を呼んだ『ジョン・ウィック』の続編。殺し屋稼業から身を引いて静かに生活していた主人公が、再びし烈な戦いに巻き込まれる。メガホンを取るのは、前作に続きチャド・スタエルスキ。イアン・マクシェーン、ジョン・レグイザモら前作キャストに加え、『マトリックス』シリーズでもキアヌと共演したローレンス・フィッシュバーン、ラッパーのコモンらが新たに参加する。

主演は、キアヌ・リーヴス
共演は、コモン、ローレンス・フィッシュバーン、リッカルド・スカマルチョ、ルビー・ローズ、フランコ・ネロ
その他、クラウディオ・ジェリーニ、ブリジット・モイナハン、ランス・レディック、トーノス・サドスキー、ピーター・ストーメア、ジョン・レグイザモ、イアン・マクシェーンなど


<ストーリー>
リベンジから5日後、伝説の殺し屋ジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)はイタリアンマフィアのサンティーノ(リッカルド・スカマルチョ)から新たな殺人を依頼される。殺し屋稼業から足を洗い静かな生活を望むジョンは断るが、サンティーノによって思い出深い家をバズーカ砲で木っ端みじんにされてしまう。さらにサンティーノに7億円の懸賞金をかけられ、世界中の殺し屋のターゲットとなり・・・


これは面白かった。

シリーズ第2弾ということで、前作では、主人公のキャラが今いちよくわからなかったのだけど、今回はR15指定ということもあり、とにかく殺しまくる。

それも、よくある「主人公にはゼッタイ当たらない」という展開ではなく、敵が撃つ弾も主人公には結構当たっている。

しかし、防弾スーツのおかげで、致命傷にはならない。

もちろん、衝撃は大きいので、体中アザだらけだし、満身創痍である。

一方で、主人公ジョン・ウィックの撃つ弾は、正確に相手の急所を撃ち抜いている。

脳天であったり、心臓であったり、もちろんあの急所にもバンバン撃ち込む。

銃だけでなく、そのへんにあるものすべてを使って、相手の急所を一撃する。

これが結構小気味いい。

もちろん、殺し合いだから、血しぶきは飛び散る(というほどではないけど)し、結構エグい。

ストーリーなんかほとんど関係ない、とばかりに、とにかく殺しまくる。

ストーリーは今いちだけど、登場人物は、結構シブいメンバーが揃っている。

イアン・マクシェーンやフランコ・ネロ、ローレンス・フィッシュバーンなどは、それぞれの世界における存在感が十分。

そのせいか、一番の敵であるサンティーノを演じたリッカルド・スカマルチョがちょっと頼りなく見える。

しかし、一番存在感があったのが、サンティーノの姉のボディガードをやっていたカシアンを演じていたコモンだ。

この二人の直接対決は見所があった。

ということで、撃ち合い以外ほとんど見るところのない映画だったけど、これが意外とテンポもよく、面白かったので、評価はちょっと甘いけど「A」にします。

チャプター2なので、当然続編もあると思いますが、あまり期待しないで待つことにします。

キアヌ・リーヴスにとっては、「マトリックス」に続いて、代表作になりそうですね。

映画評831 ~ メアリと魔女の花

今回は「メアリと魔女の花」

映画170708

『借りぐらしのアリエッティ』などの米林宏昌監督がスタジオジブリ退社後、プロデューサーの西村義明が設立したスタジオポノックで制作したアニメ。メアリー・スチュアートの児童文学を基に、魔女の国から盗み出された禁断の花を見つけた少女の冒険を描く。少女メアリの声を務めるのは、『湯を沸かすほどの熱い愛』やNHKの連続テレビ小説「とと姉ちゃん」などの杉咲花。脚本を『かぐや姫の物語』などの坂口理子、音楽を『思い出のマーニー』などの村松崇継が手掛ける。


声優陣は、杉咲花、神木隆之介、天海祐希、小日向文世、満島ひかり、佐藤二朗、遠藤憲一、渡辺えり、大竹しのぶ

<ストーリー>
無邪気で不器用な少女メアリは、森で7年に1度しか咲かない不思議な花“夜間飛行”を見つける。この花は、魔女の国から盗み出された禁断の花だった。一夜限りの不思議な力を得たメアリは、魔法大学“エンドア”への入学を許されるが、あるうそをついたことから大事件に発展してしまい・・・


予告編を見た段階では、あまり期待していなかった。

しかし、それにしても展開には違和感が終始付きまとった。

メアリが、ひょんなことから「魔女の花」を手に入れて、一夜限りの魔女になるというのは、まあいい。

しかし、魔法大学に侵入した時に、「不法侵入」として処罰を受けることもなく、いきなり「あら、新入生ね」と簡単に認められてしまうのが、まず理解できなかった。

あのマダムは、実は魔女であるくせに、そのあたりは何も見通せないわけだ。

当初は、メアリが「魔女の花」を持っているのを知って、それを取り返す(元々は、マダムたちのものなのだから)ために、わざと招き入れたのかと思っていたが、話の流れからしてもそれはなく、途中で気が付くという展開になっている。

それと、一度は魔法学校から逃げたメアリだけど、同じ町に住むピーターが、マダムたちに捕まったことが、これを取り返すために、また魔法学校に残る。

これが、またよくわからない。

そもそも、メアリとピーターの関係が希薄だ。

同じ町で、たまたま出会って、ピーターから赤毛をからかわれるだけで、その後「ピーターを何としても助ける!」というほどの間柄とはとても思えない。

そういう展開にもなっていないのに、いきなりピーターを助けようとするから、二人に対して感情移入ができない。

あと、今回の敵であるマダムとドクターだけど、二人ともに「凶悪」な敵ではない上に、そもそも何がしたいのかさっぱりわからない。

何だよ「変身魔法を完成させるため」って。

それと、「魔女の花さえあれば、それが完成する」みたいなことを言っていたけど、そもそも魔女の花は、アンタたちが持っていたはず。

それにもかかわらず、実験は成功していないのだから、今さら手に入れたところで、すぐに完成するはずがない。

しかも、動物実験は失敗ばかりのくせに、なぜかその結果を本に書き記している。

「これと、これを混ぜ合わせると、こうなってしまう・・・失敗」みたいな感じ。

何のためにそんな意味のないことをするの?

その本には、若い男の子(ピーターのこと?)に対して、魔女の花を使えばこうなる、みたいな描写があったけど、ということは、実験結果をただ記録しているだけなの?

このあたりも、見ていてよくわからない。

そして、メアリが「すべての魔法を解く」という魔法をかけたことで、変身させられていた動物たちが、元の姿に戻るのだけど、その後実に統率の取れた行動を取るのも、見ていて奇妙にしか思えない。

その混乱の中を、メアリピーターは逃げ出すのだけど、追いかけるのは、マダムとドクターしかいない。

あの二人以外にも、魔法使いの卵たちがたくさんいたはずだけど、彼らはいったい何をしていたの?

最初の頃に大勢が出てきたにもかかわらず、その後まったく登場しないのは、違和感バリバリだ。

つまり、登場人物たちが取る行動に説得力がまったくないので、見ていて感情移入できる要素がない。

これでは、ワクワク・ドキドキもなければ、終わった後の感動もない。

と言うか、「えっ?これで終わり?」という感じさえした。


声優陣で言えば・・・

主人公の杉咲花は、可もなく不可もなし。

特にウマいとは思えなかった。

ピーター役の神木隆之介クンも、「君の名は」ほどのインパクトは、さすがになかった。

本来まったく声優向きではないと思っている大竹しのぶも、今回は特に違和感はなかったが、やはり向いているとは思えない。

天海祐希も違和感はなかったし、小日向文世は、最初は「ん?」と思ったけど、その後慣れてきたので、それほど悪くはなかった。

しかし、庭師のおじいさん(ゼベディ)役のエンケンは、まったくのミスキャスト。

キャラにまったく声が合っていなかったし、そもそも聞きづらい。

彼はナレーターには向いているが、声優はあまり向いていないと思う。


ということで、途中に寝てしまいそうになったくらい、平凡な展開と結末だったので、最後まで「普通」に見ていたので、評価は「C」にします。

メアリ自体が、魅力的なキャラではないのが、一番の敗因(?)かな?

映画評830 ~ パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊

今回は「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」

映画170702

ジョニー・デップが孤高の海賊ジャック・スパロウを演じる、大ヒットシリーズ第5弾となるアクションアドベンチャー。ジャック・スパロウが、全ての海賊の滅亡をもくろむ“海の死神”サラザールとの闘いを繰り広げる。過去のシリーズにも出演してきたオーランド・ブルームやジェフリー・ラッシュのほか、悪役に『ノーカントリー』などのハビエル・バルデムがふんし、カヤ・スコデラーリオやブレントン・スウェイツらが共演。監督を、『コン・ティキ』のヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリが務める。壮大なスケールで描かれる冒険とバトルに注目

主演は、ジョニー・デップ
共演は、ハビエル・バルデム、ブレントン・スウェイツ、カヤ・スコデラーリオ、ケヴィン・R・マクナリー、ジェフリー・ラッシュ
その他、ゴルフシテ・ファラハニ、デヴィッド・ウェナム、スティーヴン・グレアム、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ、ポール・マッカートニーなど


<ストーリー>
ヘンリー(ブレントン・スウェイツ)は、過去に伝説の海賊ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)と旅をした父のウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)の呪われた運命を、何とかしたいと考えていた。そこで海にまつわる伝説を調査したところ、呪いを解くには伝説の秘宝“ポセイドンの槍”が必要なことがわかる。その後、英国軍の水兵になったヘンリーが船に乗っていたところ、“海の死神”サラザール(ハビエル・バルデム)の襲撃に遭い・・・


このシリーズも第5作となる。

最初は斬新で面白かったのだけど、途中から何だか展開も映像も似たようなものになってきて、ちょっと中だるみしてきた感じだった。

今回も、予告編を見る限りでは、これまでと大差ない感じだったし、今回の敵役も、ザルボッサとの違いがよくわからない上に、そのバルボッサまで出てくる。

それで、この敵役・サラザールは、ジャック・スパロウに何をされたのかと思いきや、もともと彼は英海軍で、海賊を殲滅しようとしていただけ。

それが、逆にジャックの策略に騙されて死んだわけだ。

つまり、元々悪いのは海賊で、彼は職務に忠実だっただけだから、どっちに感情移入していいかわからない。

と言うか、今回はそんなにジャックに感情移入できない。

たいして活躍もしないし、酒飲んで酔っぱらっているだけで、重要なのは彼が持っているコンパスだから、極端な話が、ジャックがいなくても物語が成り立つ。

あと、バルボッサの娘だの、ウィル・ターナーの息子だの、集まった人間がみんな何らかの関係があるという、ちょっと「出来過ぎ」な感じ。

ついでに言うと、今回はジャックの叔父として、ポール・マッカートニーが出てくる。

いつぞやの回では、キース・リチャーズ(ローリングストーンズ)も出ていたけど、ミュージシャンつながりで出ているだけとしか思えない。

ジョニー・デップが「出てくれ」と言ったのか、彼らが「出してくれ」と言ったのかどうかはわからないけど、別にワクワクするわけでもなく、中途半端な配役でした。

ただ、キースといい、ポールといい、さすがに存在感はありますね。


さて、ここまでどちらかと言うと、貶してきたけど、結論から言うと、結構良かったです。

スケールはデカいし、映像も綺麗で、迫力もそこそこ。

特に、終盤のバルボッサの最期と、ウィル・ターナーとエリザベス・スワンの再会は、なかなかの感動(?)もの。

ちょっとベタすぎる感じはするけど、これによって映画全体が引き締まった感じはする。

ということで、評価は「B」にします。


ただ、あと2作あるのだとか。

ホントは、今回が最後だと思っていたのに・・・

映画評829 ~ パトリオット・デイ

今日は「パトリオット・デイ」を見てきました。

映画170618

2013年に発生した、ボストンマラソンを標的にした爆弾テロを題材にした実録サスペンス。世界を震撼(しんかん)させた同事件の解決に奔走した者たちの姿を追う。監督は、『バーニング・オーシャン』などのピーター・バーグ。『ディパーテッド』などのマーク・ウォールバーグ、『COP CAR/コップ・カー』などのケヴィン・ベーコン、『バートン・フィンク』などのジョン・グッドマンらが出演。事件当時の実際の映像も盛り込み、緊迫感をより際立たせている。

主演は、マーク・ウォールバーグ
共演は、ジョン・グッドマン、ケヴィン・ベーコン、J・K・シモンズ、ミシェル・モナハン
その他、ヴィンセント・カラトーラ、アレックス・ウォルス、テモ・メリキゼ、マイケル・ビーチ、ジェームズ・コルビー、レイチェル・ブロズナハンなど


<ストーリー>
2013年4月15日。アメリカ独立戦争開戦を記念して毎年開催されるボストンマラソンで、ギャラリーの歓声を受けながら多くのランナーが疾走していた。そしてすさまじい爆発音がとどろき、煙が吹き上がる。街がパニックに包まれる中、FBIは爆発をテロと断定。ボストン警察のトミー(マーク・ウォールバーグ)は、捜査の指揮を執る捜査官リック(ケヴィン・ベーコン)らFBIとぶつかり合いながらも共に犯人を追う。やがて、黒い帽子の男と白い帽子の男の存在が捜査線上に浮かび・・・


実際に起こった事件を題材にした映画で、ほぼ事実に基づいて作られているらしい。

街中での銃撃戦とか、ベンツ乗っ取りとかも、ホントにあったそうだけど、犯人については、ちょっと違う描き方をしているようだ。

いずれにしても、2013年の事件だから、そんなに経っていないのにもう映画化されているのには驚く。

何か事件が起こるたびに、映画化プロジェクトみたいなものが動き出しているんだろうか。

映画の最後に、実際に事件に関わった人たちのインタビュー・現況などが紹介されている。

主人公トミーもFBIの捜査官も実在するわけだけど、マーク・ウォールバーグやケヴィン・ベーコンみたいにカッコいいわけではない。

でも、そういう人たちのおかげで、あの悲惨な事故が一気に解決まで行ったのだと思うと感慨深いものがある。

フィクションではないので、地元警察とFBIの変な確執もなければ、バカなことを仕出かす女とかも出てこない。

もちろん、どんでん返しも。

逆に、それが臨場感というか、リアル感を醸し出していて、ハラハラ・ドキドキ感は思った以上にあった。

特に、最後の被害者たちの現在の姿は、ちょっとあざとい感じはするけど、さすがに感動してしまう!?

ただ、やたらと「愛」を強調する場面が多くて、ちょっと興ざめだったかも。

いちいち奥さんや恋人に電話をして「愛してるよ」なんてシーンは、私としてはいらない。

ということで、思ったより良かったので、評価は「B」にします。


余談だけど・・・

この事件では、街中に設置された監視カメラが事件解決に大きな役割を果たしている。

私としては、「何か起こった時に、事実解明に役立っている便利なシステム」と理解しているので、ほとんどの一般人にとっては気にならない存在なんだろうけど、「国民総監視社会だ」とか主張している民進党の連中やマスコミにとっては、厄介な代物なんだろうな、という気がする。

だって、「我々一般人が、実際にテロを計画したらテロ等準備罪が適用されるのはおかしい」とかヌカしているわけだから、普通に考えれば「もしかして、こいつらテロでも計画してるのか」ということになるからだ。

少なくとも、安倍政権打倒のためには、何をやってもいいと考えている連中だからね。

映画評828 ~ キング・アーサー

今回は「キング・アーサー」

映画170617

アーサー王をめぐる伝説をベースにしたアクション。王であった父を殺されてスラム街で生きてきた男が、聖剣エクスカリバーを手に親の敵である暴君に立ち向かう。メガホンを取るのは、『シャーロック・ホームズ』シリーズなどのガイ・リッチー。出演に、テレビシリーズ「サン・オブ・アナーキー」などのチャーリー・ハナム、『コールド マウンテン』などのジュード・ロウ、『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』などのジャイモン・フンスーらが結集。壮絶なソードバトルの数々に圧倒される

主演は、チャーリー・ハナム
共演は、ジュード・ロウ、アストリッド・ベルジュ=フリスペ、ジャイモン・フンスー、エイダン・ギレン、エリック・バナ
その他、キングズリー・ベン=アディル、クレイグ・マクギンリー、トム・ウー、ニール・マスケル、フレディ・フォックス、デヴィッド・ベッカムなど


<ストーリー>
王の息子として生まれ、その跡を継ぐ者とされていたアーサー(チャーリー・ハナム)。だが、暴君ヴォーティガン(ジュード・ロウ)によって父と母を殺され、スラム街へと追いやられてしまう。過酷な環境の中、アーサーは生き抜く知恵を身に付け、肉体を鍛える。やがて、無双の力をもたらすとされる聖剣エクスカリバーを手にする。仲間たちと共に圧政を敷くヴォーティガンを倒し、王座に就こうとするアーサーだったが・・・


有名な伝説を元にしたアクションものだけど、何だかよくわからなかった。

とにかくスローモーションと早回しがあっちこっちに出てくるので、見ていて疲れる。

展開も中途半端で、あのエクスカリバーを抜くシーンは意外と早くに出てくるが、その場面もたいした緊張感もなく、何気なくやってきて、すっと抜いて、そんで気絶して、みたいな感じで、ちょっとがっかり。

実は、この場面にあのベッカムが出ているのだけど、彼はどちらかと言うとアホ顔だし、声も結構アホ声なので、あまり貫録がない。

どうして彼を使おうなどと考えたのだろうか。

役者として失格だと思うぞ。

それで、その後の展開もアーサーが大活躍する、というよりは、魔術師(メイジ)が裏で操っているので、強さを感じることができず、結果的に感情移入できない。

しかも、途中で一度エクスカリバーを捨てようとするのだから、余計に「何だ?この臆病者は」と思ってしまう。

あと、舞台もイングランドなのに、やたらとシナ人や黒人が多く、まるでシナの山奥での出来事みたいな感じだった。

とにかく、主人公が強そうに見えないし、貫録がないし、カッコいいと思えない。

せっかくジュード・ロウが目力を駆使して、存在感のある悪役を演じていたのに、ちょっともったいなかった感じ。

強そうなヴァイキング連中もたいした見せ場はなかったし・・・

ということで、あまり期待はしていなかったとは言え、ちょっとがっかりだったので、評価は「C」にします。

映画評827 ~ ギャラクシー・オブ・ガーディアン:リミックス

今回は「ギャクシー・オブ・ガーディアン:リミックス」

映画170603

1970年代を中心にヒットした数々のナンバーに乗せ、異色ヒーロー集団が大暴れする『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の第2弾となるSFアクション。銀河の平和に尽力する個性派チームの活躍を描き出す。リーダーのトレジャーハンターを、前作同様『マグニフィセント・セブン』などのクリス・プラットが好演。激しいアクション、つぶらな瞳の“ベビー・グルート”の活躍に注目

主演は、クリス・プラット
共演は、ゾーイ・サルダナ、デイヴ・バウティスタ、ヴィン・ディーゼル、ブラッドリー・クーパー、マイケル・ルーカー
その他、カレン・ギラン、ショーン・ガン、シルベスター・スタローン、カート・ラッセル、トミー・フラナガン、ローラ・ハドック、セス・グリーン、ヴィング・レイアム、ジェフ・ゴールドブラム、デヴッィト・ハッセルホフなど


<ストーリー>
ピーター(クリス・プラット)は“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”のまとめ役として、刑務所で出会ったくせ者たちを率いている。宇宙一荒っぽいアライグマのロケットは、ブツブツ文句を言いながらも小さな相棒ベビー・グルートと共に銀河の平和を守るために奮闘。緑色の肌を持つ美しい暗殺者ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)らと共に行動し・・・


前作は見ていない。

何となく面白そうだったけど、「たぶん、ハチャメチャだろうな」という感じが全開だったし、下手すると、「しょうもな!」で終わるかも知れないと思っていたからだ。

しかし、今回は「意外と評価が高い」ということもあるけど、映画館での予告編で流れていたベビー・グルートがメチャクチャかわいかったから。

あの「アイム・グルート」のセリフを聞くだけで、楽しくなりそうだった。

あともう一つ、見ようと思った理由は、70年代に活躍したスイートの「フォックス・オン・ザ・ラン」が流れていたからで、この曲を聞くだけで感動(?)してしまうに違いないと思ったわけだ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%88

しかし、本編では結局最後まで流れることはなく、完全に騙された感じ!

ああいう詐欺はいかんだろう。

そのがっかり感は、ちょっと言葉では表せないくらい。

あの曲が、映画館の中、大音量で流れただけで、大興奮すること間違いなしだったのに・・・


で、内容だけど・・・

思った通りハチャメチャだったけど、結構しっかりと描かれていて、敵だと思われていたヤツが実は味方で、味方だと思っていたヤツが実は敵で、みたいな感じの勧善懲悪ながら、最後はちょっと感動(?)みたいな流れになっていました。

まあ、わけのわからない展開、と言った方がよさそうだけど、所々にギャグも散りばめられていて、結構笑えた。

登場人物で言うと、主人公はともかく、一番カッコよかったのは、ヨンドゥ。

普通なら、「みんな助かってハッピーエンド」となりそうな中で、クライマックスでの彼の最後はなかなか良かったです。

出演者も、カート・ラッセルの他にも、「ナイトライダー」のデヴィット・ハッセルホフやシルベスター・スタローンも出ている。

それ以外にも、知っている顔がちらほら。

とは言え、全体的には「この人たち、いったい何を何のためにやっているの?」という内容なので、今いち感情移入できない。

銀河を守る、と言っている割には、銀河内での小さな出来事みたいな感じだし、カート・ラッセル演じる神様(?)も、宇宙を滅ぼすみたいなことを言っている割には、たいしたことを企んでいるようには見えないし。

宇宙を描いている割には、スケールはちょっと小さいかな?みたいな感じ。

ということで、評価はちょっと迷ったけど、とにかく「フォックス・オン・ザ・ラン」が流れなかったので、「C」にします。

完全に詐欺です!

映画評826 ~ メッセージ

昨日は「メッセージ」を見ました。

映画170520

テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」を基にしたSFドラマ。球体型宇宙船で地球に飛来した知的生命体との対話に挑む、女性言語学者の姿を見つめる。メガホンを取るのは、『ボーダーライン』などのドゥニ・ヴィルヌーヴ。『ザ・マスター』などのエイミー・アダムス、『アベンジャーズ』シリーズなどのジェレミー・レナー、『ラストキング・オブ・スコットランド』などのフォレスト・ウィテカーらが結集する

主演は、エイミー・アダムス
共演は、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカー
その他、マイケル・スタールバーグ、マーク・オブライエン、ツィ・マーなど


<ストーリー>
巨大な球体型宇宙船が、突如地球に降り立つ。世界中が不安と混乱に包まれる中、言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は宇宙船に乗ってきた者たちの言語を解読するよう軍から依頼される。彼らが使う文字を懸命に読み解いていくと、彼女は時間をさかのぼるような不思議な感覚に陥る。やがて言語をめぐるさまざまな謎が解け、彼らが地球を訪れた思いも寄らない理由と、人類に向けられたメッセージが判明し・・・


これは、よくわからなかった。

「難解」というよりは、はっきり言って、全く面白くなかった。

押井守とか何人かの有名人が「絶賛した」らしいけど、いったいどこのどういうところを絶賛したのだろうか。

同様に「面白かった」とか言っている人は、たぶん「見たけど、よくわからなかった」という部分を「難解だ」と称して、「そんな難解な映画を褒めるオレはスゴい!」と言いたいだけなんじゃなかろうか。

そんな気がする。

この映画を作った人たちも「2001年宇宙の旅」とか「コンタクト」みたいなものを作りたかったのかも知れないけど、奇をてらいすぎだと思う。


ということで、ここからは、ネタバレ全開でいきます。

まず、ストーリーだけど、ネット上でまとめてくれている人もいるので、総合すると次のようになる。


『8本足のタコ星人は、3000年後に地球人の助けが必要になるため、それに備えて彼らの言語や彼らの時間に対する考え方を地球人に提供するために地球にやってきた。(これが途中で「武器を提供する」の翻訳に悩んでいた真意)。
彼らの言語を学ぶことによって彼らの思考方法をも理解し、それにより未来を見る能力を会得した言語学者のルイーズは、中国の暴走を止め、世界の連携に成功した。
更に夫となるイアンと娘のハンナをいずれ失うことを先見した上で、その運命を受け入れるのだった』

さて、これを読んだだけで、どんな内容なのか理解できただろうか。

むしろ「は?どういうこと?」という疑問の方が大きいと思う。

でも、実際この通りなんである。

「3000年後って、そんなの直前の100年くらい前でええやん」とかいうこともあるけど、タコ足星人は、「地球人に言語を学ばせにきた」ということになっている。

ところが、彼らが地球に来てから、特に自分たちからは何もしない。

地球人の方が、彼らと会話をしようと必死になっているだけで、彼らはただそれに呼応しているだけ。

というか、地球にやってきて、しかも重力に関係なく空中停止できる宇宙船を作ることができるほどの技術力を持った連中なんだし、相当高い文明を持っているはずだろうし、だったら地球人の言語くらい理解してから来いよ、という感じだ。

だから「言語」を「武器」と誤解されるようなやり取りしかできないわけで、ただの「アホ」としか思えない。

それと、そんな無責任な宇宙人の言語をたった20日程度で理解した主人公(だけじゃないとは思うけど)は、相当頭がいい。

その上で、さらに「未来を予見する能力」を得た、ということだけど、これは物語の根幹をなすものだから文句をつけるつもりはない。

でも、その結果「シナの暴走を止めて、世界の連携に成功した」って、まったく意味がわからん。

シナが暴走しようとしたのは、アンタらが来たからでしょ。

それとも何か?

シナって、もともと暴走する民族だから、ここで一旦本性を出させておいて、それを改めさせた、ということなのか?

それも、たった1本の携帯電話で。

シナの暴走将軍は、主人公ルイーズからの電話によって、宇宙船への攻撃を中止した、ということだけど、だいたい見ず知らずの女からの電話で、考えを改めるって、いったいどんだけ単細胞なんだろう。

それほどの重要な決定をさせた「亡くなった妻のセリフ」って、いったい何なの?

この説明がまったくないから、暴走将軍が改心した理由が理解できないし、この経緯に納得ができない。

だいたい、どうやって暴走将軍の携帯番号を知ったのかと言うと、この出来事(シナの暴走を止めたこと)の後、各国のエラい人たちが集まって開催されたパーティーの席で、その暴走将軍から「ほら、こうして今教えたんですよ」と言って、ルイーズに携帯番号を教えるシーンがある。

つまり、未来を予見することによって、そこで知った携帯番号を過去である現在で思い出して使った、ということらしい。

???

これって、時系列で考えたら矛盾が発生するでしょ?

実際にそのシーンを見ても、何を言っているのかさっぱりわからない。

よく、こんな屁理屈を考え出したな、としか思えなかった。

そんな意味不明のやり取りがあって、そして最後。

これまでの宇宙人のくだりがまったく関係なくなって、「夫となるイアンと娘のハンナをいずれ失うことを先見した上で、その運命を受け入れるのだった」という形で映画は終わる。

これまた、まったく意味不明だと思うけど、実際映画ではそういう展開になっている。

宇宙人たちは?というと、「攻撃を受けない」という事態に戻った(というのは、ずっとこの状態だったから)ら、急に帰っていく。

意味がわからないでしょ?

「えっ?もしかして、未来を予見する能力をルイーズに与えるという使命が終わったから帰るということなの?」と思ってしまうので唖然とする。

なぜなら、宇宙船は全世界に12基やってくるからだ。

他の11基は、いったいどうなったの?

いったい何をしてたの?

ただ、そこにいただけ?

それとも、ルイーズみたいな人間を探し出して、彼(彼女)たちに同じような能力を与えたのか?

日本の北海道にもやってきているのだから、日本人の誰かにそのような能力が与えられたのだろうか。

でも、そんな描写は一切ない。

ただ、ルイーズだけがそのような能力を与えられただけ。

しかも、それによって彼女が何をするのかと思いきや、「いずれ結婚して子供を産むけど、その子(娘)は病気によって亡くなってしまう」という運命を受け入れるだけ。

世界平和に貢献するどころか、自分の運命を受け入れただけだ。

その相方というか、夫になる男というのが、今回宇宙人の言語取得のためにチームを組むことになったジェレミー・レナー演じるイアンだけど、いずれ彼とも離婚してしまう。

彼女自身の心無い一言によって、ということだけど、そんな個人的な事情なんて、どうでもいい。

地球の運命はどうなったのか、さっぱりわからない。

というか、根本的な問題として、いったい宇宙人は何をしに地球に来たの?

「ユーは何しに地球へ?」って、100万回問い詰めたいくらいだ。


この「自分の運命を受け入れる」という場面で、ネットでは「感動した」とか「ウルウルした」とか言っている人がいるけど、この人たちは、それ以前の宇宙船とのやり取りについては、いったいどう思ってるわけ?

「いや、そんなのどうでもいいじゃん」って言うのなら、まだその方がいい。

鳩山由紀夫みたいに、最後に聞いた人の言葉を信じてしまい、それまでの言葉はすべて忘れてしまう、という感じで見ていたのなら、こっちとしても、そんな人を相手にどうこう言ってもしょうがないからだ。

別に「バトルがまったくなかった」とか「宇宙人が何だかダサい」とかいう理由で面白くなかったのではなく、前後の辻褄合わせも含めて、この映画が何を描きたかったのか、まったくわからなかったから「面白くなかった」と言っているわけですよ。

終わった後で、これほど唖然とする映画も久しぶりでした。

ということで、評価は今年初めてですが「D」にします。


登場人物で言うと・・・

主演のエイミー・アダムスは、ちょっと年を取った感じだけど、そんなことより、「言語学の第一人者」というイメージがまったくなかった。

「アルマゲドン」で、ブルース・ウィリスが「あんたが世界一の石油採掘のスペシャリストだ」と言われて、いきなり地球の運命を託されるのと同じくらいの「えい、やあ」感がハンパない。

共演のジェレミー・レナーも、科学者というよりは筋肉野郎のイメージがあるので、むしろCIAのエージェントの方が似合っていたと思う。

フォレスト・ウィテカーは貫録十分でした。

あと、宇宙人たちは、地球人から勝手に「アボット」とか適当に名前をつけられて、しかもそれをいつの間にか受け入れていたけど・・・

お前ら、アホなの?

映画評825 ~ 無限の住人

今日は「無限の住人」を見ました。

映画170502-2

監督・三池崇史、主演・木村拓哉で、国内外で高い評価を受ける沙村広明の人気コミックを実写映画化したアクション。無為に生きる不死身の剣士・万次と、復讐のために彼を用心棒として雇った少女・凜が、壮絶な戦いに身を投じる姿が描かれる。オール京都ロケで撮影された、残酷かつ躍動感あふれる世界観の映像、三池監督の演出と木村による殺陣にも注目

主演は、木村拓哉
共演は、杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、北村一輝、栗山千明
その他、満島真之介、金子賢、山本陽子、市川海老蔵、田中泯、山崎努など


<ストーリー>
100人斬りの異名を持つ万次(木村拓哉)は、わなによって妹を失い、謎の老人に永遠の命を与えられる。死ぬことのできない無限の体となった今、斬られた傷は自然に治るが、剣術の腕は落ちていた。ある日、孤独な万次の前にあだ討ちを頼みたいという少女・浅野凛(杉咲花)が現れる。彼女の願いを聞き入れた万次は、凛と共に剣客集団・逸刀流の首領である天津影久(福士蒼汰)の命を狙う。


キムタク主演の時代劇、ということで、あまり期待はしていなかったけど、割とアクションもしっかりしていて、まずまず面白かったです。

敵対する逸刀流というのが、首領を筆頭に何人かの手練れの部下がいる、という構図になっていて、まるで「るろうに剣心」みたいだけど、首領の存在感で言えば、志々雄真実を演じた藤原竜也の方が圧倒的に上で、今回の福士蒼汰では、さすがに荷が重すぎたか。

確かに殺陣などはかなりサマにはなっていたけど、如何せんセリフ回しが下手くそなので、貫録がまるでない。

これだったら、むしろ市原隼人が天津影久を演じた方が、まだ良かったような気がする。

しかも、どう見たってゴロツキ集団である逸刀流は、とてもじゃないけど、幕府の剣術指南役になれるとは思えない。

にもかかわらず、「剣術指南役にしてやる」と言われてホイホイと幕府のわなに乗ってしまう面々は、首領を始めとしてバカばかりとしか言いようがない。

これでは、せっかくの北村一輝や市川海老蔵も役者の持ち腐れでしかない。

死ぬことのできない体、という設定なので、ストーリーにいちいちケチをつけてもしょうがないが、特に市川海老蔵とのバトルは、二人とも同じ体なので、単なるノーガードの打ち合いのようにしか見えない。

ちょっともったいない感じ。

全部で140分あまりという、結構長い時間の映画で、途中で残念ながら眠たくなる時期がある。

最後はいったいどうなるんだろう、という期待感というよりは、「どうやって落とすんだろう」という気持ちの方が大きい。

復讐を果たしたとは言え、その先に何があるのかわからないだけに、ちょっと不安があったけど、最後に凜が「ゴメンね、お兄ちゃん」と言った時点で、ニブい私にも読めた。

これは、天津影久を倒した直後に、万次も力尽きて倒れてしまう。

死なないはずの万次が、なかなか起き上がらないので、不思議に思っていた。

「まさか、ホントに死んじゃった?」という気持ちが起こらない展開だけに、これは何かあるな、という構えの姿勢だった。

これは、途中の二人での会話に「お兄ちゃん」「お兄ちゃんじゃねえよ。お兄様と言え」というやり取りがあるので、わかりやすい。

そして、予想通り(?)万次が「お兄様だろ」と目を開けるところでお話は終わり。

明らかに中途半端だ。

この後も続編を作るつもりなんだろうけど、ちょっとあざとすぎた。

厳しい言い方をすれば、「あ~あ」という感じだった。

それまでは、何とか我慢していたのに、最後に「やっちまったな」という気持ちになったわけだ。

ということで、特に違和感はなかったですが、評価としては「C」にします。


キムタクですが、はっきり言うと下手ではないと思います。

ただ、所々で見せるわざらしい表情はちょっと気になりました。

あと・・・

主題歌が良かったです。

MIYAVIというアーチストですが、「キングコング」で冒頭のチョイ役で出ていた人ですね。

それと・・・

いちおうPG12になっているので、何事かと思っていたけど、やたらと手首が切り落とされる。

血しぶきがドバ~っならわかるけど、ちょっと切り落としすぎ!?

映画評824 ~ ワイルド・スピード EURO MISSION

今回はBSで「ワイルド・スピード EURO MISSION」を見ました。

映画170503

ヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーが演じるすご腕ドライバーがカスタムカーを操り、派手で斬新なカー・アクションを繰り広げる人気シリーズの第6弾。宿敵であるFBI捜査官から仕事を依頼された逃亡中の主人公が、再びチームを結成し、ヨーロッパを舞台に巨大犯罪組織の壊滅に乗り出す。監督は前々作と前作のメガホンを取り、好評だったジャスティン・リン。アイデア満載のカー・アクションと共に、ミシェル・ロドリゲス演じる4作目で死んだはずの主人公の恋人が再登場するなど物語の展開にも目が離せない。

主演は、ヴィン・ディーゼル
共演は、ポール・ウォーカー、ドウェイン・ジョンソン、ミシェル・ロドリゲス、ジョーダナ・ブリュースター、タイリース・ギブソン、クリス・リュダクリス・ブリッジス
その他、サン・カン、ガル・ガドット、ルーク・エヴァンス、ジョン・オーティス、エルサ・パタキ、ジーラ・カナーノ、ジェイソン・ステイサムなど


<ストーリー>
リオデジャネイロの犯罪王から100億円を、まんまと奪い取ったドミニク(ヴィン・ディーゼル)。その後、逃亡し続けていたドミニクだったが、世界中で犯罪行為に手を染める巨大犯罪組織を追うFBI特別捜査官ホブス(ドウェイン・ジョンソン)に協力を依頼される。ホブスの話によると、その犯罪組織に関わっているのは、ドミニクの死んだはずの元恋人レティ(ミシェル・ロドリゲス)だった。



一昨日見た「ワイルド・スピード」シリーズの第6弾である。

たまたまBSでやっていたのだけど、今作(第8弾)の前は、第4弾、第5弾、第7弾を見ていたのだけど、途中のこの第6弾を見ていなかった・・・

というのは、見ている途中で「あれ、これ見たことがない」ということで気が付いたわけだけど、道理で一部わからない部分があったのは、このせいでした!?

ジェイソン・ステイサムは、前作では準主役(の悪役)だけど、この作品では最後の最後に顔を出すだけ。

この作品での準主役(の悪役)であるオーウェン・ション役のクリス・エヴァンスの兄イアン・ショウ、という設定である。

今作(第8弾)で、主人公のファミリーであったハンと、その恋人であるジゼルが出てこないのはなぜだろう、と思っていたが、二人ともこの作品で死んでいるのだから、まあ当たり前だ。

ジゼルは、恋人であるハンを助けるために犠牲になるし、そのハンも、弟の仇を打つために復讐の鬼となったジェイソン・ステイサムに殺される。

兄弟で悪の道に入り、片方がもう片方の仇を打とうとするのは、「ダイ・ハード」と同じだ。

ちなみに、ジゼル役のガル・ガドットは、その後「ワンダーウーマン」の主役に抜擢されている。

さて、主人公のファミリーを殺したショウ兄弟に対して、今作ではその主人公が自分の子供を救うために協力を依頼するのだけど、初めて今作を見た人にはそれほど違和感はないかも知れないけど、これまでの流れを知っている人には、ちょっと違和感がありすぎるかも?

だって、根っからの悪人だし。

ただ、そういう人たちが今作では勢揃いするのだから、キャストとしてはこれ以上のものはないと言える。


さて、この第6弾だけど、内容は他の作品と同じ。

つまり、かなりハチャメチャである。

最後の飛行機をめぐるバトルは、ムチャクチャ以外の何ものでもないが、とにかくド派手で、とにかく手当たり次第にぶっ壊す。

あれで、死んだのはジゼルだけ、というのは、ある意味奇跡だ。

あと、カー・アクションが派手すぎて、何が何だかよくわからない面もある。

でも、このシリーズでは意外とファミリーの面々が死んでいく。

ポール・ウォーカーだけは、私生活での事故死だけど、今作(第8弾)では、主人公の元妻も殺される。

結構容赦ない。

ストーリーはともかく、見ていて飽きないのは確かである。

ただ、吹き替えだと、明らかに俳優さんと声が違うので、その点は違和感があった。

特に、いつもモゴモゴしゃべっているヴィン・ディーゼルの吹き替えは、結構いい声の人がやっていたので、何か変だった!?


ということで、そこそこ楽しめたし、これまでの流れもつながったのだけど、内容的には今少しなので、評価は「C」にしておきます。

やはり、こちらを先に見ておくべきでしたね。

映画評823 ~ ワイルド・スピード ICE BREAK

今日は「ワイルド・スピード ICE BREAK」

映画170502

世界的なヒットを記録したカーアクション『ワイルド・スピード』シリーズの第8弾。ヴィン・ディーゼルふんする主人公ドミニクの裏切りによって、強固な絆で結ばれていたファミリーが崩壊の危機にひんするさまを描く。ドウェイン・ジョンソン、ミシェル・ロドリゲスといった続投組のほか、オスカー女優のシャーリーズ・セロンとヘレン・ミレン、クリント・イーストウッドの息子スコット・イーストウッドら豪華キャストが新たに参戦。意表を突く波乱の展開に加え、巨大潜水艦まで登場する氷上カーチェイスにも注目。

主演は、ヴィン・ディーゼル
共演は、ドウェイン・ジョンソン、ミシェル・ロドリゲス、ジェイソン・ステイサム、タイリース・ギブソン、クリス・リュダクリス・ブリッジス
その他、ナタリー・エマニュエル、エルサ・パタキ、カート・ラッセル、シャーリーズ・セロン、スコット・イーストウッド、ヘレン・ミレンなど


<ストーリー>
誰よりも仲間を愛し大切にしてきたドミニク(ヴィン・ディーゼル)の裏切りにより、彼らの結束は崩れようとしていた。だが、彼の行動には謎のサイバーテロリスト(シャーリーズ・セロン)が関与していることがわかる。レティ(ミシェル・ロドリゲス)やローマン(タイリース・ギブソン)らはドミニクを取り戻すため、最大の敵デッカート・ショウ(ジェイソン・ステイサム)と手を組むが・・・


これは、なかなか面白かった。

ストーリー云々ではなくて、とにかくド派手。

車を何台ぶっ壊したのか、というほど派手に壊しまくる。

これも、人が運転しているのではなく、すべてサイバーテロによる遠隔操作。

ホントにそんなことできるんかいな、という気がしないでもないけど、とにかくハチャメチャに走り回る。

街中だけではなく、氷の上も走りまくる。

そして、それを潜水艦が襲う、というわけのわからない展開。

しかも、潜水艦から発射された魚雷の向きまで変えちゃうし。

何でもかんでもコンピューターでできてしまう、というのは余りにも安易な気はする。

何せ、敵の居所もパソコンをちょちょっといじるだけでわかってしまうのだから。

だけど、とにかく派手なので、見ていて飽きない。

あと、今回は脇を固める俳優陣がスゴい。

一人でも主役を張れるジェイソン・ステイサムにシャーリーズ・セロン。

それに、カート・ラッセルにヘレン・ミレンなども貫録十分である。

本作で一番カッコよかったのが、ジェイソン・ステイサムだ。

アクションの見せ場も十分だったし、ヴィン・ディーゼルよりも目立っていた。

そして、一番貫録があったのがチョイ役ながらヘレン・ミレンだった。

シャーリーズ・セロンも、かなり痩せたイメージだったけど、これも役作りだろうか。

すっかり悪役にハマっている感じだった。


ということで、ストーリーや展開はともかく、とにかくどド派手なアクションと、豪華な顔ぶれに敬意を評して、評価は「B」にしておきます。
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